設計事務所アトリエシゲが教える住まいに関する情報や裏技 No.066「収納」
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設計事務所アトリエシゲが教える住まいに関する情報や裏技

「家は叶う 建つべし! 建つべし!」個性派住宅を数多く手がけた建築家が楽しいすまい奪取への情報や裏技をわかりやすくときにはおもしろおかしく提供いたします。

No.066「収納」

お昼や夕方のテレビ放映で奥様をターゲットにしたリフォームや模様替えの特集が
流れています。いつも一番の関心ごとは収納です。
「収納を多く取りたい」が永遠のテーマでしょう。
では一体、どの位の収納が良いのでしょうか?
延床面積で30坪程度の2階建住宅では押入れ(W1820、D910)1間が
4~5箇所位が私の経験値です。
建売住宅ですと極力部屋を大きく見栄えよくして売りやすくするので
よく見ると収納が3~4箇所程度になっているはずです。
更にチラシの図面では収納でも階段スペースの上部を使っている場合は
収納の下半分は階段スペースに使われてしまっているので
実際は2/3~1/3程度に減ってしまいます。
階段下の収納も同様です。
寝室や子供室などの個室はクローゼットとして1間程度が標準です。
洋服が多い場合は収納の中に入って両脇のハンガーパイプに吊るせるタイプの
ウォークインクローゼットなどが人気です。畳2帖分からが標準です。
ただ人間が中に入るので通路スペースが発生する為に実際よりも収納力が落ちる場合
もあります。
逆に個室の壁沿いに1間のクローゼットを2つ並べる方法にすると実容量は上記よりも
多く取る事が出来ます。
この場合は壁面がクローゼットドアになるので各種スイッチや絵などを飾るスペースが
無くなるので注意です。
クローゼットドアを開けると自動的に内部を照らす照明のスイッチが入る仕掛けにすると
使いやすくなります。
このクローゼットドア、折戸形式でスペースをあまりとらないので最近は普及率が一番です。
しかし難点もあります。
折戸が左右にバタツク、閉じる際に音がバタンとしやすい、ちょっと開けにくいなどが
よく聞かれます。中に服などを吊るすには最適ですが押入れ代わりに使うと吊元が
取り出そうとする布団などの邪魔になり引っかかってしまいます。ポリの引き出し式
収納も吊元が邪魔で引き出せません。
吊元を解除すれば大丈夫なのですが更にばたついてしまうことになるのです。
これを嫌って押入れの様な引き違い戸にされる方もおります。
少し流行の兆しがあるのが3枚引き違い戸です。
バリアフリータイプのユニットバスのように3枚の扉が左右に動いて間口が広くなるものです。結構使いやすいです。
まだ価格が少々高いのが難点です。

押入れの中の棚ですが
一般的に布団を入れやすいような棚の配置になってます。
床から800ミリ付近の高さに中段と云われる丈夫な棚がつき
床から1800ミリ付近の高さに枕棚と云われる中段の半分程度の奥行きの棚
がつきます。
何も注文しなければ大工さんはこのように作ることでしょう。
一方、クローゼットの棚は扉の高さが2300ミリ位ある為床から1800ミリの
高さに中段と同じ大きさの丈夫な天棚が付きます。
洋服掛けとして使いたいときにはこの天棚の下にハンガーパイプを取り付けて
対処します。コートなどは下の中段に掛かるのでこの場合は中段は外します。
以上が基本的なレイアウトです。
内部に引き出しや棚を多く取ることも出来ますが、家具工事になったり、既製品を使用
するので割高になる傾向があります。
住んだ後もレイアウトの変更もしにくいので良く考えてからされるのが懸命でしょう。
押入れの内部壁や天井は化粧セッコウボードと云うセッコウボードに柄の入った
紙を貼ったものを使ってつくります。
2階の押入れの天井などは小屋裏点検の為の点検口も付きます。
凝った所では桐の合板を使って壁と天井を仕上げました。桐の調湿作用が働いて桐ダンスの効果が期待できます。
クローゼットの壁天井は押入れ同等ですが個室の壁紙と同じ物を貼る場合もあります。
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