設計事務所アトリエシゲが教える住まいに関する情報や裏技 No.095「ゾーニング」について
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設計事務所アトリエシゲが教える住まいに関する情報や裏技

「家は叶う 建つべし! 建つべし!」個性派住宅を数多く手がけた建築家が楽しいすまい奪取への情報や裏技をわかりやすくときにはおもしろおかしく提供いたします。

No.095「ゾーニング」について

家を建てるのに間取りをあれこれ考えるのは本当に楽しいものです。
「まずは自分で考えてみたい」と思われるかたに
簡単なアドバイスをさせていただきます。

最初にするべきことは、家族で意見をまとめることです。
これを機会に生活スタイルや習慣など暮らしを見つめ直し、毎日の行動を
考えると同時に、ライフサイクルに合わせて将来どのような変化が見込まれる
かも一緒に考えましょう。
このほか家具や衣類など所有しているものの量を把握して、きちんと納まるように計画
することも大切です。

ゾーニングはステップを踏んで
家族の意見がまとまったら、住まい全体を用途によっていくつかのゾーンに分け、
それを廊下や階段などによってうまくつなげたり分けていきます。
この動線計画も大きなポイントです。
大きくはパブリックゾーンとプライベートゾーン、プライベートゾーンと水周りを行き来しや
すいように考えてください。
基本的には、玄関ホールから廊下や階段によってすべての部屋につなげる形と、
いったんリビングに入り、そこから各個室などへ枝分かれする形に大別され、この2
つをミックスした形もあります。
前者は各室の独立性を高めることが出来るのが利点ですが、階段がリビングの中に
くることになり、個室の独立性は低くなります。
このほか、立体的なつながりも大切ですが、これについては次回でふれることにして、
次に、建物のタイプ別に計画のポイントをご紹介しておきましょう。

平面計画の立てかた

平屋の場合
パブリックゾーンとプライベートゾーンを廊下や中庭などではっきり分けて配置すると
それぞれに落ち着きがでます。
機能が平面的につながるのでのびのびとしますが、効率のよい動線計画が望まれ
ます。

2階建ての場合
1階にパブリックスペース、2階にプライベートスペースというゾーニングが一般的
な形です。L,D、Kゾーンは、ぐるりとまわれるように2箇所に出入り口があると
便利で、プライベートゾーンは階段から各室へのスムーズな動線がポイントに
なります。狭小敷地や密集地などで1階の日照条件が悪い場合は、主に就寝
の場になるプライベートスペースを1階にして、2階をパブリックな空間にする
上下逆転のプランが良いでしょう。
この場合、玄関も2階に設けるといったアプローチの工夫が暮らしやすさを高めます。

地下室付き2階建ての場合
地下室は、ドライエリアと呼ばれる採光と換気防湿等のための外部空間をつくれば
居室として使うこともできますから、寝室やセカンドリビングにしてもよいでしょう。
構造上、遮音効果の高い空間となりますから、オーディオルームなどの騒音の心配
がある部屋にも向きます。
ゾーニングの考え方は、通常の2階建てを基本に、地下はプラスアルファのフロアとして
活用することを考えればよいとおもいます。
(次回につづきます。)

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