設計事務所アトリエシゲが教える住まいに関する情報や裏技 No267「浴室の話 2」
FC2ブログ

設計事務所アトリエシゲが教える住まいに関する情報や裏技

「家は叶う 建つべし! 建つべし!」個性派住宅を数多く手がけた建築家が楽しいすまい奪取への情報や裏技をわかりやすくときにはおもしろおかしく提供いたします。

No267「浴室の話 2」

昭和50年代に入ると各家庭でも気軽に入浴が出来るようになりました。
ガスや灯油を使った湯沸器が登場したからです。

ガスはプロパンボンベから供給されて給湯器へ。
スイッチとダイヤルでお湯を沸かします。
灯油は灯油タンクからボイラーへ供給されて沸かします。
灯油はススが出るために煙突が付きました。音も結構大きくなるので
集合住宅や密集地ではガス湯沸器が主流だったようです。
お湯を沸かすには最初に浴槽にお水を貯めて蓋を閉めてから始めます。
釜の位置は薪で沸かしていた頃と同じ場所の浴室の直ぐ横の勝手口と兼用部分。
薪を使って沸かしていた人にとって都合のいい場所だったからでしょうか。
30~40分ぐらいで沸いていました。

薪の頃には浴槽の中の釜に占領されていましたが湯沸器が外に移動した事で
広くなりました。
とはいっても幅800~1200mm程度でしたが。
その浴槽は木からコンクリートにタイルを貼る造り付け浴槽を経て
ホーローやポリ、ステンレス製に変わりました。
ポリ製は安価でしたが冷めやすくて表面が傷つき易かったのですが
ステンレス性は冷め難くかったので好印象でした。

シャワーは出始めの頃だったのと給湯器の性能が低かった為、お湯の温度が
不安定だったこともあり、浴槽のお湯を組み上げて体を流していました。
シャンプーもタライにお湯を貯めて漱いでいたのもこの時期です。

洗い場の床も木のスノコからタイル貼りになりました。
当時のタイルは同じ形のタイルというより楕円や三角形を取り混ぜたモザイク
タイル。成形技術の弱さを隠すためだったのか判りませんが不思議のひとつです。
タイルの下地はモルタルです。
当時は防水という概念が無く、ヒビが入ればそのまま地面や土台に水が漏れて
廻りが腐りました。
壁に於いても木の下地のそのままモルタルを塗っていたので直ぐに腐りました。
誰も気にかけなかったでしょうか。
不思議な時代でした。

スポンサーサイト



テーマ:実用・役に立つ話 - ジャンル:趣味・実用