設計事務所アトリエシゲが教える住まいに関する情報や裏技 No.310「設計者プランニングの勘どころ 山に建てるときはの巻」
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設計事務所アトリエシゲが教える住まいに関する情報や裏技

「家は叶う 建つべし! 建つべし!」個性派住宅を数多く手がけた建築家が楽しいすまい奪取への情報や裏技をわかりやすくときにはおもしろおかしく提供いたします。

No.310「設計者プランニングの勘どころ 山に建てるときはの巻」

今回の特集でも魅力的な空間作りをするためには、
「このポイントを押さえておけばもっと効果的になる」という、
設計者の勘どころをご紹介したいと思います。

「緑を眺めながら暮らしたい」と考えたSさん。
十数年前に標高1000m級の高原に家を建てました。
建てる際、建てた後に平地と随分違う点があったことを
教えてくださいました。

北国と同様に冬になるとグッと冷え込むのが高原の特徴です。
水か凍ると体積が膨張することで設備関係を傷めてしまいます。
建物外部の地面を通る水道管にはヒーターを付けて凍らないようにします。
驚いたのは便器。
海外旅行で長期間不在にして帰ったら、便器が割れていたそうです。
貯めておいた水が凍った為だったそうです。
これもヒーターをつけておくか、水を抜いておかなければなりません。

高原には霧がつきものです。
上から下に向かって落ちる雨とは
違い、水分の塊が空中に浮遊しているので、軒裏からも水が侵入します。
侵入した水分は木部を湿らせ、腐らせ、カビの発生を助長させます。
窓からも侵入するので室内は湿気に注意が必要です。

そういえば高原にはシダ類が良く生えていますね。

驚いたのが動物の被害です。
外壁を木で造ったNさん。
建築後、数年経ったある日、日中、読書をしていると

「コン、コン、コン」

と辺りに響き渡るような音が聞こえてきます。

「コン、コン、コン、コン、コン、コン、コン」

どんどん大きくなるので音の鳴る方へ歩いてゆくと
なんとキツツキが外壁に穴を開けているではありませんか!
良くみれば既に数箇所開いていました。

その後、散歩をすると外壁に穴の開いているお宅は
結構、あったとのこと。

動物のテリトリーに入っての建築なのでこのくらいは我慢しないと
いけないようです。

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