設計事務所アトリエシゲが教える住まいに関する情報や裏技 No.296「自分の土地だと思っていたら実は国の土地だった」2
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設計事務所アトリエシゲが教える住まいに関する情報や裏技

「家は叶う 建つべし! 建つべし!」個性派住宅を数多く手がけた建築家が楽しいすまい奪取への情報や裏技をわかりやすくときにはおもしろおかしく提供いたします。

No.296「自分の土地だと思っていたら実は国の土地だった」2

「自分の土地に国土地が挟まっていて、家の建替が出来ない」なんて
ことが地方には結構、あります。
勿論、小田原にも、、

前回は豊臣秀吉の太閤検地によって出来た官地(国の土地)が
未だに残っていて、これを整理しないと建替が出来ないということを
紹介いたしました。

官地などを記載した図面を公図ということも書きましたが、
公図というのも測量図と言いながら、実に曖昧で適当な図面です。
大きさも寸法も現状とまるで違っていたなんてよくありました。
当時、年貢(税金)を少しでも軽くしようと実際の田んぼと公図上の
田んぼの大きさを操作していたのでしょう、きっと。
現在は補正を繰り返し、制度を高めていますがとにかく官地が
土地を横断してしまっていてはいけないのでこれを整理する必要が
あります。

官地の払い下げ申請をしましょう。
官地(国の土地)を払い下げて自分の土地にするのです。
自分の土地になれば銀行もお金を貸してくれますし、
官地が自分の土地を縦断していて接道が取れなかったことも解決できます。

ただ、なんでもかんでも払い下げは出来ません。
敷地に付いている畦畔(あぜ道)の払い下げや、
敷地内にすでに機能していない(存在していない)あぜ道や水路、
仮に水路が機能していても付け替えが可能なものについては
基本的に申請により払い下げできます。

官地には国有地払い下げと、県有地払い下げがあります。
個人所有にしても概略問題ないと言うのが判断基準のようです。

一般的な払い下げ手順を簡単に書きますと

測量士事務所や役所などに相談する。
測量士さんなどに官地払い下げ申請の依頼をする。
測量士さんなどが土地に接する利害関係者などとの民民境界を確認して
現況測量し、仮杭を打設する
測量士さんに官民境界確定申請を進めてもらう。                                        官民境界立ち会い(隣接地所有者立ち会いのもと境界確認)
用途廃止申請
売り払い申請 
売り払い決定 
表示登記を申請
保存登記申請
権利書完了


官地の土地自体には余り土地代が掛からないのが一般的ですが、
払い下げには測量士さんにお支払いする実費と結構な時間がかかります。
また、お隣さんとの境に官地が入っている場合は少々、デリケートな問題になります。
気長に慎重にすすめることをお奨めします。

不動産会社が手掛けた開発分譲地であれば問題ありませんが、
数十年前に建てた家にお住みで家を建てる前が田んぼだったお宅は
一度、法務局で公図(地籍図)で確認をされることをお奨めします。

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