設計事務所アトリエシゲが教える住まいに関する情報や裏技 2009年02月
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設計事務所アトリエシゲが教える住まいに関する情報や裏技

「家は叶う 建つべし! 建つべし!」個性派住宅を数多く手がけた建築家が楽しいすまい奪取への情報や裏技をわかりやすくときにはおもしろおかしく提供いたします。

NO.300「設計者プランニングの勘どころ 隣家の台所換気扇にはご注意!の巻」

「風と光を上手に取り込み最高の住まいを実現します!」
設計事務所のキャッチフレーズによく使われる言葉です。

窓を大きく取って、開放的で伸びやかな空間に身をおくのは
とても魅力的です。
ただ、とてもリラックスしたスタイルでウッドデッキで日光浴を
していたらお隣さんと目が合ってしまって気まずくなり、
それ以来、まったくウッドデッキに出ることがなくなってしまった。
なんてことも、、、

今回の特集では魅力的な空間作りをするためには、
「このポイントを押さえておけばもっと効果的になる」という、
設計者の勘どころをご紹介したいと思います。

広い敷地の中程に家を建てれば隣家はあまり気にはなりませんが
あなたがもし、30~40坪程度の土地に家を建てるとしたら
どうでしょうか?
周りの家の土地が100坪以上であれば気になりませんが
恐らく同じ規模の土地で家が建つか、建っていることでしょう。

限られた敷地に想いが詰まった家を建てるとなれば
恐らく敷地一杯に家が建ちます。
光を家に導く為には南側には最大の空地をつくり、
北、東、西の敷地に建物を目一杯寄せるのがセオリーです。
これはお隣さんもそのお隣さんも同じこと。

よって東西南北の2ヶ所ぐらいは隣家が接近しているのが
一般的です。

その接近した壁同士を良く見つめ合って、将来に渡り
お互いが気持ちよい関係でいられる為に設計で出来る限り
の予防はしたいものです。

設計時に気にしなければならないひとつが、
お隣さんの換気扇の位置です。
冬場に建物が完成すればこちらもお隣さんも窓を閉め切って
いるのでまるで気になりませんが、
心地よい日差しが差し込む春先に窓を開けた途端、
ニンニクの激しい匂いが部屋の中に、、、

どうしたことかとみるとお隣さんの換気扇がフルパワーで
吐き出しているのを目撃し「しまった!」と感じることでしょう。

隣家同士が接近していると風の抜けも悪く、その場に臭いが溜まります。
自宅の部屋の風を通そうと窓を開けばそちらで風が流れることから
一気に隣家の換気扇からニンニク臭が入り込んでくるのです。

「自然を感じていたい派」がご家族で夏でも窓を開けて心地よい風を
採り入れたいと窓を開けていたところ
「夏は冷房、ただしタバコは換気扇の前で派」のお宅からの
タバコ臭が家中に入り込んで来て困っている「自然を感じていたい派」の
叫びをWeb上で見かけたりします。
換気扇の前でタバコを吸っているご家族は冷房で窓を閉め切っているので
「自然を感じていたい派」の気持ちも判らないと思いますし、
そもそも考え方も違いそうなので苦情を言ったところで理解して
頂けないことも予想されます。


そこで、建物で予防するならば、
換気扇の前には換気扇を配してみてはいかがでしょうか。
つまり、キッチンにはキッチンや浴室を設えれば排気同士なので
家に入り込むことも少なくなります。
建物一体の高い壁を建ててしまうのも効果的でしょう。

換気扇の臭いは立体的に漂うので1階の換気扇からの臭いは
2階にも届くことがあります。
窓は小さめにするとか、24時間換気扇の噴出し口面をそちらに
するなどして防ぎましょう。

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