設計事務所アトリエシゲが教える住まいに関する情報や裏技 No.109「建てるときも、住んでからもお金のかからない家づくり講座」
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設計事務所アトリエシゲが教える住まいに関する情報や裏技

「家は叶う 建つべし! 建つべし!」個性派住宅を数多く手がけた建築家が楽しいすまい奪取への情報や裏技をわかりやすくときにはおもしろおかしく提供いたします。

No.109「建てるときも、住んでからもお金のかからない家づくり講座」

主婦の友社「はじめての家づくり」NO23で
「建てるときも、住んでからもお金のかからない家づくり講座」を書きました。
いよいよ残り3回を残すのみになりました。
建築費(イニシャルコスト)を抑えても、光熱費などのランニングコストが
かかっては、結局「高くつく家」ということになります。
ランニングコストを抑える為のノウハウをご紹介します。

「高温多湿の日本で耐久性の高い家にするためには」
日本は雨が多くて夏は高温多湿。
風も強いため、基礎や土台をしっかり支えないと、家が傾くなどして、
大掛かりな補修が必要になってしまいます。
地盤調査は7万円程度で受けられるので
(湯山重行設計工房調べ)
必ず行い、軟弱な地盤であれば、地盤改良を行ったり、「杭基礎」
にします。
ただし杭を打つとかなりの出費となるので要注意。
杭を打つ必要が無い場合は、床下全体をコンクリートで固める「ベタ基礎」にします。
ベタ基礎は、部分的にコンクリートで固める「布基礎」より湿気に強く、地震に強いという
メリットも。
土台は、地面から40cm離すと、シロアリの被害が激減します。

「軒はきちんと出して外壁を守り光熱費を減らす」
前に述べたように、日本は雨が多いので、軒や庇をきちんと出さないと、屋根と壁の
継ぎ目から雨漏れしやすかったり、雨で外壁の汚れや傷みが早まります。
直射日光も当たりやすくなる為、退色も早くすすみ、すぐに塗りなおさなければならなく
なります。
また、軒をきちんと出しておけば、雨の日でも、激しい降りでなければ窓を開けて風を
通し、自然換気が出来るので、光熱費を抑えることができ、住まいの耐久性も高まり
ます。
現代的なデザインの家では、軒を出さないことも多いですが、耐久性を高めてランニ
ングコストを抑える為には、なるべくきちんと軒やひさしを出すことをお奨めします。

「耐久性の高い外壁材はウレタン塗装のサイディング」
外壁の種類は大きく2つに分かれ、ひとつはモルタルを塗ってその上に塗料を吹き付け
たり、左官屋さんがコテを使って塗る「塗り壁」の「湿式工法」
もうひとつは、コンクリートを固めるなどしてつくった窯業系の「サイディング」を張る
「乾式工法」です。
湿式工法、乾式工法とも、それぞれいろいろな種類がありますが、中でも耐久性が
高くておすすめなのは、ウレタン塗装の処理を施してあるサイディングです。
これはアクリル塗装のものよりも長持ちするうえ、値段はそれほど変わりません。
湿式工法は一般的に乾式方法より人件費がかかり、クラック(ひび)が入りやすかった
り(ただしヘアクラックといわれる、髪の毛程度の細いひび)、色も褪せやすいという
デメリットがありますが、味わい深い表情が魅力です。
その点にどうしてもこだわる人は、家の顔となるところに部分的に使うとよいでしょう。



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