設計事務所アトリエシゲが教える住まいに関する情報や裏技 2005年07月
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設計事務所アトリエシゲが教える住まいに関する情報や裏技

「家は叶う 建つべし! 建つべし!」個性派住宅を数多く手がけた建築家が楽しいすまい奪取への情報や裏技をわかりやすくときにはおもしろおかしく提供いたします。

No.218「二世帯住宅契約の知恵」2

前回、一口に二世帯住宅といってもその家の造りはタイプ別に
分かれることをお知らせいたしました。

心地よい家族の距離が保てるのは家族間だけが知りえるバランス
だと思います。
その絶妙のバランスを上手に探り出して住まいに反映出来れば
素敵な時間を過ごせること間違いないことでしょう。

さて、前回のタイプ別の造りのなかで
4「玄関2つで親夫婦、若夫婦が扉一枚隔てて分かれている2つの家」
5「家は1つだが玄関の位置もまるっきり離れたマンションのような家」
がありました。
「ドライな家族間」のような感じもしますが家の有効活用とすると
実に合理的な面もあります。

は将来起こるべく親夫婦とのお別れの後、残された空間が少々のお金を
生み出してくれます。
今まで繋がっていた扉をロックして賃貸として借主に使っていただくのです。
二世帯住宅では一世帯住宅と比べて面積も設備も増える為、建築コストもあがり
それに伴ってローン返済額も上がります。
しかし、住宅のローンは35年と長期でしかも低金利です。
返済総額が大きいのですが年の返済金額は全体から比べれば低く押さえら得ています。
それに比べて賃貸住宅の家賃は割高なので月々のローン金額の一部を賃貸家賃から
充てれば飛躍的に楽になることでしょう。
最近ではこの形式をマンションで始めているディベロッパーもありなかなか好評だそうです。

の場合は4を更に合理的に考えたものです。
「家は1つだが玄関の位置もまるっきり離れたマンションのような家」となると
建築基準法ではもはや「一戸建ての住宅」ではなく
「共同住宅」や「長屋」のカテゴリーとなってしまいます。
不特定多数の人が活動する建物ということで一気に制約が増えますがそれでもメリットは
あります。
例えば家真ん中で壁一枚で分けたような家の形態にすれば
土地まで一緒に売買という形も取ることが出来ます。
相続税が増えそうな場合、親夫婦世帯を土地ごと売ることも出来るので
資産が多い場合は選択肢が増えてよいと思います。
但し、設計に初めから分割が出来るように壁などに工夫を施しておく必要があります。


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No.217「二世帯住宅契約の知恵」1

少子化の流れで日本の人口が緩やかな減少に転じます。
兄弟が少なくなることで若夫婦それぞれが親の面倒をみる必要性も出てきました。
若夫婦に於いては子供の成長に伴い手狭になった住環境を打開すべく住宅を求める
必要性も出てきます。
そこで経済面の負担を軽減する意味でも両者が一緒に生活を始めるいわば
二世帯住宅という選択肢が増えてまいりました。

二世帯住宅といっても形態が様々です。
玄関1つでLDK、洗面脱衣室、浴室が各1部屋の大きな家
玄関1つでLDK2つ(または一つはファミリールームのような小さなLDK)、
洗面脱衣室、浴室が各1部屋のプライバシーやや重視の家
玄関1つで1階が親夫婦、2階が若夫婦世帯の階段で繋がった2つの家
玄関2つで親夫婦、若夫婦が扉一枚隔てて分かれている2つの家
家は1つだが玄関の位置もまるっきり離れたマンションのような家

大きくはこの5タイプに分かれます。
間取りの分け方も家族の価値観や諸事情により変化するのが一般的です。
1については親はお母様だけのケースや単身赴任や出張が多いご主人向け
2については理解ある奥様がご主人側の両親と一緒に住む場合、リラックス出来る
空間としてファミリールームをつけることでバランスを保つ
3については奥様が子供を親夫婦に預け易い様に三世帯のコミュニュケーションを
とりやすくしたい場合
4については親夫婦の健康面などで何かあった場合、緊急に様子がわかるようにした場合
5についてはお互いのプライバシーを尊重した大人の関係にした場合
といったところでしょうか。