設計事務所アトリエシゲが教える住まいに関する情報や裏技 No.179「建築トリビア5  ~気持ちよく曲がるには法則があった~」
FC2ブログ

設計事務所アトリエシゲが教える住まいに関する情報や裏技

「家は叶う 建つべし! 建つべし!」個性派住宅を数多く手がけた建築家が楽しいすまい奪取への情報や裏技をわかりやすくときにはおもしろおかしく提供いたします。

No.179「建築トリビア5  ~気持ちよく曲がるには法則があった~」

我々の仕事は建築に限らす、建築を取り巻く環境(公園、道路、街路
造園)を含めてトータルで提案しております。
郊外の大規模ショッピングセンターには駐車スペースもあり、導入路も
あります。複合運動施設にも同様に車でのアプローチがあります。

何気なさ過ぎて普段からハンドルを握っている方でも気が付かないかと
思われますが曲がり方に実は
「カーブを曲がるときには気持ちよく曲がれる法則」があるのです。

人に行き先などを教えるときはたいがい紙にペンで描いて説明します。
「この道をまっすぐに行き、その先が左に大きくカーブして~」
などと説明する際に直線から半円を描くように曲げて描きますよね。

実際、そのように車を運転したとしましょう。
直線で快調に飛ばしてカーブが見えたところで一気にハンドルを切ります。
挙動が激しいので体は振られて車は外側に逃げようとします。
そういった心理からハンドルをより内側に切り込む衝動にかられて
事故にもつながりやすくなってしまいます。

そこで直ぐに曲がらないであらかじめ徐々に同じ量のハンドルを切りながらカーブに進入して行く方法が考えられました。
「クロソイド曲線」です。

かつて三国峠は危険な山道でした。
道が細く急なこの峠では、多くの人々が命を落とす悲劇が絶えなかった
とのことです。
昭和27年、この山岳道路が一般国道に指定された後、改良工事が行われ、
日本で初めてクロソイド曲線が採用されました。

道路の直線と力ーブの間に緩和曲線を挟み込む工法で、
直線からカーブに入った場合に車に加わる加速度を押さえ、
道路から車が飛ぴ出すのを防ぐ効果があります。

三国峠から始められたクロソイド工法は、
その後の道路整備でも積極的に取り入れられ、
各地で人々の安全を守り続けています。
自動車が走行しながらハンドルを回したときの軌跡がクロソイド曲線になること
から、安全で走りやすい道路に非常に適しています。
その他では道路だけでなくジェットコースターなどにも適用されているそうです。

スポンサーサイト