設計事務所アトリエシゲが教える住まいに関する情報や裏技 No.337「田んぼを造成地にした土地は」
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No.337「田んぼを造成地にした土地は」

農業を引き継げなくなった為に田んぼを処分するといった場面が
多くみられます。

田んぼの大きさは大体1反(300坪)が多いので、
住宅分譲地にすると5~7軒分のまとまった宅地となります。
開発分譲地として売り出すには不動産屋さんにとっては
金銭的な負担も考えると丁度良い大きさですね。

因みに田んぼの単位は以下となります。

1歩(ぶ) 3.3058平方メートル 1坪(つぼ)と同じ畳2枚分
1歩の30倍 1畝(せ) 99.174平方メートル 約30坪
1畝の10倍 1反(たん) 991.74平方メートル 約300坪
1反の10倍 1町(ちょう) 9917.4平方メートル 約3000坪

田んぼは水路から水を引くので道路より低いのが
一般的です。
そのまま宅地にするには道路より低くなってしまい、
雨水や埃などが流入しやすくなるので、土を盛って、
道路面より高くしなければなりません。

元々田んぼだった宅地と現在でも田んぼの境は
コンクリート擁壁などで子供の背丈以上の段差が
ついている事でしょう。

ところで田んぼの下の土壌は、
『作土層(さくどそう)』『鋤床層(すきどこそう)』に分けられます。
『作土層』は稲を植えるために耕された土で、
その下の『鋤床層』は土をつき固めて作られた、
水を通しにくい層で水を貯める働きをします。

G.W過ぎた頃、田んぼに水が張られていますが、
水が滲み込まないのはこの為です。

田んぼには必要な仕組みも宅地となると
すこし厄介です。

田んぼの上にそのまま家を建てたと考えましょう。
雨が降ります。
地面に雨が落ちます。
普通の土地であればそのまま浸透してゆきますが、
田んぼは鋤床層で雨が止まってしまって、
地面は湿気を帯びたままです。
家の床下は湿気が抜けずにジメジメとしたままに
なります。

カビやシロアリに最適な空間になるのです。

このように田んぼを宅地にした土地を購入する際には
田んぼの鋤床層を取り除いたり、土を多く入れたり、
湿気を抜く処理がされているかどうかを販売者から
聞く事が肝要と思われます。
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