設計事務所アトリエシゲが教える住まいに関する情報や裏技 2007年06月
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設計事務所アトリエシゲが教える住まいに関する情報や裏技

「家は叶う 建つべし! 建つべし!」個性派住宅を数多く手がけた建築家が楽しいすまい奪取への情報や裏技をわかりやすくときにはおもしろおかしく提供いたします。

No.259「網戸の話」

私が子供の頃は窓は木製でした。
窓本体を障子といいます。和紙を貼る室内の建具と同じ呼び方です。
廻りの枠も当然木製。
廻りの枠を大工さんが作った後に建具屋さんが寸法を測って
工場で製作後取り付けにやってきます。

そして窓の外側には虫が入らないように網戸がついていました。
子供の頃なのであまり覚えておりませんが木製網戸の網は固定なものが多く
レールがあったりなかったりした気がします。
そのようなことで片側だけの開放でした。
網も金属製だった気がしました。

やがて昭和47年頃から新築の家ではアルミサッシュが使われるようになりました。
当時は引き違い窓が殆どだったので網戸も木製時代のように外側に付きました。
レールがあるので今度は自由に動きます。
網も青いナイロンのネットになりました。
網戸を使うのは夏だけなのでそれ以外は外して納戸などに仕舞っていたようです。

あれから35年、網戸も少しずつ進化しています。
青いナイロンネットは黒いものに変わりました。
室内から外を眺めてもネットが気になりません。
窓形態も変わり、突き出し窓やフルオープンの窓迄あります。
引き違い窓の形態以外は元々、欧米の文化だったものなので
網戸は半ば強引とも思える進化をしております。
例えば横滑りだし窓やたて滑り出し窓のような外側に窓が
出るタイプは窓より外側に網戸があってはぶつかってしまうために
内側に取り付けざるおえません。
内側に付いた網戸は内側に開くようになります。
あまりスマートなオペレーションではありませんね。
しかも、夏の夜「そろそろ窓を閉めて寝ようか」と思った際には
網戸を一旦、内側に開いてからでないとサッシュを閉じることが出来ません。
その瞬間に虫の侵入を許してしまうのです。
すこし残念です。

問題なのはフルオープン窓。
窓全体が開放になるので気持ちよいのですが網戸面積も窓全体になります。
普段は両袖に隠れていて使うときだけアコーデオン状の網戸が左右から引き出て
真ん中で固定されます。
黒いネットになってから網戸そのものの存在が見え難くなったので

「タッツタッツタッツ!」と小さなお子様が突き抜けてしまうことが度々。
特殊網戸なので部品代がスゴイことになります。
ご注意を。

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No258「アストロホイル」

これはいい! 遮熱材というそうです。
いつも研究熱心な建築会社の社長さんに強く勧められたのが
こちらのアストロ-Eという遮熱材です。
一見するとキャンプの寝袋の下に敷く銀のシートや
浴槽の保温に使うあのシートに見えます。

住宅に使用する断熱材は素材そのもので熱を吸収したりするので
壁内に熱がこもりやすく、生物の温床にもなりやすいのです。
建物が得る熱量の80%は屋根からの太陽熱といわれているので
この熱を反射させることで快適性を得ようという考えが
アストロEという遮熱材です。

実際に夏場の屋根は太陽の電磁波で発熱し 55-70 度位に上昇します。
この高温の屋根が、さらに家の中の壁、天井などに輻射熱を放射して
表面温度を上げていきます。
夏の夜、気温が 35 度から 25 度に下がったにも拘らず暑く感じ、
寝苦しいのは、この熱を持った壁、天井などからの輻射熱を体が感じるからです。
これからの住宅は夏場の遮熱対策がキーポイント。
屋根下をアルミ純度 99%、反射率 97%の遮熱材 アストロ-E で覆うことで、
輻射熱をはね返します。

この素材を外壁と屋根面に貼る事で
夏は外気の熱線を外に反射して室内の冷線を室内に反射します。
こうすることで室内を保冷します。   
冬は外気の冷線を外に反射して室内の熱線を室内に反射します。
こうすることで室内を保温できるのです。

表面が銀色なので太陽光を反射出来るのはイメージ出来ますが
実際に貼るのは外壁の中。
そんなので太陽光が反射出来るのかと質問をしたところ
銀色の素材そのものが太陽熱を反射する性質があるので効果があるのだ
ということでした。

坪当たり2万円前後で施工可能だそうです。


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