設計事務所アトリエシゲが教える住まいに関する情報や裏技 2003年06月
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設計事務所アトリエシゲが教える住まいに関する情報や裏技

「家は叶う 建つべし! 建つべし!」個性派住宅を数多く手がけた建築家が楽しいすまい奪取への情報や裏技をわかりやすくときにはおもしろおかしく提供いたします。

No.128「洗濯機の取り付け」

新築にあわせて洗濯機も新調するのが多いのですが
特にドラム式洗濯機が美観、使い勝手から人気です。
それも正面開閉型外国製です。

「エレクトロ・ラックス」
http://www.electrolux.co.jp/

「ミーレ」
http://www.miele.co.jp/indexa.html

洗面脱衣室には洗濯機が付き物でその横に洗面カウンターを
配すのですが、ドラム式ですとそれらと一体感が出しやすく
清潔的でおしゃれなのです。

ただ、それらを造るにはちょっとしたコツがあります。

たいがいのドラム式洗濯機の高さが850ミリです。
その上にカウンターをつけるためには
カウンターの厚さが最低30ミリ
洗濯機とのクリアランスが30ミリでカウンターの上端で910ミリに
なります。
横の洗面器とカウンターを一体にしたいのならば洗面台の高さも910ミリ
となり、気持ち高くなります。

最近の方はスタイルも良いので特に不都合もなくその高さで造ってますが。。
昔は720ミリが標準でした。

ここからが肝心です。
洗濯機にはコンセントと給水用の蛇口、全自動洗濯機用の給水ホース
排水用のホースと排水溝、最近ではお風呂の残り湯を吸い上げるポンプなどが
必要です。
通常でしたらこれらのコード、ホール類が洗濯機上部下部に露出してくるのですが
美観を重視したいのであれば隠さなくてはなりません。

当所では数々のドラム式洗濯機一体型洗面化粧台を作って来た経験からこれらを
上手に隠すことに成功しました。
「エッヘン!!」

なんてことはありません。
横の洗面化粧台の下部に給水蛇口、コンセント、排水溝をつけて
ドラム式洗濯機の裏側を少しだけ開けてそれらを取り回すだけです。
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No.127「照明器具のとりつけ」

お客様と設計を進めるうえで欠かせないのはコストです。
いつもコストを睨みながら、お客様の希望を最大限実現すべくあの手
この手を使っている今日この頃です。
コストも建築費の減額検討を重ねながら下げてゆくのですが
乾いた雑巾を絞るようになってくるといよいよ掟破りの必殺技に移ります。
あまり激しい必殺技は諸条件によって使いどころが違います。
なのでここで紹介してしまうと語弊を招くことにもなりかねないので
ライトなところを紹介します。

ライトというだけあって照明器具です。

照明器具は新築工事の中で器具まで選んで取り付けるのが一般的ですが
コスト削減のため、今使っている天井付けの照明を持ち込んでつけたりもします。
「照明器具は自分で用意するよ」といった場合は建築工事は天井に引っ掛けシーリン
グというコネクタのみを付けて引き渡します。

「引っ掛けシーリングの形」
http://www.koshinaka.co.jp/guide/attach/odelic/torituke/07tuba-maru.html

マンションやアパートに入居するときの状態と一緒です。
天井付けの照明は引っ掛けシーリングを使って固定するタイプが殆どなので
ご自身で取り付けることも容易です。

「取り付け方」
http://www.koshinaka.co.jp/guide/attach/odelic/torituke/08kaku-maru.html

これ以外の壁だしのブラケットタイプや蛍光灯タイプになると
器具に直接配線を接続しなければならないので感電したりすることもあります。
ある程度の知識が必要になります。

ダウンライトともなると建築中にあらかじめ天井に穴を空けたり回りに断熱材などを
しきこんだりする為、完全に電気工事士さんに依頼することとなります。

本題です。
器具をディスカウントストアやネットで安いところを探して自分で取り付けるのが
一番安いと思います。
しかし、これは上記の引っ掛けシーリングなどの電気工事士の資格が要らない器具
に限ったときのことです。
ダウンライトや壁付けのブラケットは電気工事士さんに依頼して取り付け料を別に
払うことになります。

ですから建築工事の中に照明器具代と取り付け代を込みにした場合と
安いところで自分で買って取付けのみを電気工事士さんに頼んだ場合の相対金額を
比べないとどちらが安いかはわからない時があるのでご注意ください。

No.126「家具選び」

家を新築すると「エイッ!」とばかりに
家具も新調するのが一般的です。
とりあえずダイニングテーブル、ダイニングチェアー、ソファー、ベット
子供用学習机、といったところでしょうか。
家具も家の一部なのでトータルでコーディネートしたほうのが
調和が保てます。
そんなことで家具の相談を受けます。
土地を購入して、建物を建てて、経費を払うと財布を
どう振ってもあまり出てこないところですが。。。。

高級なものですとカッシーナあたりで検討しますが
ショップで見ると素敵なのですがメジャーで測って
新居で比べると全然大きくて家具に部屋を征服されてしまうほどおおきなこと
に驚かされます。

日本の住宅事情を考えればコンパクト設計の家具が一番では
ないでしょうか。
既にご存知だと思いますがマンションのモデルルームの家具は
一回り小さい家具をしつらえて部屋を広く見せています。
賃貸に一人暮らしの人をターゲットにしているので
最近ではコストパフォーマンスに優れたセンスの良い家具が
目白押しです。

新宿周辺でまとめるなら
丸井系の「アクタス」新宿店
http://www.actus-interior.com/shop/shop.html
手頃なお値段でセンス良いです。

同じく丸井系の「インザルーム」新宿店
http://www.0101.co.jp/stores/guide/store720.html
アクタスより物は高いが趣味がいいです。

日本一の家具屋「大塚家具」の新宿店
http://www.idc-otsuka.co.jp/showroom/showroom_f.html
高い、高い、高い

目白押しといえば通称家具通りといわれた東京自由が丘付近を
中心として東西に広がる「目黒通り」沿いの家具屋さんも
お奨めですね?

フランフランみたいな「ノーチェ」自由が丘店
http://www.noce.co.jp/shop-jiyugaoka.html

目黒通りは他にも家具屋ございます。
http://www.substation.co.jp/news/indexshop.html

No.125建築基準法28条の2 「シックハウス対策」

7月1日から施工される建築基準法28条の2 「シックハウス対策」について

建築基準法
(居室内における化学物質の発散に対する衛生上の措置)
第28条の2
居室を有する建築物は、その居室内において政令「建築基準法施工令20条の4」
で定める化学物質の発散による衛生上の支障が無い様、建築材料及び換気設備に
ついて政令「建築基準法施工令20条の5~20条の7まで」で定める技術的基準に
適合しなければならない。

となりました。
シックハウスを根絶するように法的に整理して規制したものです。
簡単に言えば居室(寝室、居間、書斎など継続的にいるところ)の内装を
明らかに有害である化学物質に限って規制したり、尚且つ、家の中の換気が強制
的に出来るように機械換気設備などを設けることとしました。

有害な化学物質とは「クロルピリホス」と「ホルムアルデヒド」です。
クロルピリホスは、有機リン系の防蟻剤(シロアリ駆除剤)で毒性の強いものです。
これらの添加物の使用を禁止しました。現状は業界団体が既に自主規制をしているそ
うです。
ホルムアルデヒドは古くはホルマリンと呼ばれ気温が高くなるにつれて放散量が多くなり
害を与えるものです。

このホルムアルデヒドの含まれる建築材料を発散速度別に区分し直しました。
よくFc0とかFc1とか呼ばれていたものです。
今度はF☆、F☆☆、F☆☆☆、F☆☆☆☆の4ランクになりました。
発散速度の一番少ないのはF☆☆☆☆です。
これ以外のものを含んだ建材は内装の部位ごとに細かく計算をして取り扱う必要があり
ます。
部位とは洋室であればキッチン、ドアパネル、床材、壁材、天井材、作りつけ家具などの
扉の面材です。
建材メーカーではすでにF☆☆☆、F☆☆☆☆級の認定をうけており、全てが
F☆☆☆☆のものになるのもそう遠くはなさそうです。

もうひとつの規制である機械換気設備の強制設置ですが
従来は窓を大きくとることでよしとしていたものがもはや強制的に換気が出来るようにと
一歩踏み込んだ形になりました。

細かい計算は複雑なのでこの場では述べませんが
各部屋に新鮮空気をとりこんで有効な場所よりその空気を吐き出すように家を設計する
ことになります。
方法は大きく2つあります。
各部屋に給気口を設け、部屋のドア下をカットして空気が流れるようにして廊下など
に逃がし、強化されたトイレの換気扇などから廊下に流れた空気を吸出す方法。
(吸い込みは自然ではき出しは機械の第3種換気設備)
従来の便所や浴室やキッチンの換気扇を機械換気対応のものに変更して
そこまで空気が流れるようにドアの下をカットしたり、ドア上に通気口を設けたり
各部屋には給気口を設けたイメージです。

給気と排気のいずれも送風機を使用して
強制的に空気と取り入れて強制的に吐き出す方法。(第1種換気設備)
この方法は天井裏などにユニットを入れ、ダクトなどで各部屋に給排気を行うものです。
従来の高気密、高断熱24時間換気システムがこの方法になります。

どちらにせよ、これらの設備が新たに増えるのでコストアップは免れないようです。
建築基準法では「24時間中換気扇を回しなさいよ」ということなので
電気代が増えたり、夏、エアコンで冷やした冷気があっという間に外に出たり、
(冬はその逆)と課題はまだありそうです。

設計者側としてはメーカーや役所の指導の状態を鑑みながらこれらの計画を
進めるようになりそうなのでまだ決定打はなさそうです。

とりあえずは知識を増やして対応してゆこうとおもいます。
もよりの専門家やHPなどでご覧下さい。