設計事務所アトリエシゲが教える住まいに関する情報や裏技 2004年12月
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設計事務所アトリエシゲが教える住まいに関する情報や裏技

「家は叶う 建つべし! 建つべし!」個性派住宅を数多く手がけた建築家が楽しいすまい奪取への情報や裏技をわかりやすくときにはおもしろおかしく提供いたします。

No.201「応急危険度判定の方法 1 」

新潟中越地震で多くのお宅で家屋の被害に
逢いました。
余震活動も終息に向かい避難所生活から自宅に戻ると家の外に
色の付いた紙が貼ってあります。
判定標識と呼ばれるものです。
この判定標識を見て今後、どのように家を直すかを判断する
簡易的な標となるものです。

本来の主旨は
地震が発生した直後において、被災した建築物の被害状況を
調査し、余震等による建築物の倒壊、部材の落下から生ずる二次災害を
防止し、住民の安全を図ることを目的としたものです。
建築の知識の無い一般住民が精神的、経済的な不安をいち早く
少しでも和らげる効果もあると思います。

一体誰が貼っているのかというと
応急危険度判定士と呼ばれる方々で組織されます
元は東海大地震を想定し隣接県の行政で始めたものですが
阪神淡路大地震をきっかけに全国規模に広がった組織です。

建築士の免許を持ち、応急危険度判定士の講習を受け、知事が認めた者に
なります。(神奈川県の場合)
行政の熱心な指導の元、今では多くの判定士が誕生して神奈川県からも多くの
判定士が応援に駆けつけました。

応急危険度判定士は、被害を受けた建築物が余震を受けて生じる二次被害等を
防止することが目的である為、地震発生後出来るだけ速やかに実施することが
望ましく、地震発生後1~2日をめどに開始されます。
実施期間は、10~14日間程度を目安としています。

要約すれば地震発生後、被災市町村対策本部が設けられて
それらより応急危険度判定士の資格を持った建築士が要請を受けて
判定作業が出来る者が(応急危険度判定士自身も被災しているので)参加
します。
全国規模での活動に発展して中越地震では被災地の応急危険度判定士と
外部からの応急危険度判定士がペアになって活動しました。
このようなことで判定士不足といったことが少なくなってきたようです。


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No.200「地震」

地震の揺れは新潟中越地震でその恐怖を見せつけられました。
近年の建物は地震対策が施してあるので施工さえきっちりしてあれば
潰れる事はありません。
後は地面の耐力です。
地面だけは全て取り替えることは出来ないので出来る範囲で
補強をする必要があります。
まずは自分の立っている真下はどのような地盤なのかを
知る必要があります。
地盤調査をかける前にまず簡単に判るサイトがあります。

「軟弱地盤マップ」
http://www.jiban.co.jp/geodas/guest/index.asp

今週は軽めにお送りしました。

No.199「マンション購入のポイント」

住宅の設計を生業としているので
マンションなどの共同住宅をご検討の方とお逢いする機会は
あまりありません。
しかし、マンションを購入しようか?一戸建てにしようかと
検討されている方の為に今回はマンション購入にあたっての
ポイントを紹介させていただきます。

住宅は一回建ててしまうとインフラ代金(電気、ガス、水道代など)の他は
毎年、払うのは固定資産税のみです。
(本当は家のメンテナンスの為に積み立ては必要ですが。)
一方、マンションの場合は共同住宅と言われるだけあって全体で足並みを
揃えなければならない都合上、強制的な負担が発生いたします。
以下の名目がそれです。

管理費
マンションには、エレベータ、階段、受水槽、駐車場など居住者が共同で維持管理しな
ければならない部分がたくさんあります。
70㎡の専有面積ですと管理費が12,000円/月~ 20,000円/月程度でしょうか。
管理人さんを置く、置かないによって変わってきます。

修繕積立金、修繕積立基金
マンションの外壁が古くなればお化粧をし直さなくてなりません。
エレベータなども老朽化すれば交換が必要でしょう。その為の積み立てです。
同様な性質のもので修繕積立基金というものもあり、毎月の負担を軽くするために、
初めに諸費用として支払います。
物件によっては初めの負担を大きく設定してあるものもあるので要注意です。
ただ、修繕費というのは多いに越したことはありません。
マンションは築後、30年あたりで、外壁から設備配管まで大規模修繕があるからです。
管理と修繕費の割合で管理費ばかりが高いのはチェックが必要かも知れません。

駐車場料金
行政の条例で最近はマンションは100%駐車場を確保しなくてはならない所も増えてきました。
計画の段階であの手この手で駐車場を確保するのですが100%確保する為には立体駐車場が
必須になってきます。
スペースを更に確保する為に機械式の駐車場へとなってゆくのですが
維持管理費の負担が大きくなる為に気になるところです。
大規模マンションでは青空駐車場+立体駐車場+機械駐車場を組み合わせてあるところもあり
不公平の内容に管理組合により数年に一度抽選などで決める場合もあります。

管理費や修繕積立金は100戸以上の大規模共同住宅になると割安感が出てきます。
更に低層より中層のが割安です。

「管理費が高い」と共同住宅の管理組合でよく上がる話題です。
建築当初は売り主または販売代理会社の関連会社やマンション管理会社で管理をしております。
住み始めると管理会社の対応がよくわかってくることでしょう。
悪かった場合は、管理組合で罷免することもできます。