設計事務所アトリエシゲが教える住まいに関する情報や裏技 2013年03月
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設計事務所アトリエシゲが教える住まいに関する情報や裏技

「家は叶う 建つべし! 建つべし!」個性派住宅を数多く手がけた建築家が楽しいすまい奪取への情報や裏技をわかりやすくときにはおもしろおかしく提供いたします。

No.395「悪夢の飛行石ハウス 1」

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「悪夢の飛行石ハウス 1」

相談者は都内某所、駅から徒歩5分の場所に築40年の中古住宅を購入されました。
土地が15坪、建物15坪と小さいので家族5人で住むには間取りの変更がしたいのと、
老朽化が激しいこともあり、売主の不動産屋さんにリフォームもお願いしたのです。

早速、20代前半の設計担当者がやって来て、
間取りの変更の打ち合わせを楽しくしていたのですが、
なんでも聞き入れて設計に盛り込むと言いながら、一向に図面が出てきません。
耐震や構造補強の話になると「金額の中でそれなりに」と言葉を濁されます。

本人達の手元には不動産チラシの間取り図のようなリフォーム後の絵だけで
現場が始まろうとしていました。
余りにも怪しいので建築に詳しい知人の紹介で私が呼ばれました。

耐震補強方法や詳しいリフォーム方法が判るような図面と
詳しい見積内容を直ぐに提出する約束をしましたが、
なかなか図面が送られて来ません。
やっと来たと思えば全く出鱈目の構造図と補強方法でした。

図面を見ると柱と柱に入れるべき耐震用の筋交いが柱の無い場所に描かれてました。
柱は土台の上に載るものでその土台の下には基礎が必要です。
図面の柱は地面に直接めり込むように描かれていました。

階段を上るとど真ん中に柱が立ち、通行の邪魔をします。
寝室のベットを置く位置のど真ん中にも柱が立っています。

2階に上がるとリビングの中央に柱が浮いています。
まるで天空の城ラピュタの飛行石のように、、、

屋根には基礎が描かかれていました。

あくまでも図面をそのまま解釈しただけの架空の空間ですが、
今までに見たことも無いビックリ図面でした。

つづく、、
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No.394「耐震助成金目当ての営業 2」

「耐震助成金目当ての営業 2」

区の助成金を利用して耐震補強工事を受けようとしたら、
登録業者から激しい営業を受けた相談者の話はつづく。

業者は助成金限度額一杯まで工事金額を吊り上げて売り上げを増したい。
建物所有者も助成金を目一杯借りたほうがお得だから双方がお得だという論法である。
差額は勿論、税金だ。

ここまでの話でも大いに眉をしかめてしまうものだが、
業者は耐震だけでは飽きたらず、
耐震改修工事と関係ない外壁や屋根についても塗り替えを熱心に勧めてきたという。
そうです、これが本来の目的だったのだ。
登録業者になるためには登録料を支払わなければならない。
業者も元を取るためにこういった方法で売り上げを伸ばすのだ。

相談者がもっとも疑問の思ったことがある。
そのお宅は地盤が緩かったせいもあり、家が縦横無尽に傾いていた。
玄関のタタキを上がり一歩目を踏み出したところで判るほど。
ドアも引戸も斜めにも関わらず、それについて業者は一切リフォーム提案をしてこないのだった。
そう、傾きを直すのはもっとも手間が掛かることで全部直すには膨大な金額になり、
一部だけだと効果も薄くクレームにもなり易い。
その点、外壁の塗り替えは簡単な仕事で売り上げも大きい、
見た目の満足度も高くクレームになりにくい訳だ。

耐震改修を謳っておきつつ、簡単な外壁の塗り替え受注を獲得し、
一番是正が必要と思われる床の傾きには一切触れないことに疑問を覚えた依頼主だったが、
これらのからくりを知った後は毅然とした姿勢で工事を受ける事としたという。

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