設計事務所アトリエシゲが教える住まいに関する情報や裏技 No.084「ホビールーム(隠れ家)」について
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設計事務所アトリエシゲが教える住まいに関する情報や裏技

「家は叶う 建つべし! 建つべし!」個性派住宅を数多く手がけた建築家が楽しいすまい奪取への情報や裏技をわかりやすくときにはおもしろおかしく提供いたします。

No.084「ホビールーム(隠れ家)」について

家庭生活にゆとりと潤いをもたらすのはホビールームです。
余暇の時間が増えてくるこれからはますますその存在が重要になってくると
思われます。しかし、住まいの中で行われる趣味は多彩で、1つのパターンで
とらえることは出来ません。ここでは、代表的なものをいくつか取り上げて
それぞれの計画のポイントをご紹介します。

比較的長い時間を過ごすところですから、居室として居心地の良い空間に
することが前提となります。
また、間取りの計画のうえで面積に余裕があるような場合に、プラスワンのスペース
として活用しようという程度の考えかたもありますが、これでは中途半端な空間に
なって、結局使われないこともあります。有効に使う為には最初から計画に取り組んでおいたほうかよいでしょう。

音楽を楽しむ為の空間は自分たちで歌ったり演奏するにしても、音楽を聴いたり
DVDで映画を鑑賞するにしても音に対する対策が必要です。
遮音性を高めるには隙間を無くすことです。
防音ドアを使い、開口部には2重サッシュを使うと良いでしょう。
最近では既製品でも簡易防音仕様のドアがあるので比較的リーズナブルに出来る
ことも出来そうです。
開口部の2重サッシュとは1枚の建具に2枚のガラスを入れるペアガラスではなく
アルミサッシュ本体を前後に2セットはめ込むことをいいます。
サッシュ間に空気層を設けることによって格段に防音性能がでます。
ペアガラスではガラスの厚みによっては共振したりして期待したほど防音効果が少ない
ようです。
因みに米軍基地周辺の防音工事はアルミサッシュのガラスの厚みを厚くして外部に
防音シートを貼るだけの簡素な方法とのことです。
これだけでも外部の音は少なくなるそうです。

壁や天井には重く厚い材料が向きます。
一方、反響を防ぐ為には吸音性能をもつ材料が必要でそれには比較的軽いものが
向きます。床はカーペット敷きにして、
窓辺に厚手のカーテンを使うのが一般的です。
鉛をコーティングした遮音カーテンも市販されていますから、これをレースと普通のカー
テンの間に使えば効果が高まります。

この他、室内の気密性が高まるので空調や換気設備は不可欠ですが、静かな音楽を
聴く時はその運転音が気になりますから、機器は消音設計のものにしましょう。
来客や電話に気づかないこともあるので、点灯して知らせるものなどその点の
対処も考えておくことが大切です。

DVDソフトを使ってドルビーデジタルの5.1chや7.1chなどで気軽に
迫力の映像を楽しむ方もかなり増えてきております。
特別にホビールームにシステムを組まなくても
ロールスクリーンを天井面にはめ込んだり天井面にプロジェクターをはめ込んでおけば
居間でも楽しめるのではないでしょうか。
その場合は、窓は2重ガラスに対策を施してください。
前後のスピーカーは理想は置き型が良いと思いますが
居間でシステムを展開しようとすると結構場所をとります。
掃除の度に移動させたり子供がつまずいたり、、
筆者は天井吊りの小型スピーカーやモニター側の支柱を利用してステーで跳ね出
させてスピーカーを浮かせています。
スーパーウーハーだけは少々大きめにすると豊かな音になります。

以前、ヤマハのコンサートホールを手がける音響担当者と話したときに
一番良い音が作り出せる空間の形態は
バイオリンだと伺いました。
担当者は「いつかはバイオリンのような形をしたホールを造ってみたい」と
いってました。
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