設計事務所アトリエシゲが教える住まいに関する情報や裏技 No.259「網戸の話」
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設計事務所アトリエシゲが教える住まいに関する情報や裏技

「家は叶う 建つべし! 建つべし!」個性派住宅を数多く手がけた建築家が楽しいすまい奪取への情報や裏技をわかりやすくときにはおもしろおかしく提供いたします。

No.259「網戸の話」

私が子供の頃は窓は木製でした。
窓本体を障子といいます。和紙を貼る室内の建具と同じ呼び方です。
廻りの枠も当然木製。
廻りの枠を大工さんが作った後に建具屋さんが寸法を測って
工場で製作後取り付けにやってきます。

そして窓の外側には虫が入らないように網戸がついていました。
子供の頃なのであまり覚えておりませんが木製網戸の網は固定なものが多く
レールがあったりなかったりした気がします。
そのようなことで片側だけの開放でした。
網も金属製だった気がしました。

やがて昭和47年頃から新築の家ではアルミサッシュが使われるようになりました。
当時は引き違い窓が殆どだったので網戸も木製時代のように外側に付きました。
レールがあるので今度は自由に動きます。
網も青いナイロンのネットになりました。
網戸を使うのは夏だけなのでそれ以外は外して納戸などに仕舞っていたようです。

あれから35年、網戸も少しずつ進化しています。
青いナイロンネットは黒いものに変わりました。
室内から外を眺めてもネットが気になりません。
窓形態も変わり、突き出し窓やフルオープンの窓迄あります。
引き違い窓の形態以外は元々、欧米の文化だったものなので
網戸は半ば強引とも思える進化をしております。
例えば横滑りだし窓やたて滑り出し窓のような外側に窓が
出るタイプは窓より外側に網戸があってはぶつかってしまうために
内側に取り付けざるおえません。
内側に付いた網戸は内側に開くようになります。
あまりスマートなオペレーションではありませんね。
しかも、夏の夜「そろそろ窓を閉めて寝ようか」と思った際には
網戸を一旦、内側に開いてからでないとサッシュを閉じることが出来ません。
その瞬間に虫の侵入を許してしまうのです。
すこし残念です。

問題なのはフルオープン窓。
窓全体が開放になるので気持ちよいのですが網戸面積も窓全体になります。
普段は両袖に隠れていて使うときだけアコーデオン状の網戸が左右から引き出て
真ん中で固定されます。
黒いネットになってから網戸そのものの存在が見え難くなったので

「タッツタッツタッツ!」と小さなお子様が突き抜けてしまうことが度々。
特殊網戸なので部品代がスゴイことになります。
ご注意を。

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