設計事務所アトリエシゲが教える住まいに関する情報や裏技 No.183「心地よい光を呼び寄せるコツ 1 」
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設計事務所アトリエシゲが教える住まいに関する情報や裏技

「家は叶う 建つべし! 建つべし!」個性派住宅を数多く手がけた建築家が楽しいすまい奪取への情報や裏技をわかりやすくときにはおもしろおかしく提供いたします。

No.183「心地よい光を呼び寄せるコツ 1 」

住まいの計画を進める際にまずご要望を伺うのですが
ほとんどの方が暖かい家、明るい家にして欲しいと言われます。
必然的に敷地の南側に庭などを設けて建物本体がなるべく北側になるように
配して光を導くことが一般的になります。

ヨーロッパ、特にイギリスなど緯度が高い地方程このテクニックは重要で
なくなります。
冬はとても寒く、夏でも日本の秋のような天気なので光による暖は
最初から期待しておりません。
暖房設備によって家を快適に保っています。
話はそれますがイギリスの車にはクーラーと言うものが付いておりません。
日本に輸入される際には日本製のエアコンを取り付けております。
最近の車ですと標準で付いているものもありますが
日本車のようにひんやりとはせず生ぬるいものが多いようです。
メルセデスでさえもあまり効きません。
冷却装置(ラジエター)も夏よりも冬を重視した構造になっているので
オーバーヒートにもなりやすいようです。
その代わり暖房はものすごくよく効きます。
お国がらが出ていて面白いですね。

さて、光を導く方法です。
我々設計者にはセオリーがあります。
屋内のドアの高さの標準は2m(2000mm)です。
20年程前は1.8mでした。
天井の高さは2.4m~2.5mです。
部屋に入り、真ん中に立った時に部屋の東西南北の4面を眺めた際に
各面同士に統一性があったほうが良いのでドアの上端が2mならば
窓(サッシュ)の上端も2mに統一してそれから下に伸ばすように
設計します。
今、お住みの部屋が20年以上も前だったり和室だったりすると
ドアや窓の上端が1.8mだと思います。
試しに計ってみてはいかがでしょうか?

次に太陽の傾斜角度です。
夏は朝早くから陽が昇り、午後1時頃には真上付近になります。
日照時間が長いのでそれだけ暑いですね。
冬は日照時間も少なく太陽の角度も低いです。

夏は暑い為、あまり家の中まで光を導くことはしません。
冬は寒いのでなるべく導きたいですよね。
しかし、太陽の角度が低いので家の中までなかなか入りません。
これを解決する為には家の窓をなるべく高いところに取り付けることです。
セオリーを無視して
天井高一杯の2.5m付近を窓の上端にして取り付ければ
冬の低い太陽でも良好に取り込むことが出来ます。
傾斜角度も低いので取り込んだ光は部屋の奥の奥まで射す事でしょう


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