設計事務所アトリエシゲが教える住まいに関する情報や裏技 No.287「湯山紀行」国内編 その6 (高野山)
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No.287「湯山紀行」国内編 その6 (高野山)

「ユヤマノリユキ」ではありません。
「ユヤマキコウ」と読んでください。(笑)
旅先で見たモノについておもったことを綴りたいと思います。

4月の初めにバイクで和歌山から高野山に上った。
和歌山の海岸線では太陽の陽を浴びて暖かかったのだが
高野山の山道を上がり始めると一気に冷気が立ち込めて
防寒具を羽織ったのだった。

高野山に改めて興味を持ったのは四国を旅した際に
白装束のお遍路さんを多く見かけたからだ。
ユースホステルではお遍路さんの大学生と相部屋に
なり、その意味は弘法大師(空海)にあやかろうと、
多く僧らが悟りを求め、各地より大師ゆかりの遺跡や霊場に
修行・参拝に訪れるようになったのがルーツのひとつだと聞いた。

弘法大師は最澄と並び、日本仏教の双頭である。
「教え」はさておき、その総本山である高野山の建築は如何なものだろう
と思い、バイクを走らせたのである。

高野山は8つの峰に囲まれた盆地上の空間で高野山という山は無い。
人里離れた盆地上の空間に真言密教の総本山を造ったのだった。
標高はゆうに1000メートルを超え、残雪もある木々を抜けると
仏閣群が突然現れた。
総本山金剛峯寺を筆頭に寺院はおよそ117ヶ寺を数える。
中央の道路を挟み、両脇にお寺がひしめく。
建物と特色は取り立てて目を引くものは無いが
高野山の中心地に佇む壇上伽藍だけは異彩を放っていた。
曼荼羅の思想に基づいて根本大塔、金堂等が配置されており、
金堂は高野山全体の総本堂で高野山での主な宗教行事が執り行なわれるという。
建物全体を朱色で塗られた巨大な建物は夜はライトアップされて
さしずめランドマークのような存在であった。

実は私、この高野山へは東側からのアプローチしたために入口である
山門に向かって上って行ったのである。
奥側から山門に向かうのであれば本来、上がるではなく、下がるのが普通だ。
ところが高野山では下がるのだ。
これが真言密教と言われるゆえんである。
密教では山門からは下がって行くのである。

この山門である「大門」も国の重要文化財に指定されており、
高野山全体の総門である。

人里まで暫く九十九折が続くのであった。
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