設計事務所アトリエシゲが教える住まいに関する情報や裏技 No.004「エエエーー?」 01/02/06
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設計事務所アトリエシゲが教える住まいに関する情報や裏技

「家は叶う 建つべし! 建つべし!」個性派住宅を数多く手がけた建築家が楽しいすまい奪取への情報や裏技をわかりやすくときにはおもしろおかしく提供いたします。

No.004「エエエーー?」 01/02/06

前回、狭小地を購入するにはちょっとコツがいることをお知らせしました。
土地には建築基準法の制限があり、用途地域、防火地域、斜線制限を知っておく必要があります。これらを知らなかったばかりに困ってしまった実例をお伝えします。
西武池袋線沿線で土地が9坪のところに目一杯建ててある長屋で御商売をされている方がいられました。
ご本宅はあるのですが第二の人生を楽しむためにこの店舗を壊して新たに1階店舗2,3階をメゾネット型の住居にすることをご計画されました。
近くは商店もあり、3,4階の建物が建っていたので土地が9坪でも9×3=27坪弱のものが出来るのかしら?本人も期待されていました。2,3階は自分が住んでもいいし、人に貸してもいいようにと胸を膨らませておられたのです。

お客様は私の建物をTVでご覧になり連絡をされて来られたので何とかお力になれないかと頑張ったのですが2つの大きな難問が立ちはだかり結局、この状態のままで商売をつづけなければならない結論となりまし

∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞  その難問とは ∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞

9坪の敷地に目一杯建っている建物は長屋と呼ばれるお隣さんと建物がつながった形態の建物なのです。ですからそれを離す為には建物の構造を調べてからでないと解体のときにお隣の建物を崩すことになってしまいます。
おそらくお隣さんとは柱を共有していることだと思われるのでその柱はお隣さん用に残さなければならないのでこちら側の敷地にはみだす格好になることが予想されました。
ますます狭くなってしまう9坪の土地。建物を施工するにあたって外壁を仕上げるのに大工さんの手が隙間に有効に入るようにするには更になお建物を小さくする必要があるのでした。

決定的だったのが用途地域でした。
役所の都市計画課で調べたら,
なんと第一種低層住居専用地域。建蔽率50%容積率100%でした。
単純に9坪の土地に目一杯建てても,
1階4.5坪2階4.5坪合計9坪の家しか建たなかったのです。
27坪の建物を期待していたら実際には9坪しか建てられなかったのです。
既存建物が16坪くらいなのでそのまま使うしかないという結論になりました。

ちなみに購入したときは坪350万円とのことです。

ぜひ、専門家に意見を求めましょう。


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