設計事務所アトリエシゲが教える住まいに関する情報や裏技 No.228「用途地域の不思議」
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設計事務所アトリエシゲが教える住まいに関する情報や裏技

「家は叶う 建つべし! 建つべし!」個性派住宅を数多く手がけた建築家が楽しいすまい奪取への情報や裏技をわかりやすくときにはおもしろおかしく提供いたします。

No.228「用途地域の不思議」

用途地域は、快適で良好な環境を備えたまちを形成するために、
現在の状況と将来の発展方向を踏まえて、それぞれの地域に環境や快適性を損なう
ような建物が建つことがないように、
建築物の用途、密度(建ぺい率、容積率)などを規制・誘導するものです。

「住環境の保護」「商業業務の利便の増進」「工業の利便の増進」の大きく3つの特性に分けられ、より良いまちの実現に向けてそれぞれの地域の特性に応じて定められます。
各用途地域によって建築制限があります。
詳しくは下記をご覧ください。

「八王子市まちづくり計画部HP」
http://www.city.hachioji.tokyo.jp/machizukuri/tosikeikakusitu/youto/youto_top.htm

これらを眺めていて気が付くことがあります。
例えば文教施設。
幼稚園、小学校、中学校、高等学校は工業地域と工業専用地域以外のすべての用途地域
で建築できます。
工場が林立する場所はは騒音、汚染など教育の場にふさわしくない条件が揃っている
ため工業地域と工業専用地域は建築不可としております。
これに対して大学、高等専門学校、専修学校は年齢的にも遠距離通学に耐えうるから
第一種、二種低層住居専用地域も加えて建築不可としております。
閑静な住宅街が賑やかになってしまうからでしょうか?
同じ制限が病院です。
病院には頻繁に救急車が出入りします。
サイレンの音で閑静な住宅街が騒がしくなってしまうので建築不可となります。

次に工業専用地域だけを外せばあとは何処にでも建築可能なグループを紹介します。
・住宅、共同住宅(マンション・アパート)、寄宿舎、下宿
多少環境はマイナスでも仕事に隣接出来ることや経済的な事情もあることを配慮から

小規模の店舗併用住宅
工場の廻りにもお店は必要との配慮から

図書館、博物館、美術館
工場の近くでも文化的な環境が必要との判断か?

老人ホーム、身体障害者福祉ホーム
すこし体に悪そうにも思えるが年配者には移動負担が無い様との配慮だろうか?

最後はどこでも建築可能なグループで締めくくります。
神社、寺院、教会などの宗教施設
出ました。優遇のホームラン王(ちょっと古い?)

保育所、診療所、公衆浴場、老人福祉センター、児童厚生施設など医療福祉施設
仕事をする環境に欲しいものばかりです。

巡査派出所、公衆電話所などの公益施設
治安、通信も大事なことです。

多少理解に苦しむこともありますが日本古来の細かい配慮の文化を生かして
より良い住環境を皆で育みたいものです。

人の世を説く立場の方に一度伺ってみたいものです。

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