設計事務所アトリエシゲが教える住まいに関する情報や裏技 No.006「増築って意外とムズカシイ2?」 
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設計事務所アトリエシゲが教える住まいに関する情報や裏技

「家は叶う 建つべし! 建つべし!」個性派住宅を数多く手がけた建築家が楽しいすまい奪取への情報や裏技をわかりやすくときにはおもしろおかしく提供いたします。

No.006「増築って意外とムズカシイ2?」 

建築基準法という法律が以外と増築費がかさむ要素になることを
前回、書かせていただきました。
しかし、皆さんの身の安全のために強化されているので
良しと思うようにしましょう。ね

今度は老朽化していることによって増築費がかさみ
小さな増築なのに思わぬ出費になるパターンを書いてみます。

建物も築30年も経ってしまうと
現在とは工法が違っています。
昔の木造は柱が細く土台も細く、梁も細いです。
基礎も低いので北側は湿気を吸い上げて
土台がほとんどやられています。
床下も直に地面が見えてシロアリも容易に上がってきます。
浴室もモルタルコンクリートで現場で作ったものなのでどうしても
地震などでヒビが入り周りの木を腐らせています。

と、いうわけで建物が弱くなってしまっていることが予想されます。
壁は薄く、断熱材も入ってませんし窓も隙間風だらけ
屋根も安価に仕上げるために屋根勾配も緩く天井との間も
狭いと思います。
(すべて私の実家の現況にもとずいて書いてます。父親は
「この家の大工さんの腕はよかったんだぞ~ いまだに隙間はないし
柱は狂わない。」っと酔っては話しています。)

例えば既存建物の居間を広くするといったときの注意点は
平屋ですと屋根が低いので部屋を前に伸ばすと
その上の屋根が屋根勾配なりに下りてきて天井が低くなり
しまいにはリンボーダンスのようになってしまいます。
「リンボーハウス」と名づけましょう?か。

接合部分の壁や床に注意しましょう。
床下は土台が回ってます。腐っていると土台回りも交換です。
既存の床が低いとせっかく増築した部分も腐りやすくなります。
増築部分は床を上げるとかべた基礎にする必要があるでしょう。
増築するとその部分だけ目に見えて新しくなります。
既存部分も新しくしないとバランスが悪い場合もあるので
接合部分を上手に取りまとめましょう。

例えば2階を増やしたい場合の注意点は
家はサイコロのような形が一番安定していて壊れにくいのです。
2階がでこぼこするのはあまり好ましくありません。
ですから2階の増築はなるべく1階の外壁ラインとあわせて
計画するのが良いでしょう。
2階が重くなるので1階も地震対策として壁を補強する必要があります。
変なところに新たに壁をつくることもありますので
よく注意が必要です。

増築の時のお金のかからないコツは
既存部分になるべく接する部分を減らすことです。
減らせば既存部分を改修する必要も減るのでよいと思います。
庭に余裕があるのなら
「既存部分に少なく接する総2階建てが一番経済的かも・・」

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