設計事務所アトリエシゲが教える住まいに関する情報や裏技 No.204「上手いぞ営業マン」
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設計事務所アトリエシゲが教える住まいに関する情報や裏技

「家は叶う 建つべし! 建つべし!」個性派住宅を数多く手がけた建築家が楽しいすまい奪取への情報や裏技をわかりやすくときにはおもしろおかしく提供いたします。

No.204「上手いぞ営業マン」

テレビでお買い得物件の番組を観る機会が年に何度かあります。
優秀な営業マンはマンションの北側の部屋でもその卓越した話術で
たちどころに売り切ってしまうと聞きました。
賢い読者の皆さんはよく分析しているかと思いますが
(テレビに向かって喧々諤々ツッコミを入れている??)
言葉の裏側について紹介してみたいと思います。

例えば「この部屋は天窓が付いており、大変おしゃれです」という話。

住まい手のことを考えて憧れの天窓をつけて付加価値がついた空間に
したと言っておりますが、建売住宅の場合は敷地一杯に建築するので
建築基準法の採光条件を満たすことが出来ない部屋が出来ることが
多々あります。寝室などの個室のように長時間継続して居る部屋には
一定量の陽の光をいれて健康的に生活出来るように計算値で満たさなければ
なりません。
天窓の付いている部屋には天窓とは別に壁に普通の窓が付いていると思います。
「その窓を計算値にカウントすれば良いのでは?」と思いますが
窓を開けても直ぐに隣家の外壁であれば暗いように、窓を大きくすれば
良いわけではなく、敷地境界線から窓までの距離がある程度無ければ有効な窓
とみなしてくれないのです。
この窓が有効でない場合の逃げ道として天窓が有効になってくるのです。
天窓は遮るものがないので普通の窓の3倍陽の光が入ると仮定されて
1ヶ所天窓があればその部屋の基準を満たしてしまう効果があります。
おしゃれでつけた訳ではなく、基準を満たす為、苦肉の策でつけた場合のが
多いのが本当だと思います。



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