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設計事務所アトリエシゲが教える住まいに関する情報や裏技

「家は叶う 建つべし! 建つべし!」個性派住宅を数多く手がけた建築家が楽しいすまい奪取への情報や裏技をわかりやすくときにはおもしろおかしく提供いたします。

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No.125建築基準法28条の2 「シックハウス対策」

7月1日から施工される建築基準法28条の2 「シックハウス対策」について

建築基準法
(居室内における化学物質の発散に対する衛生上の措置)
第28条の2
居室を有する建築物は、その居室内において政令「建築基準法施工令20条の4」
で定める化学物質の発散による衛生上の支障が無い様、建築材料及び換気設備に
ついて政令「建築基準法施工令20条の5~20条の7まで」で定める技術的基準に
適合しなければならない。

となりました。
シックハウスを根絶するように法的に整理して規制したものです。
簡単に言えば居室(寝室、居間、書斎など継続的にいるところ)の内装を
明らかに有害である化学物質に限って規制したり、尚且つ、家の中の換気が強制
的に出来るように機械換気設備などを設けることとしました。

有害な化学物質とは「クロルピリホス」と「ホルムアルデヒド」です。
クロルピリホスは、有機リン系の防蟻剤(シロアリ駆除剤)で毒性の強いものです。
これらの添加物の使用を禁止しました。現状は業界団体が既に自主規制をしているそ
うです。
ホルムアルデヒドは古くはホルマリンと呼ばれ気温が高くなるにつれて放散量が多くなり
害を与えるものです。

このホルムアルデヒドの含まれる建築材料を発散速度別に区分し直しました。
よくFc0とかFc1とか呼ばれていたものです。
今度はF☆、F☆☆、F☆☆☆、F☆☆☆☆の4ランクになりました。
発散速度の一番少ないのはF☆☆☆☆です。
これ以外のものを含んだ建材は内装の部位ごとに細かく計算をして取り扱う必要があり
ます。
部位とは洋室であればキッチン、ドアパネル、床材、壁材、天井材、作りつけ家具などの
扉の面材です。
建材メーカーではすでにF☆☆☆、F☆☆☆☆級の認定をうけており、全てが
F☆☆☆☆のものになるのもそう遠くはなさそうです。

もうひとつの規制である機械換気設備の強制設置ですが
従来は窓を大きくとることでよしとしていたものがもはや強制的に換気が出来るようにと
一歩踏み込んだ形になりました。

細かい計算は複雑なのでこの場では述べませんが
各部屋に新鮮空気をとりこんで有効な場所よりその空気を吐き出すように家を設計する
ことになります。
方法は大きく2つあります。
各部屋に給気口を設け、部屋のドア下をカットして空気が流れるようにして廊下など
に逃がし、強化されたトイレの換気扇などから廊下に流れた空気を吸出す方法。
(吸い込みは自然ではき出しは機械の第3種換気設備)
従来の便所や浴室やキッチンの換気扇を機械換気対応のものに変更して
そこまで空気が流れるようにドアの下をカットしたり、ドア上に通気口を設けたり
各部屋には給気口を設けたイメージです。

給気と排気のいずれも送風機を使用して
強制的に空気と取り入れて強制的に吐き出す方法。(第1種換気設備)
この方法は天井裏などにユニットを入れ、ダクトなどで各部屋に給排気を行うものです。
従来の高気密、高断熱24時間換気システムがこの方法になります。

どちらにせよ、これらの設備が新たに増えるのでコストアップは免れないようです。
建築基準法では「24時間中換気扇を回しなさいよ」ということなので
電気代が増えたり、夏、エアコンで冷やした冷気があっという間に外に出たり、
(冬はその逆)と課題はまだありそうです。

設計者側としてはメーカーや役所の指導の状態を鑑みながらこれらの計画を
進めるようになりそうなのでまだ決定打はなさそうです。

とりあえずは知識を増やして対応してゆこうとおもいます。
もよりの専門家やHPなどでご覧下さい。

No.056「発がん性物質」

お客様からも教わることが多々あります。
今回は自然派志向の「Nさん」に教えていただきました。
ありがとうございます。

人によってこだわりは随分と違うものです。
100年持たせたい、メンテナンスフリーにしたい、南欧風住宅にしたい、ソーラーハウスにしたい、など。
最近は天然素材住宅に人気があります。
建物本体は自然の木で柱、梁、床、にしたり
壁は土壁、木製のサッシュ、などなど
突き詰めて行くと「体に良い」になるので
そうなると水も結構重要になります。
実は水道管に使われる塩化ビニール管や鉛管には発がん性物質が
含まれているのです。

公共の水道管は銅管が使われているとのことですが
宅地内のメーターから先は塩化ビニール管が一般的になります。
これが問題になります。
対策としては宅内配管も銅管を使い、建物内部は
塩化ビニール管の変わりにポリエチレン管を使います。
メーカーによってはジョイント部に銅管が使われています。
「Nさん」が調べたところこの銅管は銅合金で微量の鉛が入っているので
鉛の入っていない銅管を使っているメーカーがお奨めとのことでした。

ご参考までに。。

No.019「木とは」

「人間が人間になってからの500万年の間に人間が生活してきたのは
自然環境でした。人間の歴史の中で都市が出現したのはごく最近のことです。
太古の野生の森や草原に生きた脳をもって私たちは今日都市生活を
営んでいるのです。(日本生理人類学会佐藤氏)」
本当にそう思います。
たった2500年前までは高床式住居だったし
あんなに「日本人はやっぱり畳だよ」とかいっても
1100年前にやっと皇族などが使い出した程度なのです。
今、われわれが大事にしている和風建築はやはり木の文化
だとおもいます。
ですから、現代風にこの木の文化、木の良さを生かせれば住みよい
建物が出来てくるのではないでしょうか。

ある先生が木が生理的に人間にどういう変化をもたらすかを
科学的に検証しました。
台湾ひのきという木の油を抽出しそのにおいを嗅いてもらいました。
その結果、怒り、緊張、疲労、抑鬱に20~50%減少したそうです。
血圧や作業能率も下がったデータも出ています。

ヒノキチオールのにおいは嗅いだときは強いと感じますが
10分~15分も経てば好きなにおいに変化をします。

興味深いデータとしては目の瞳孔実験です。

その昔、ヒスイ商人が良いヒスイが見つかったときに
態度は隠せても瞳孔が開いてしまうのでサングラスをかけて
いると言われています。
同様に男性が女性の裸を見せると大きく開くそうです。
逆はダメみたいです。(笑)
と言うことで人間は刺激があると瞳孔が開くのでそれを利用して
においを嗅いでもらいました。
結果はヒノキの好きな人には安らぐので瞳孔が変化しませんが
嫌いな人は開いてしまうそうです。

合コンでは相手の瞳孔を見ながら接することがお勧めです。

「瞳孔は口ほどにものを言う」

No018「調湿にもすぐれている木」

人間の体温は食物と酸素の摂取によって産出された熱が絶えず放熱
することによって一定に保たれています。
70~75%が輻射、伝導、対流
のこりが発汗などの水分蒸発です。
この比率は健康を維持する上で重要であり高温高湿や低温低湿
では障害をきたす場合があります。
湿気は物の寿命にも影響します。
湿度の変動幅が大きいと損傷が激しく、博物館、美術館では
そうした対策上湿度を一定にたもっているのです。
ところで住環境においてはどうでしょう。

炊事による湿気、石油、ガスなどの直接暖房による湿気
体から出る湿気、洗顔、入浴などの湿気などがあります。
今の様に寒い時など
石油ストーブを使用しながら夕食の炊事をすると約1500gの
水蒸気が発生します。
室温20度の8帖程度の相対湿度を10%上昇させる水蒸気量は
約150gですから1500gというのはきわめて多いのです。
ですから1500gの水蒸気君達はその逃げ場をさがし
壁内や床下、小屋裏に移動するのです。
その結果、結露が発生してしまいます。
もちろん先に説明したように多湿の環境では人体にも
あまり芳しくありません。
木は調湿する性質があります。
壁や天井に張ることにより
適度に調節してくれるのです。
例え薄くても木材で3ミリあれば1日の湿度周期に対応でき
9.5ミリもあれば10日間も対応できるそうです。
調湿作用があっても薄すぎると通過して壁内に侵入して結露を
招きます。
この場合、
合板なら10ミリ板なら20ミリ以上は必要とのことです。

No.017「樹木は住む人にやさしい」

最近、健康住宅が流行ごとのようにもてはやされています。
なんで健康なのか、なにが健康なのかを何回かに分けて
検証していきたいと思います。

多くの日本人が集合住宅より一戸建てを好みます。
空間が小さいとか近所が煩いとか理由は様々だとおもいますが
一戸建てを好む要素のひとつには庭付という
緑への憧れもあるのではないでしょうか。
ここに緑の環境が良いと思われるデータがあります。
脳波の中にはα、β、θ、δ波の4つがあります。
この中でもα波というものは目を閉じて精神的にも
肉体的にも安静な状態の時に出現するものです。
もちろん精神的なストレスがあっては現れません。

ここで不特定多数の人間に健康運動をさせた後に脳波の測定を
何度かこころみました。
色々な環境でこの運動をしながら測定を続けていたところ
目を開けていたにもかかわらず
緑地内での運動時にこのα波が出現したとのことです。
心拍の回復も緑の多い環境は少ない環境より1.5倍から2倍近く
も速かったそうです。
あるかたの調査では都市の人工的な環境は安らぎを減らす作用があり
自然が失われた地域の人ほど自然を求める傾向にあるとのことです。
このところのアウトドアブームが物語っているのではないでしょうか。

実は娘の名前はみどりです。

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