設計事務所アトリエシゲが教える住まいに関する情報や裏技 No.187「土地で気になる噂 2 」
FC2ブログ

設計事務所アトリエシゲが教える住まいに関する情報や裏技

「家は叶う 建つべし! 建つべし!」個性派住宅を数多く手がけた建築家が楽しいすまい奪取への情報や裏技をわかりやすくときにはおもしろおかしく提供いたします。

No.187「土地で気になる噂 2 」

前回の続きです。

都心では無いと思われますが郊外の物件にはまだ多いみたいです。
少し山に入り込んだ沢沿いの分譲地です。
V字型の沢を河川工事をして縁をコンクリートで直壁にします。
元々傾斜地だった部分が新たに宅地として利用出来る様になる為、
そこを売り出します。
良心的な業者であれば問題は無いのですが土木建築を一緒に手がけられて
いる業者の場合、他の現場で出た残土を利用して斜面を埋めていることが
多いようです。
現在は現場で出た残土の置場に困っており、相対的に残土搬出費が結構な
金額になってしまいます。
上記のように計画すれば一石二鳥で宜しいのですが土の質が少々心配です。
関東ローム層のような赤土の場合、草木を育てるには良質の土なのですが
粘性が強く、水はけが悪いので湿気が取れにくいことがあります。
地耐力もそれ程強くないので造成から暫く土を落ち着かせる必要があります。
もっとも危険なのは斜面地に元々生えていた大木を伐採しないでそのまま
埋めてしまった場合です。
伐採をしても根を抜かなかった場合も同様です。
何年もした後、木が腐り、突然地盤沈下を起こすことがあります。
地場に詳しい設計者に相談するのも良いかも知れません。

植木屋さんから聞いた話です。
現在の解体業者は登録を受けて解体現場ごとにマニフェストを
作製し役所に届けた上で行うので環境には配慮しているのですが
20~30年も前では建設機械を持っている会社であれば何処でも
行っていたようです。
そのような中、ある会社が工場の解体を請け負った際に大型の工作機械などを
丸ごと地面に埋めてしまったそうです。
そういえば私が子供の頃、化学工場の産業廃棄物置場だったところがその後
上に土が被されて分譲地となり、家が沢山建っていたのを見た事がありました。
どうやらその業者だけが特別ではなく、頻繁に行われていたように思えます。

工場跡地は一応、調べたほうが良いかも知れません。
勿論、良心的なディベロッパーでは土質調査を行った上で販売するし
大規模店舗開発の際にも調査報告書を提出するのが土地売買の一般的な
方向にもなってきているので基本的にはあまり心配することは無いとおもいます。
スポンサーサイト