設計事務所アトリエシゲが教える住まいに関する情報や裏技 No.005「増築って意外とムズカシイ?」
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設計事務所アトリエシゲが教える住まいに関する情報や裏技

「家は叶う 建つべし! 建つべし!」個性派住宅を数多く手がけた建築家が楽しいすまい奪取への情報や裏技をわかりやすくときにはおもしろおかしく提供いたします。

No.005「増築って意外とムズカシイ?」

増築って意外とムズカシイ?」

この不況の中
リフォーム業界が今、活気ずいてます。浴室を直したり、キッチンを直したり
比較的手持ちの現金で解決できるところが心の保険になっているのでしょうか?

上記の様な水周りの改善や内装のクロスの張替え程度であればリーズナブルで
お勧めなのですが1階のリビングを延ばしたり個室を増やすとか
2階に部屋を付け足すといった計画には注意が必要です。

建物を建てるときには建築基準法といった法律にのっとらなければなりません。
先の阪神大地震を教訓にして更に法律がパワーアップしたのです。

増築をするにも既存の建物も今の法律にあわせて治さなければならないことや
地震に耐えうるように「筋違い」といった補強のための斜めの材料も
バランスよく多めに入れなければならないのです。

こんな例がありました。
築30年の平屋建ての住宅を住みやすくしたい旨の増築相談がありました。
リビングの2方向をそれぞれ延ばして温室やゲストルームにしたい、
カラオケ用の部屋を2階につくりたいとのことでした。
建築基準法からくる増額要素はすごいものです。

30年前には無かったのですがその地域は準防火地域に指定されており、
建物のかかる範囲の外壁と窓は火に強い仕上げにしなければならなかったのです。
当然、今の外壁は木なので全てやり替え、窓も木だったので網入りガラス入りの
アルミサッシュにやり替えでした。

台所も火を使う部屋なので燃えにくい材料に変えなければなりません。
地震に耐えるように壁は新たに補強しなければならず
耐力壁のバランス上、場合によっては居間のど真ん中に壁を作る必要も
出てきそうです。

敷地に高低差があるのなら
昔作ったよう壁では安全性に問題があるとして
建物自身で地震に踏ん張れるように基礎を深くしなければならない場合も
あります。

今、浄化槽なら新品のもっと大きな浄化槽にしたりしなければなりません。

「部屋をちょっと延ばそうかな?」と思っても新築にしたほうが
ずっと安上がりの場合が最近は多いと思います。

ぜひ、専門家に意見を求めましょう。
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