設計事務所アトリエシゲが教える住まいに関する情報や裏技 2011年01月
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設計事務所アトリエシゲが教える住まいに関する情報や裏技

「家は叶う 建つべし! 建つべし!」個性派住宅を数多く手がけた建築家が楽しいすまい奪取への情報や裏技をわかりやすくときにはおもしろおかしく提供いたします。

No.347

巷では「シェアハウス」が注目を浴びています。
元々、「ルームシェア」という言葉があり、
戸建て住宅の部屋を他人同士が使うなどして準共同生活をする形態を指していました。マンションの専有部分や小規模の一戸建て住宅が多く、元々の住居人や元々借りている居住者が募ることが多かったのですが、最近ではビジネスとして業者そのものが皆で共同生活が送れるように大きめの住宅や、古いアパート、一戸建てのマンションを改造した上で入居者を募り、住まわせるように変化をしてまいりました。
単身で住むより皆で住んだほうが楽しい。
出会いを楽しみたい。
ガーデニングを楽しみたい。
女性だけで住みたい。
語学を学びたい。
という、前向きな人中心に人気を集めております。
光熱費・清掃管理費込という業者も多く、月のランニングコストの計画が立てることも出来、「共同で使う部分を」誰が一体掃除するの?といったトラブルも避けることも出来ます。
バリ島風シェアハウスなんていうのも登場して、その管理会社のバリ島検定試験に合格すれば家賃が月10000円という、企画まで出て参りました。
個室には照明、カーテン、エアコン、ベッド、布団、机、椅子(又はテーブル)、TV、冷蔵庫、洋服箪笥  
共有スペースにはDVDシアタールーム、PC、ケーブルTV、ダイニングテーブル、調理器具、食器類、炊飯器、電子レンジ、トースター、掃除機
など至れり尽くせり。
業者は空き部屋が多くなり勝ちな賃貸住宅や、住んでいない中古住宅のオーナーさんを募集し、内部をシェアハウス改装することで、オーナーさんは賃貸料を、業者は改装費、募集や運営に関わる費用を賃料から受け取ることでこのビジネスモデルが成り立つので賃料は割高なのが特徴です。
シェアハウスの本来の目的は「安く住める」ということ。
ワンルームの家賃を払うのも厳しいというときに、
最後の切り札で誰かの家に居候しはじめてそのうち住み着くといった発想からが本当のところなのではないでしょうか。
皆で楽しむのも最初のうちだけで年を重ねれば価値観も変わったりするものです。
近所づきあいが煩わしかったり、親との同居が苦しかったりするから皆、最小単位で生活するようになったのも事実です。
結局は人間関係の縺わしさが訪れてしまう間の数年間に楽しい思い出づくりとして住むにはとても魅力的な形態といえましょう。
もっとも、そうなった場合も自由に引っ越せるところがまたいいところなのですが。













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