設計事務所アトリエシゲが教える住まいに関する情報や裏技 No.242「四方転び(しほうころび)を知ってますか?」
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設計事務所アトリエシゲが教える住まいに関する情報や裏技

「家は叶う 建つべし! 建つべし!」個性派住宅を数多く手がけた建築家が楽しいすまい奪取への情報や裏技をわかりやすくときにはおもしろおかしく提供いたします。

No.242「四方転び(しほうころび)を知ってますか?」

「四方転び(しほうころび)を知ってますか?」

鐘楼や気の踏み台など四隅の柱、4本の足のように、
上方において平面中心方向に同程度傾斜していることをいう。
柱が上方へ向かうにつれ内側に向かって傾斜してゆくことを「転ぶ」といい
4本の足が転ぶので四方転びという。
がっしりとして強度上有利にもなる。
昔のお風呂の木の椅子をイメージしても良いかもしれません。

なぜメルマガで紹介するかというと
四方転びの製作は生半可なものではなく大工になる試験課題にもなるという、
難しいものだからだ。

建物は基本的には直角の集合体である。
柱も梁も壁も直線だ。
大工さんは材料をのこぎりなどを使って直角に刻み、取り付ける。
窓枠のように四隅を45度に刻み固定する方法を「トメ」と言うが角度
をつけた加工はその位である。
45度に刻むのはさしがねを使ったり、丸ノコの目盛りを用いたりすれば
比較的簡単である。
材料を真上から見ると45度に刻めても真横から見るとその材料は直角に
なっているはずである。
真横から見た場合でも角度が付いているのがこの「四方転び」。
つまり何処から見ても直角が無い状態のことをいう。
ここでもう一度お風呂の木の椅子を想像してみてください。

地面に接する木口は三次元で角度が付いているはずです。
こういうデザインすると大工さんがとても悩まれてしまいます。

私も最近、やってしまいました。

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