設計事務所アトリエシゲが教える住まいに関する情報や裏技 No.394「耐震助成金目当ての営業 2」
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設計事務所アトリエシゲが教える住まいに関する情報や裏技

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No.394「耐震助成金目当ての営業 2」

「耐震助成金目当ての営業 2」

区の助成金を利用して耐震補強工事を受けようとしたら、
登録業者から激しい営業を受けた相談者の話はつづく。

業者は助成金限度額一杯まで工事金額を吊り上げて売り上げを増したい。
建物所有者も助成金を目一杯借りたほうがお得だから双方がお得だという論法である。
差額は勿論、税金だ。

ここまでの話でも大いに眉をしかめてしまうものだが、
業者は耐震だけでは飽きたらず、
耐震改修工事と関係ない外壁や屋根についても塗り替えを熱心に勧めてきたという。
そうです、これが本来の目的だったのだ。
登録業者になるためには登録料を支払わなければならない。
業者も元を取るためにこういった方法で売り上げを伸ばすのだ。

相談者がもっとも疑問の思ったことがある。
そのお宅は地盤が緩かったせいもあり、家が縦横無尽に傾いていた。
玄関のタタキを上がり一歩目を踏み出したところで判るほど。
ドアも引戸も斜めにも関わらず、それについて業者は一切リフォーム提案をしてこないのだった。
そう、傾きを直すのはもっとも手間が掛かることで全部直すには膨大な金額になり、
一部だけだと効果も薄くクレームにもなり易い。
その点、外壁の塗り替えは簡単な仕事で売り上げも大きい、
見た目の満足度も高くクレームになりにくい訳だ。

耐震改修を謳っておきつつ、簡単な外壁の塗り替え受注を獲得し、
一番是正が必要と思われる床の傾きには一切触れないことに疑問を覚えた依頼主だったが、
これらのからくりを知った後は毅然とした姿勢で工事を受ける事としたという。
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テーマ:住まい リフォーム - ジャンル:ライフ