設計事務所アトリエシゲが教える住まいに関する情報や裏技 2002年12月
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設計事務所アトリエシゲが教える住まいに関する情報や裏技

「家は叶う 建つべし! 建つべし!」個性派住宅を数多く手がけた建築家が楽しいすまい奪取への情報や裏技をわかりやすくときにはおもしろおかしく提供いたします。

No103「建てるときも、住んでからもお金のかからない家づくり講座」

主婦の友社「はじめての家づくり」NO23で
「建てるときも、住んでからもお金のかからない家づくり講座」を書きました。
その内容を数回に分けて紹介させていただきます。

「建築コストがかからず愛着ももてる土地とは?」
住宅密集地などで敷地に接する道路が狭く、工事車両が入らない場合、
人力での負担がかかって人件費が余分にかかります。
また、盛り土や沼地跡などで地盤がやわらかい土地は、杭工事が発生して
100万円からの出費に。
購入前に役所で近隣地域のボーリングデータや航空写真を確認したり
(沼やくぼちは一目瞭然)、地元の人に聞いて状況を調べましょう。
(只し安全の為、購入後にあらためて地盤調査を)
さらに住んでからのことを考えると、駐車スペースがとれない広さだと、別に
駐車場を借りなければなりません。
日当たりなどの快適さを求める意味でも、150~200万円程度高くなっても、
道幅の広い道路が東南、または南に接している、変形していない土地を
購入することをお奨めします。
建築家と一緒に見てもらうのもいい方法。
条件のいい土地なら、後々家を手放すとき売りやすいというメリットも。

「湯山重行設計工房流夢をかなえるコストダウンテクニック」
湯山重行設計工房はコストを抑えながらもクライアントの夢を叶える、個性的な住宅の
設計をもっとうとしています。
それではここで独自のコストダウンテクニックを披露いたします。

まず、絶対に欲しい広さと、かけられる予算から、だいたいの坪単価の目安をたてます。
次にクライアントの希望を十分に伺って、実際の予算より1割ぐらい高い見積りが出るだ
ろうな、というプランで設計します。
例えば予算が1000万なら1100~1200万円位のプランです。こうすることで「夢」の部分
を盛り込むことが出来るのです。
そして見積りが出る頃にはクライアントの頭も整理されていて、「やっぱりこの部分は
次回にしよう」とか、反対に「予算オーバーだけど頑張って働いて出そう」などという結論
が出せます。あるいは空間の豊かさはそのままに、素材をワンランク下げるなどして
(見た目はあまり変わらない程度)金額を落とします。
この位の差であれば工務店に値引きの交渉をしやすいというメリットもあるのです。

コストダウンしなければならないからと、気持ちまでダウンさせないで、夢の部分は
大切にして希望を遠慮なく言ってみましょう。

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No.102「建てるときも、住んでからもお金のかからない家づくり講座」

主婦の友社「はじめての家づくり」NO23で
「建てるときも、住んでからもお金のかからない家づくり講座」を書きました。
その内容を数回に分けて紹介させていただきます。

「打ち合わせ前の下調べでスムーズにプランニング」
ローコスト住宅を建てるのは、たいてい、小さい子供のいる世代の人。
建築家などとの打ち合わせに連れて行くと飽きてしまうため、
打ち合わせ時間は2時間程度が限度です。
また、プランニングに長い期間かかると、竣工が子供の入学や進学に間に合わなかっ
たり、土地のローンの支払いも始まってしまったり。。。
といった問題も出てきます。
そこで、実際の打ち合わせにすすむまえに、雑誌や設計事務所のホームページなどを
見て、自分たちの予算でだいたいいくらぐらいの家が建てられるかの相場感を身につけ
ましょう。さらには自分たはどんな家を建てたいのかを夫婦で話し合い、ざっとでいいの
で、希望を書き出してみることをお奨めします。
こうすることで、事前に頭の中が整理でき、夫婦間のだいたいのコンセンサスも
とれるため、実際の打ち合わせで密度の濃い話し合いが出来て、短期間で効率よく
プランをまとめることができます。こういった頭の整理をしておかないと、打ち合わせに
行くごとに
「前回のあの部分はやはり変更したい。。。。」などとなりがちで、時間や労力の無駄に
なるので注意を。

「コストダウンしてはいけない部分とは」
最も重要なのは安全面。
地盤調査は必ず行いましょう。
調査会社に依頼すれば、安いところなら7万程度で調査を受けられます。
(更に10年間の保証がつくところもあります)
また、日本の夏は高温多湿なので、耐久性を高める為、基礎はベタ基礎に。
土台は地面から40cm離してシロアリの被害を防ぎます。
そのほか広さや素材、設備など、自分が特にこだわっている部分は最初からあきら
めないで。
設計者と話し合う過程で納得できればよいのですが、どうしてもあきらめられないときは
、ほかの部分でコストを調整しましょう。

「ローコストでも安心できる工務店選びのポイント」
「品格法」により、建築業者は引き渡しから10年間、家が傾いたり雨漏りした場合、
補修や賠償などをすることが義務づけられました。
けれどその間に業者が潰れると保証を受けられないので、工務店を選ぶときは、
必ず「財団法人住宅性能登録機構」の「住宅性能保証制度」に加入しているか確認を
。加入していれば、万が一工務店が潰れても、住宅性能登録機構が同様の保証をして
くれます。検査もきちんと入り、手抜き工事の心配もいりません。

また、設計事務所に設計を依頼した場合、工務店選びは、いくつかの工務店から合い
見積りをとり、そのなかで安いところを選ぶ、というのがコストダウンのために良く使わ
れる方法ですが、この方法が必ずしもベストとはいえません。
と、いうのは、見積りの安いところにこだわると、建築家との仕事になれていない工務店
の場合も多く、腕が悪かったり、建築家の意向がスムーズに伝わらないなどのデメリット
が。また、「どうせ安い仕事だから」と、現場の士気も下がりがち。
これに対して建築家が最初から、コスト、技術面ともに信頼できる工務店を選んで依頼
すれば、良心的な価格で打ち合わせに無駄な時間がかからず、
正確に工事がすすむというメリットが。

ローコスト住宅の経験が豊富な建築家に依頼するなら、工務店選びも建築家の意見を
取り入れたほうが得策です。

No101「建てるときも、住んでからもお金のかからない家づくり講座」

主婦の友社「はじめての家づくり」NO23で
「建てるときも、住んでからもお金のかからない家づくり講座」を書きました。
その内容を数回に分けて紹介させていただきます。

「コストを抑えても満足な家-どこに依頼すれば実現する?」
家づくりの主な依頼先は、ハウスメーカー、設計事務所、工務店の3つです。
けれどこのなかのどこを選べば、コストを抑えても満足できる家が建つ、とは
一概には言えません。
各依頼先の特徴と、建て主の好みやポリシーが合致したときはじめて、
家づくりは成功するのです。そこでまず、それぞれの特徴と、依頼する際の
ポイントを御紹介いたします。

ハウスメーカー
メーカー住宅のメリットは、メーカーに対する信頼感と、出来上がったものを買う
感覚から得られる安心感です。
また、工場で大量生産することでコストダウンでき、仕上がりのばらつきが小さい、
工務店や設計事務所に依頼した場合より工期が短いメリットもあります。
ハウスメーカーとの家づくりでコストダウンを図るなら、大量生産の利点をフルに
生かせるよう、規格型モデル、標準仕様に出来るだけ近い家を選ぶのがお奨めです。
プランを変更したり、オプションを取り入れたりすると、その分コストアップするので
注意しましょう。

設計事務所
建築家に依頼する家づくりで、十分な話し合いを重ねながら、予算や建て主の好み、
敷地の形状、環境などに合わせて設計していきます。
只し、建築家の中にはローコスト住宅を多く手がけている経験豊富な人に依頼するのが
ポイント。
また、センスや価値観が近いかどうか、時間が守れてマネジメント管理も出来る
トータリズムのある人(バランスの良い家づくりには大切な要素)、
現場を知っていて、工務店との金額などの交渉がきちんと出来そうか
(人柄の良さは大前提ですが、場合によっては押しの強さも必要)、
自宅を自分で設計しているか(自分でメンテナンスをしているので、暮らしやすい
家を提案してもらえます。そうでない場合は理想を追いがち)
なども大切なポイント。電話で話したり、実際に会って肌で感じたり、
事前にホームページを見て、メールで問い合わせをして感触を調べるとよいでしょう。

工務店
施工面でコストを下げるノウハウや、安く仕入れられる材料などの情報を独自に
もっているので、設計能力・施工能力ともに信頼できる工務店が見つかれば、
ローコストで満足ゆく家が建てられます。ただし、一般の住宅を引き受けられる
中小の工務店には能力のばらつきがあるので、評判のいい工務店を選ぶことが
大切です。
安全面では、住宅性能登録機構の住宅性能保証制度に加入していることを
確認してください。