設計事務所アトリエシゲが教える住まいに関する情報や裏技 2005年01月
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設計事務所アトリエシゲが教える住まいに関する情報や裏技

「家は叶う 建つべし! 建つべし!」個性派住宅を数多く手がけた建築家が楽しいすまい奪取への情報や裏技をわかりやすくときにはおもしろおかしく提供いたします。

No.205「自分で設計しよう!!」

こんなことを書いてしまうと私の仕事は無くなります(笑)
しかし、自分がもし設計の仕事に携わっていなければやはり知恵を
絞って自分で設計もどきをして楽しんでいたことでしょう。
PCの発達でソフトも充実してきました。
少しご紹介いたします。

(1)パソコンで家づくり「3Dマイホームデザイナー」
http://www.megasoft.co.jp/3d/
マイホームの間取りをデザインできる住宅シミュレーションソフト。
今バージョンでは、 家族構成、 広さ、 玄関の向きなどを入力すると間取りプランを提案してくれたり
、 家具、 設備機器、 エクステリアなどを間取り図上で検討することができ、
梁や階段の蹴り上げ・踏込みの数値設定も間取り図で設定できるので、
立体化の表現力が向上し、 かつ操作がより簡単に行えるようになった。また、
業務用であるPROシリーズとデータ完全互換をサポートしているため、
施主とビルダーとの打合せがスムーズに行える。
最新の住宅設備アイテムを備えた素材データを4000点以上標準装備し、
インターネット上での住宅素材提供サービス「データセンター」に収録している20000点以上の
データを6ヶ月間無料で利用できる権利も付いている。
標準価格\9800

(2)こちらはプレステでゲーム感覚「マイホームをつくろう」
http://www.vis.co.jp/myhome/
こちらも3Dが充実で素晴らしいグラフィック。
\5800

(3)激安ソフトのソースネクストより出した「ズバリ マイホーム」
http://shopping.yahoo.co.jp/shop?d=SHPR&id=4510189502401
簡単かつスピーディーな平面・3D住宅デザインソフト。
部屋のサイズや形状の変更、 地上・地下の設計も可能。
作成した家の中を自由に歩きまわれるウォークスルー機能や、
作成した家の外観をいろいろな角度から確認できる鳥瞰図機能のほかにも、
レンダリング機能、 電子カタログ機能、 絞込み検索機能などを搭載。カラーコーディネイト、
デジカメやスキャナで取り込んだ画像の活用・立体化、 BMP/JPEG/TIFFへの出力も可能。
ズバリ激安の\1980

(4)エー・アイ・ソフト 「3Dあっ!とホームプランナー Ver3バリューパック」
http://www.aisoft.co.jp/japanese/products/3dhome3/3dhval.asp
対話形式の画面に従ったマウス操作で立体イメージの作成ができる、
家庭向けマイホームデザインソフト。間取り設計では、
生活スタイルや居住人数を選択することで、目的に合った部屋のリストを作成することが
可能で、 完成した住宅の室内では、 室内をリアルタイムで自由に歩き回ることができ
るウォークスルー機能を装備。
またインテリアデザインに3Dパーツを2100種類以上、 テクスチャーを2400種類以上、
さまざまなメーカーの製品パーツを800点収録。
コンセプト別に建築家の吉田桂二氏が推薦する間取りをベースとしたサンプルを120
種類収録しているので、 モデルハウスをベースに理想のマイホーム設計が行える。
今バージョンから搭載の「3Dスーパーファイン画質モード」で、 太陽の光や照明に
よってできる影や反射をシミュレーションできるようになった。
さらに、 住宅設計・住宅資金・インテリアなどテーマ別に分類された「インターネット
住宅お役立ちリンク集」を同梱し、 価格改定したバリューパック版。
\4800

(5)インフィニシス 「一軒楽着 Lite 」
専門的な知識や難しい操作を必要とせず、 短時間で間取り図が作成できるソフト。
畳や引き戸など数々の部品をライブラリから選んで、
部品を画面上の図面の中に配置していくだけで間取り図を作成することができ、
またオリジナルの部品を作成して登録することも可能。
描いた線を自動的に中抜き処理して窓として表現できる中空線ツールを搭載しているほか、
壁線を描くことや、 寸法・面積・角度の自動計算が行える。さらに、
地図の作成に使用できる地図記号・道路部品なども収録。
\4900

(6)ロジック 「イエスマイハウス」
簡易見積・風水診断機能が搭載された家作りソフト。間取り図の作成は、 部屋リストから和室や洋室、 キッチンなどを選び配置するだけで作成できるほか、 作成した間取り図からボタン1つで3D立体モデルを作成できたり、 屋根をはじめ自動生成で切妻・寄棟なども作成可能。また、 外壁の種類や内装レイアウトを変えるなど、 マイホームを自由にシミュレーションできる。間取り図や3Dパースは、 BMP・JPEG形式に対応。さらに、 気に入ったプランができたら、 インターネットで間取りを送信するだけで、 標準価格で計算された見積書がEメールで返信されたり、 風水師「張真紀」の風水診断が受けられるオンラインサービスを提供。
\12800

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No.204「上手いぞ営業マン」

テレビでお買い得物件の番組を観る機会が年に何度かあります。
優秀な営業マンはマンションの北側の部屋でもその卓越した話術で
たちどころに売り切ってしまうと聞きました。
賢い読者の皆さんはよく分析しているかと思いますが
(テレビに向かって喧々諤々ツッコミを入れている??)
言葉の裏側について紹介してみたいと思います。

例えば「この部屋は天窓が付いており、大変おしゃれです」という話。

住まい手のことを考えて憧れの天窓をつけて付加価値がついた空間に
したと言っておりますが、建売住宅の場合は敷地一杯に建築するので
建築基準法の採光条件を満たすことが出来ない部屋が出来ることが
多々あります。寝室などの個室のように長時間継続して居る部屋には
一定量の陽の光をいれて健康的に生活出来るように計算値で満たさなければ
なりません。
天窓の付いている部屋には天窓とは別に壁に普通の窓が付いていると思います。
「その窓を計算値にカウントすれば良いのでは?」と思いますが
窓を開けても直ぐに隣家の外壁であれば暗いように、窓を大きくすれば
良いわけではなく、敷地境界線から窓までの距離がある程度無ければ有効な窓
とみなしてくれないのです。
この窓が有効でない場合の逃げ道として天窓が有効になってくるのです。
天窓は遮るものがないので普通の窓の3倍陽の光が入ると仮定されて
1ヶ所天窓があればその部屋の基準を満たしてしまう効果があります。
おしゃれでつけた訳ではなく、基準を満たす為、苦肉の策でつけた場合のが
多いのが本当だと思います。



No.203「応急危険度判定の方法 3 」

前回の応急危険度判定士の続きです。

倒壊した建物に色の付いた判定標識と呼ばれるステッカーが
貼られ、今後の家の修繕対策の標にするのですが
応急危険度判定士は何を基準に建物を判定しているのでしょうか。

応急危険度判定調査表にデータを記入して総合判断により
最終決定をします。
建物概要を記入後、外観調査に入ります。
「一見して危険と判断される」に該当すれば即「危険(赤)」になり
調査終了です。
判断内容は
建物全体又は一部の崩壊、落階
基礎の著しい破壊、上部構造との著しいずれ
建物全体又は一部の著しい傾斜
そのた

判断が分かれているならば2点のカテゴリーに於ける細目の調査に進みます。
まず「隣接建築物・周辺地盤等及び構造躯体に関する危険度」カテゴリー
の中では
(1)隣接建築物・周辺地盤の破壊などによる危険
(A) 危険なし
(B)不明確
(C)危険あり

(2)構造躯体の不動沈下
(A)なし又は軽微
(B)著しい床、屋根の落ち込み、浮き上がり
(C)小屋組の破壊、床全体の沈下

(3)基礎の被害
(A)無被害
(B)部分的
(C)著しい

(4)建築物の1階の傾斜
1/60以下
1/60~1/20
1/20超え

壁の被害
軽微のひび割れ
大きな亀裂、剥落
落下の危険あり

腐食・蟻害の有無
ほとんど無し
一部の断面欠損
著しい断面欠損

(1)~(6)の項目中全て(A)であれば「調査済み」(緑色の判定標識)
(B)が一つでもあれば「要注意」(黄色の判定標識)
(C)が一つでもあれば「危険」(赤色の判定標識)

次に「落下危険物・転倒危険物に関する危険度」カテゴリーの中では

(1)瓦
(A) ほとんど無被害
(B)著しいずれ
(C)全面的にずれ、破損

(2)窓枠・窓ガラス
(A)ほとんど無被害
(B)歪み、ひび割れ
(C)落下の危険あり

(3)外装材 湿式の場合
(A)ほとんど無被害
(B)部分的なひび割れ、隙間
(C)顕著なひび割れ、剥離

(4)外装材 乾式の場合
(A)目地の亀裂程度
(B)板に隙間が見れる
(C)顕著な目地ずれ、板破壊

(5)看板・機器類
(A)傾斜無し
(B)わずかな傾斜
(C)落下の危険あり

(6)屋外階段
(A)傾斜無し
(B)わずかな傾斜
(C)危険

(7)その他
(A)安全
(B)要注意
(C)危険

(1)~(7)の項目中全て(A)であれば「調査済み」(緑色の判定標識)
(B)が一つでもあれば「要注意」(黄色の判定標識)
(C)が一つでもあれば「危険」(赤色の判定標識)
先の「隣接建築物・周辺地盤等及び構造躯体に関する危険度」カテゴリー
と比べてより危険な方を採用して判定します。

以上により判定士が建物のどの部分を注視して判定しているかが
判っていただけるかと思います。
近年では国の助成金がこの判定によって金額が大きく分かれてしまっているため
に物議をかもし出している感もあります。
より制度の向上に努めて社会的使命をまっとうして行きたいこのごろです。


No.202「応急危険度判定の方法 2 」

前回の応急危険度判定士の続きです。

倒壊した建物に色の付いた判定標識と呼ばれるステッカーが
貼られて今後の家の修繕対策の標にするのですが
ステッカーが貼られて行くまでの流れを説明いたします。

腕章をつけた応急危険度判定士が2人1組で行います。
沢山の建物を判断しなければならないので迅速に手際よく行います。
判定調査は建物の外観目視を原則に行います。
内観調査は必要に応じて実施いたします。
内観調査など建物等への立ち入り調査に関しては実施本部の
指示によります。
一見して明らかに大破以上の建物に付いては詳細な調査は省略します。

応急危険度判定士手帳による居住者との対応例を紹介すると

判定作業中について
居住者等:「何をしているのか?」
回答例:(応急危険度判定士認定証を提示し)
「私たちは○○士の要請により、被災した建築物に引き続き居住出来るか
どうか、また、二次災害防止のため建築物の安全性(危険性)を判定している
ところです。

判定標識の表示について
(a)調査済(緑色の判定標識)
居住者:「この建物は安全ですか。これからどうすれば良いのですか」
回答例:「建築物被害は軽微であり、使用可能だと思われます。
今後とも注意して使用してください。
また、部分的に損傷しているところは早めに応急修理してください。
何かありましたら判定標識に記載してある電話番号に電話してください」
(b)要注意(黄色の判定標識)
居住者:「要注意とはどういう意味ですか。私はどうすれば良いのですか」
回答例:(技術的見地から危険と思われる個所や状態を説明し)
「建築物に立ち入る場合には、判定標識の注記に書いてある内容に従って、
十分注意してください。(特に就寝に使えない場合は、必ずその旨を強調
しておくこと)○丁目の○○体育館を非難場所として用意してますので
ご希望の場合はご利用ください」
(c)危険(赤色の判定標識)
居住者:「危険はどういう意味ですか。私はどうすれば良いのですか」
回答例:「建築物は構造的に相当の被害を受けていますので、このまま
お住みになると危険です。是非、市の担当部局に相談してください。電話番号
は判定標識の記載してあります。
丁目の○○体育館を非難場所として用意してますので早急に非難してください」
(d)要注意(黄色)や危険(赤色)の内容について
居住者:「言うことを聞かなければならないのか?」
「強制力はあるのか?」
回答例:「これらは、技術的見地からの勧告としての表示ですが、住民の皆さんの安全確保のため、ご理解とご協力を頂きたいと思います。」

以上がコメント例です。
一番関心があるのは(d)の相談では無いでしょうか?
時間とお金をかけて耐震診断をすれば的確な補修計画も立ちますが
住民全て、衣食住の住の部分での早期安全、安心を目指した組織なので
簡易的な判断になってしまうのは否めません。

応急危険度判定士というのは応急手当と似たニュアンスだと思います。
救急車がやってきて病院で本格的手術をするまでの車内での手当てと
お考えいただければ理解しやすいのではないのでしょうか。