設計事務所アトリエシゲが教える住まいに関する情報や裏技 No.027「専門的なことですみません2.3階に浴室を設置する際の注意点その1」
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設計事務所アトリエシゲが教える住まいに関する情報や裏技

「家は叶う 建つべし! 建つべし!」個性派住宅を数多く手がけた建築家が楽しいすまい奪取への情報や裏技をわかりやすくときにはおもしろおかしく提供いたします。

No.027「専門的なことですみません2.3階に浴室を設置する際の注意点その1」

いつも楽しい住宅を造らせて頂いているのですが、
特に浴室には力を注がせて頂いております。(笑)
展望風呂や露天風呂を考えたときには1階よりも2.3階のが夢が広がります。
そんな上階に浴室を持ってきたときの注意点を設計者ならずもお客様にも
あらかじめ判っていただいたほうのがいいかなと思い、
専門的でちょっとつまらないかな?とは思いますが書いてみました。

(1)2.3階に浴室を設置する際の注意点
水圧の調整
自然の摂理に逆らって水を上に運ばなければ成りません。日常、1階で水を使う分にはあまり実感はありませんが夏の節水時期には水圧が下がり2階で使うお水が出にくくなった経験などあるはずです。
水道局などに行けば建築地前の道路に埋設されている管径と水圧が容易に調査できます。
水圧が強ければ3階まで直結で上げることが出来ます。水道局によってまちまちですが
3kgくらいあれば本管から直結で許可していることが多いです。
弱ければ加圧ポンプを付けて対応します。
どちらにせよ事前に確認が必要です。

床の耐久性
防水性を考えてFRP製のユニットバスを使います。
ユニット自体を何本かの足によって支えることになるので
出来るだけ足の下に梁がくる様に調整したり根太間隔を詰めたりして
伏図の段階で検討するといいでしょう。
根太であれば梁に落とし込み、その上に構造用合板を張って剛床にすると安心です。
最近ではバリアフリーを考え、洗い場床を低くすることもあるので
直下に梁をかけられないことがあります。
当然、床を張っての補強や防音対策も緩みがちになるので
直下の部屋は水周りをもってくるなどして
居室は避けるようにしたほうが懸命です。

防水
今回は意匠上、ハーフユニットバスを用いたのですが
長く使っていく上では心の保険として
2重防水パンを使っているフルユニットバスがお勧めです。

④平面・断面計画の工夫

あたまがぶつかる
見落としがちなのが北側斜線、道路斜線、最高高さの各斜線制限によって削られた
天井の下がりです。
ユニットバスですと上部に換気扇ユニットが納まるので当然、クリアランスが必要に
なってきます。
換気扇ダクトの振り回し先もなるべく真っ直ぐに外部に抜きたいところです。
設計段階でこれらを考慮しておかないと現場で逃げか効かなくなりますので
要注意です。
少しでも現場に入ってからのリスクを回避するのに先述したハーフユニットバス
での計画も良いと思います。
腰上からのデザインは自由ですし天井も斜めに作ることも可能です。
開口部もフルユニットのそれに比べて格段に大きく取れます。
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