設計事務所アトリエシゲが教える住まいに関する情報や裏技 2005年03月
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設計事務所アトリエシゲが教える住まいに関する情報や裏技

「家は叶う 建つべし! 建つべし!」個性派住宅を数多く手がけた建築家が楽しいすまい奪取への情報や裏技をわかりやすくときにはおもしろおかしく提供いたします。

No.210「都市計画とは 番外編1」

3回ほど堅苦しい話が続きましたのでちょっとコーヒーブレイクを。。

家を建てられる場所が決められており、
大きくは「都市計画区域」と「都市計画区域外」に分かれ、
その「都市計画区域」の中には「市街化区域」「市街化調整区域」或いは「未線引き区域
」とに分かれて
その「市街化区域」の中に「用途地域」や「防火地域、準防火地域」その他が
分かれております。

結局は基本的に用途地域内を利用して建築するしかないのですが建物の種類は地域で
制限を受けております。
ところがすべての用途地域で建築できるグループがあるのです。

それは。。
神社、寺院、教会グループ
保育所、診療所、公衆浴場、老人福祉センター、児童厚生施設グループ
巡査派出所、公衆電話所グループです。
理屈はこうです。
宗教を信じる人にとって場所は関係なく、怪我や病人も場所に関係なく発生するからだ
そうです。

次はウルトラCです。
条件さえ揃えばどんな場所に建てられる物があります。
富士山頂上でも沖ノ鳥島でも大丈夫!!

それは
大学などを含まない学校
社会福祉施設
医療施設
公民館
駅舎やその他の鉄道施設
変電所などです。

国、都道府県などの公的機関が開発行為で行う場合は、でたらめな
宅地開発が行われる心配がないからだそうです。
本当かな??
(もう一回だけつづく。。)
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No.209「都市計画とは 3」

前回は用途地域を紹介しました。
更には
特別用途地区、特別用途制限地区、高層住居誘導地区、高度利用地区、
特定街区、都市再生特別地区、防火地域と準防火地域、美観地区、風致地区etc。。。
とありますが活字では難解なので割愛させてください。

ここでは防火地域と準防火地域だけ紹介いたします。
まちの中心部では建物が密集して建てられている為、ひとたび火災が発生
するとたちまち燃え広がり、たいへんな被害が出る恐れがあります。
そこで、このような惨事にならないように建築物の建築制限をして
未然に防ぐようにしました。

防火地域と準防火地域は用途地域の中にあります。
例えば「近隣商業地域で準防火地域にも入っている」とか
「商業地域で防火地域にもはいっている」と言った具合です。
勿論、「近隣商業地域で防火指定はない」のもあります。

防火地域に指定されますと地下を含む階数が3以上の建物や延床面積が100㎡
を越える建築物は耐火建築物としなければなりません。
簡単に言えば鉄筋コンクリート造の建物です。
地下を含む階数が2以下でかつ、延床面積が100㎡以下の建物であっても
最低で準耐火建築物にしなければなりません。
防火地域内に木造の住宅を建てたい場合は
耐火構造には出来ないので地下を含む階数が2以下でかつ、
延床面積が100㎡以下の準耐火木造建築物までになります。
(次回につづく。。)

No.208「都市計画とは 2」

「市街化区域」の土地の利用や建物の建て方のルールを更に細かく
決めているものが「用途地域」といいます。

静かな住宅地の中に大きな工場やデパートが出来ると、住宅の環境が
悪くなるばかりでなく、工場の操業にとっても不便であり、デパートも
営業しにくくなり、お互いマイナスです。
そこで、住宅、商店、デパート、工場など建築物の種類や規模によって
建てることの出来る場所を制限をするのです。

用途地域は12種類あります。
以前にもこのメルマガで紹介いたしましたが再度おさらいで紹介します。

住居系「第一種低層住居専用地域」「第二種低層住居専用地域」は
1階建てや2階建ての閑静な住宅街にするための地域です。
住環境重視なので基本的には住宅専用地域といった意味でしょう。
お互いの家が気持ちよく住める為に各々の敷地に対して建てられる家の
割合が低くなっていたり、最高の高さも10m以下に押さえられたり、
北側に寄り過ぎて家を造ると裏のお宅に陽が入らなくなるので
北側斜線制限を設けたりしております。
どうしても広めな敷地が必要となる為にコストパフォーマンスは高いとは
いえませんが静かな環境が期待できるのが魅力です。

住居系「第一種中高層住居専用地域」「第二種中高層住居専用地域」は
マンションなどの高層住宅などを建てる為の地域です。
上記の「低層住居専用地域」の付近に多く、大小の住居が入り乱れて
建っているイメージでしょうか。
ただ、最近では住宅とマンションなどで日影問題が発生しており、
高さの面で行政が「高度地区」といった規制を設けて北側からの斜線や
高さの最高限度を決めはじめました。
高さに於いては「低層住居専用地域」に近い規制になる傾向にあるようです。

住居系「第一種住居地域」「第二種住居地域」「準住居地域」は
住居と共に店舗、事務所、ホテルなど様々な建物が立ち並んだ地域です。

商業系「近隣商業地域」は
近くの住民が日用品の買い物をする商店などが立ち並ぶ地域です。
住居系地域に近いところで商店が立ち並び買い物に便利な場所と位置づけられて
道路に沿って設定される場合が多いようです。
そのために交通の音などの生活騒音も多いので静かな環境を求める住宅には不向き
かも知れません。

商業系「商業地域」は
デパート、ビル、飲食店が集中する地域です。
主として商業、その他の業務の利便を増進するため定める地域。

工業系「準工業地域」は
環境を悪くする恐れのない軽工業の工場などを建てるための地域です。
不動産広告で比較的条件がよい格安物件などは現地に足を運ぶと
隣が工場だったり、隣から「準工業地域」になっていたりすることも
あります。
休日は工場も静かですが平日は稼働中なので騒音もチェックしないといけません。

工業系「工業地域」は
大工場が集中している地域です。

工業系「工業専用地域」は
工業団地になっている地域です。
(次回につづく。。)