設計事務所アトリエシゲが教える住まいに関する情報や裏技 2004年11月
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設計事務所アトリエシゲが教える住まいに関する情報や裏技

「家は叶う 建つべし! 建つべし!」個性派住宅を数多く手がけた建築家が楽しいすまい奪取への情報や裏技をわかりやすくときにはおもしろおかしく提供いたします。

No.198「小さな空間の活用法」

家を建築の際には途中の骨組みの段階があります。
現場でお客様と打合せをしている際に
図面では思いもしなかった空間が出現している場合があります。
たとえば屋根裏。
昨今のロフト流行で部屋の一部の天井を高くしてもう一つ上に空間を
造ったり、廊下の天井から移動ハシゴを下ろしてちょっとした
物置を造ったりしますがそのような大きな空間が屋根裏に存在した際には
ご提案をして急遽、取り付けたりします。
小屋裏(ロフト)空間には制限があります。
天井高は1.4m以下かつ床面積は2階の床面積の1/8以下としなければ
なりません。
計算が成り立てば1/8を1/2まで緩和出来る基準もあります。
この範囲を超えるようであれば部屋とみなされて
3階建ての法律にしなければなりません。

この空間にはナント固定資産税がかかりません。
別に小屋裏でなくても床下にこの大きさの範囲の空間を作っても同様です。
ミサワホームの商品(蔵の家)は1~2階間にこの空間を造ってしまった
良いアイデア商品ではないでしょうか?

2階より1階のが床面積が大きい家は必ず1階に屋根があります。
その屋根裏を利用して収納などを造っても良いでしょう。
1階の天井から入るのではなく2階から入れるようにすれば
使い勝手も良いはずです。
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No.197「中古住宅診断」

「中古住宅を購入したのだが築年数も古く崖地で水はけも悪いので
購入前に検査を受けようと思っている」とリフォームの相談を
受けた際にお客様から伺いました。

お客様が見つけてこられたのが
NTT-BTIの非破壊住宅診断「家値診断」です。
http://www.kachisindan.com/

すでに建築済の家の中身を調べるのは大変な事なことです。
屋根や壁をいくら綺麗にしても、壁の中や床下など見えない部分には時の経過とともに
起こる劣化、建築当時の手抜きなどがたくさん隠れているものです。

非破壊技術を使いより詳細にお客様の住宅を調査し、第三者機関として公正な診断を行い安心と信頼をご提供するNTT-BTIの非破壊住宅診断それが「家値診断」
とのことです。

早速、私も検査に立会いました。

検査員が3.4名で手際よく
レーザーレベルを使い、柱や床の傾斜を測定し、
壁の中や基礎コンクリートの内部など、いままでは壊さなければ見えなかった
部分を、X線撮影をしてゆきました。

数日のうちにハウスカルテをいわれる診断書が作製されて

平面図、検査写真、検査方法、耐震計算、耐震診断など一般の人でも分かりやす
く表現がされておりました。
ここまで行い10万円前後でした。

築年数が20年以上ともなれば現在の耐震基準には適合しないので
倒壊の危険性大とのことでした。(殆どの物件がこれになります)
検査には保証は付かないとのことですが
設計者にとっても良い指針ではないかと思い、ここで紹介させて
いただきました。

No.196「送電線」

電柱の次は送電線。
一機に大物を狙ってみました。

鉄塔に振ってある番号を追いかけて歩き続けるマニアの方がいます。
ロマンチックですね。
http://www20.cds.ne.jp/~furuta/webring/

日常を離れてたまにはいかがでしょうか?

鉄塔には電気が流れております。
その電気のパワーは数十万ボルト!!
君の瞳どころではありません。

そんなハイパワーな電気はとても危険なので
近くに人が住む為には規制を設けて守ります。

たとえば送電線の下
万が一電線が切れたらその下の家はビリビリしてしまいます。
電力会社で安全だろうと定めた規定は以下の通りです。

一番ローパワーの送電線の電圧は66000ボルト(君の瞳の6.6人分)
その線の下は最低3.6m空けて屋根としなければなりません。
大事なのは風の強い日。
送電線は左右に揺れます。
最大に揺れたときの位置から横方向も3.6m空けなければなりません。

154000ボルト(君の瞳の15.4人分)では4.6m
275000ボルト(君の瞳の27.5人分)では6.6m
500000ボルト(君の瞳の50人前)では10.5mとなります。

もっとも170000ボルト以上の場合では住宅は建築出来ないそうです。

この範囲の地主さんとは既に地役権契約を結んでいて利用料も支払われている
そうです。
電柱と異なって移設の請求は出来ないそうですが。。。

この送電線付近に家を建てる際には建築確認申請の前に管理する電力会社
で確認書の発行を受けなければなりません。

No.195「電柱 (3本目)」

電柱話も最終回です。

山の中にぽつんと自分の土地があって家を建てたいが電線がない場合。
基本的に電線を引いてはくれますが(基本的に無償)辿り着くまで何処かの土地
を利用して電柱を立てなければなりません。電線を通さなければなりません。
その一本一本地主と契約をしてゆくので時間が必要となり、期限がつかめない
ことが多々あります。
電力会社のコメントでは最後の電柱から100m200mといったスパンではなく
あまりにも常識から外れた長い場合は多少のご負担やお断りをする場合があると
のことでした。
このようなことも踏まえてゆったりとしたスケジュールで望むことが肝要です。
因みに電話は電柱利用なので一緒の考えです。
水道は自己負担分も発生する場合があります。(こちらのが厳しいかな?)

リゾート地などに家を建てる場合、
コンクリート色の電柱が敷地内に建ってしまうのもせっかくの気分が
台無しになってしまいます。
自身の敷地内であれば有償になりますが擬木(本物の木に似せた色や木肌)の
電柱を立てるもの良いかもしれません。
数万円で建てられます。