設計事務所アトリエシゲが教える住まいに関する情報や裏技 No262「玄関扉の話 2」
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設計事務所アトリエシゲが教える住まいに関する情報や裏技

「家は叶う 建つべし! 建つべし!」個性派住宅を数多く手がけた建築家が楽しいすまい奪取への情報や裏技をわかりやすくときにはおもしろおかしく提供いたします。

No262「玄関扉の話 2」

戦後、庶民のものになってからの玄関は格子にガラスを入れた引違戸。
二枚の扉の間をスクリューネジの金具によって固定した。
スクリューなので操作が面倒。
もっとも日中は外出以外戸締りしない家が殆どなのでOKだったようだ。
スクリューで戸締りしても引違戸の両方を持ち上げれば外れて
しまったらしいが、、、
ガラスも薄いのでもっと簡単に、、、、
私の実家など留守でも玄関は全開で窓も全開だったものだ。
なんとも潔い。

そのようなこともあってか次第に木製の玄関ドアも作られるようになった。
高温多湿の日本では木は腐りやすい。
重力に従う引戸は少々腐っても開くことが出来るが
ドアは丁番が腐ってしまうと落ちてしまう。
木の無垢を使うと重いので丁番が重さに負けてしまうこともある。

ドア内部を中空にして表面に木目を印刷した合板を両面に貼り合せた
「フラッシュ戸」を開発することでその悩みが解決された。
化粧合板は通称「プリント合板」と呼ばれていた。

築年数の経っている家の玄関ドアの下がささくれたように
剥がれているのはその「プリント合板」だ。
この「プリント合板」にフーセンガムなどのシールを貼ると
剥がすときに一緒に表面の木目まで剥がれてしまったものだ。

貼ってしまったときに怒られ
剥がしてしまったときに怒られ
子供にとっては悩ましい素材であった。

木製自体は湿度で収縮があるため隙間風が進入してしまう。
次第にアルミサッシュに替わって行くのであった。

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