設計事務所アトリエシゲが教える住まいに関する情報や裏技 2008年01月
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設計事務所アトリエシゲが教える住まいに関する情報や裏技

「家は叶う 建つべし! 建つべし!」個性派住宅を数多く手がけた建築家が楽しいすまい奪取への情報や裏技をわかりやすくときにはおもしろおかしく提供いたします。

No.275「箸」についてネットで調べました。

 箸の基本機能:
 はさむ、
 つまむ、
 支える、
 運ぶ‥。

 これに加えて
 切る、
 裂く、
 ほぐす、
 はがす、
 押さえる、
 くるむ、
 すくう、
 のせる

こんなに出来るアイテムは他に在ろうか?

最も美しく機能的な箸使いは「箸先五分、長くて一寸」といわれ、
あまり箸先を汚さずに食べることがマナーとされている。
箸を取る時は、箸の中ほどを上から右手で取り、左手を下から添え、
右手に持ち直す、いわゆる三拍子が正式である。

こんな細やかな日本人は箸にもたくさんの種類をつくりました。

のし箸
もともとは武士が出陣時に神に捧げた供物の上げ下げに使った箸が、
江戸末期に婚礼時や、箸取りの儀式に使われるようになったもの。

菜 箸
精進もの、煮物などを調理するときに使う箸。

真魚箸
肉や魚を料理するときに使う箸。

盛りつけ箸
盛りつけ専用の箸。和菓子職人はきんとん箸とも呼ぶ。

取り箸
食卓で一緒盛りの食べ物をそれぞれの器に取り分けるときに使う箸。

手元箸
食事をするときに使うその人専用の箸。
直接口に運ぶ箸。 日本では他人が口をつけた箸を使うということを極端に嫌う。
これは衛生観念というより、感覚の問題、心の問題だと言われている。

菓子箸
菓子専用の手元箸。黒文字を使う。

火 箸
炭なくしては始まらない茶の湯。
炭をつぐ火箸は飛鳥の時代に既に使われていた。

塵 箸
露地の躙口近く、塵穴に立つ青竹は茶事で最初に見る箸。


割り箸だからといって手を抜かない日本人。こんなに種類を増やしました。

丁六(ちょうろく)
頭部が長方形でもっともシンプルな箸です。角をとったり割れ目に溝を入れるなどの
加工は一切していません。コンビニなどのお弁当にもついているタイプ。
名前は、江戸時代に庶民の貨幣だった「丁六銀貨」から来ています。

小判(こばん)
丁六箸の四つの角を削って、面取り加工をしただけの割り箸。
名前の由来は、頭部から見ると面取り加工のために楕円形になっていて、
小判に似ていることからきています。
立ち食いソバなどで使われる小判箸。
上から見ると小判型に見える

元禄(げんろく)
小判箸の割れ目にも溝を付けて、割りやすくしたもの。
名前の由来は頭部が元禄時代の「元禄小判」に似ていることから来ています。
現在、日本で一番多く流通している箸です。
ラーメン屋や庶民的な定食屋などでよく使われている元禄箸。
小判型より少し高級

利久(りきゅう)
真ん中がやや太く両細型の箸。室町時代に千利休が茶席でもてなす時に
愛用した事からこの名で呼ばれています。商人が「利を休む」のを嫌って「利久」と変えました。
利久箸。割り箸の場合はくっついているので「夫婦利久」と呼ばれる。
2本バラバラだと「らんちゅう」と呼ぶ


天削(てんそげ)
大正時代に開発された箸。その名の通り頭部(天)が斜めに削られているから
「天そげ」と呼ばれ、木目の美しさを強調しています。
溝の加工はせず、先端の部分のみ面取り加工がしてあります。
高級料亭などで使われている、頭部を斜めにカットした天削箸。
吉野杉でできた物は高級品


竹割(たけわりばし)
竹材を使ったやや太めの割り箸です。すぐ伸びる竹を使うことで、
自然環境保護の視点からも注目されています。

竹を使うので環境にも優しい竹割り箸。
強度があり油を弾くので天ぷらやうなぎなどに最適


丸箸(まるばし)
割って使うのではなく2本バラバラの組箸です。両端を細く加工してあり、使いやすくなっています。
お客様用やお祝い事の箸として使用されることも多く、「柳箸」とも呼ばれます。
古くからお正月用の雑煮用として使用されている丸箸。
来客用など改まった席向き


利久箸(懐石用)
高級懐石などに使われる箸。千利休は客を招く日の朝に必ず、吉野から取り寄せた赤杉の箸材を、
両端を細くして持ちやすいように小刀で削って、人数分の食べやすい箸を作ったそうです。
吉野赤杉を使った本格的な高級利久箸。
両口箸の片側が精進物、もう一方がなま物用に使用されることも

食べる前から知識でお腹一杯になりそうです。

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No.274「勝手口の三河屋さん」

サザエさんの三河屋さん。
東京が舞台なのでに何故、三河屋なのかが気になります。
早速、ネットで調べると三河地方は、徳川家康の出身地。
家康が江戸幕府を開いた時にお膝元の三河から商人たちも連れて行ったので、
その由来から「三河屋」という名の商店が関東に多いそうです。
なるほど。

因みに私の住む小田原には小田原城があります。
この技術を買われて江戸城建設の際には小田原の職人が多く呼ばれたといいます。
石垣には小田原の石が運び出されたりして築地付近には小田原町という
地名があったそうです。

話しはそれてしまいましたがサザエさんの生まれた町、
東京都世田谷区「桜新町」には実際にモデルとなった三河屋さんが長年あったそうです。最近では「セブンイレブン三河屋店」になってしまったそうですが。

私の実家でも酒屋さんがお酒や醤油、みりんなどの一升瓶を木のケースに入れて
届けてくれておりました。移動するのも一苦労なので勝手口から入れてもらったほうが
便利だったのです。
漬物を漬けていたのは勝手口の外だったり、お風呂の釜も勝手口に隣接していました。
以前、メルマガで書かせて頂いたように昔のお風呂は釜で薪を燃やしていたので
灰の処理をするのに直ぐに外に出せる位置にしておいたのです。

農家の勝手口は今でも立派です。
玄関と勝手口の大きさがほぼ一緒の家もあります。
農作業から帰ってくると長靴や服についた泥や汗をすぐに洗いたいので
浴室が近い勝手口から入ります。
ついでに収穫物も直接、台所の流しに運ぶことで手間が省けます。
勝手口とはよく呼んだものです。

新築住宅で勝手口を設計する機会がかなり減りました。
セキュリティーのこともありますがひとが汚れることが
無くなったことと一升瓶などの出入りが無くなったことでしょうか。

因みに「玄関」と大辞林で調べると
1 建物・住居の主要な出入り口。「正面―」
2 禅宗で、玄妙な道に入る関門。転じて、禅寺の方丈への入り口。
3 寺の書院の入り口や公家の車寄せ、また、武家の入り口の式台のある所。
4 江戸時代、名主宅のこと。玄関を構えることを許されたのでいう。
《2が原義》

スゴイ格式です。
私などいつまでたっても勝手口からでしか入れそうにありませんが。

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No.273「ソファーをみておもふ」

ソファーがリビングに置かれ出したのはいつ頃からでしょうか?
応接間があった昭和30年代はソファーという呼ばれ方ではなく
応接セットがありました。
一人掛けの椅子が2脚
三人掛けの椅子が1脚
そしてテーブル。
テーブルの上にはガラスや石製のライターと灰皿とレースのカバー。
そうそう、椅子にもレースが掛かっていたような気がします。

応接間が消えて、ついでに応接セットも消えましたが
応接セットの代わりに腰掛けられる何かを日本人は模索していのでしょうか?
それとも家具屋さんが腕を持て余していたのでしょうか。
それはソファーという形でリビングに復活して来ました。

大手家具屋さんに行けば1脚で売るよりもセット売りのが儲かるのでしょう。
やはり往年の応接セットよろしくソファーセットと言う形で
一人掛けの椅子が2脚
三人掛けの椅子が1脚
そしてテーブルが用意されています。
テーブルの上にはガラスや石製のライターと灰皿とレースのカバーはありませんでしたが。

家の新築と共に家族で訪れてこのソファーセットを購入します。
晴れてリビングにソファーセットが置かれるわけですが
ティータイムやおやつを食べるときはそのゴージャスソファーには腰掛けずに
床の上に座ってテーブルをちゃぶ台のように使って食します。

トレンディードラマでもよくこのようなシーンを見かけるので恐らく日本中、
このスタイルなのでしょう。

昼食も夕食もこのパターンで取るようになると次第にソファーの存在が
うっとうしく思えてきます。
最初にリビングから消滅して行くのが一人掛けのソファーです。
やがてもう一脚も旅立ちを向かえて残るのが3人掛けソファー。
こちらは残ります。
お父さんが寝るために残すのです。

日本人がソファーを選ぶときの注意点、それは肘掛です。
肘掛が枕代わりになるように適度な高さと柔らかさをチェックすると
いつまでもリビングで仲良く一緒に居れることでしょう。

因みに実家にはついにソファーが来ることはありませんでしたが。
(何故なら全室和室だからです。)

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