設計事務所アトリエシゲが教える住まいに関する情報や裏技 No.255「コンクリート」
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設計事務所アトリエシゲが教える住まいに関する情報や裏技

「家は叶う 建つべし! 建つべし!」個性派住宅を数多く手がけた建築家が楽しいすまい奪取への情報や裏技をわかりやすくときにはおもしろおかしく提供いたします。

No.255「コンクリート」

コンクリートには2つ種類があります。
セメントや砂や砂利を水を使い結合させたセメントコンクリート。
セメントの変わりにアスファルトで結合させたアスファルトコンクリート。
一般にコンクリートと呼ばれるものはセメントコンクリートの方です。

土壁のように水分が抜けることで固まるのではなく
セメントが水と接することで化学反応をおこし固化するのです。
コンクリートは圧縮力には強い反面引張り力には弱い。
そのようなことで引っ張り力に強い鉄筋を入れ鉄筋コンクリートとして
使われることが多いのです。
鉄筋を入れることでどちらの力にも十分な強度を持たせることができます。

木造に比べて大空間を柱の本数を少なく出来るのがメリットであるが
自重も多い為にビルであれば10階程度までが経済的な範囲でそれ以上であれば
鉄筋コンクリートに鉄骨を埋め込んだ鉄骨鉄筋コンクリートや鉄骨造が好ましいところ。

高速道路の橋梁を眺めているとビルやマンションに比べて柱の間隔が極端に離れているのに気が付きます。
その柱自身も薄くてなんだか頼りない。
実はコレ、綿密な構造計算によって成り立っているのです。
橋の両端は堅牢に固定して柱は橋本体の鉛直荷重を支えるためだけにあり、
しかも重力でたわんでしまいそうなその橋はあらかじめ重力とは反対方向に圧縮をかけておく(上側の鉄筋をあらかじめ引っ張っておく)ことでこの形態が成り立つのです。
呼び名をプレストレスト・コンクリートといいます。

セメントが固まるには、セメント質量の25%の水があればいいといわれていますが、
水の量が少ないとコンクリートが硬いままなので打設が厳しくなります。
一般的な配合では水とセメントの比率を40%~70%としています。
水の量が多いと柔らかくなって施工が容易になる一方、
コンクリート強度が弱くなります。
マスコミなどで「ジャブコン」と言って現場作業中にコンクリートに水を足してしまい
施工性を楽にしてしまうことが取り上げられていますが危険な行為です。

コンクリートの耐用年数は50~60年程度といわれておりましたが公害や施工不良で
実際はそれ以下の場合も出てきたようです。

たとえばコンクリートに混ぜる砂に海砂を使ってしまっている場合。
コンクリートにとって理想的な砂は、川砂ですが大きな川が少ない近畿よりも西では、
その入手は難かしく長期に渡り海砂を使っていたようです。
塩分そのものがコンクリートに対して悪影響を及ぼすことはありませんが
鉄筋が錆びてしまう事で致命的なダメージを与えます。

またコンクリートの中性化が起きた場合。
コンクリートは内部がアルカリ性であることで皮膜をつくりサビを止めます。
空気中の二酸化炭素とコンクリートが反応することにより、コンクリートはアルカリ性を失い鉄筋を守る皮膜も消えていきます。
こうして空気中の二酸化炭素によって錆び始め鉄はサビとともに膨張し、コンクリートを破壊します。


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