設計事務所アトリエシゲが教える住まいに関する情報や裏技 2002年07月
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設計事務所アトリエシゲが教える住まいに関する情報や裏技

「家は叶う 建つべし! 建つべし!」個性派住宅を数多く手がけた建築家が楽しいすまい奪取への情報や裏技をわかりやすくときにはおもしろおかしく提供いたします。

No.083「プライベート空間の主寝室、子供室」について2

子供室は段階的に考える
子供室は子供の年齢に応じて段階的に考えていく必要があります。
幼いうちは遊びが主体になり、成長に伴って勉強室としての要素が色濃くなります。
子供が今、何を一番必要としているのか、今後どのように変化していくかをよく見極め
て計画するとともに、変化させやすいフレキシブルな空間にしておくのがポイントです。
その為、家具類は、簡単に位置が変えられ、後からでも買い足しもできるシステム家具
が向くようです。
成長過程の子供には、あまり子供じみたデザインではなく、
ある程度長く使えるものを選ぶとよいでしょう。
そして、ハンガー掛けや棚、机やい椅子なども高さが調節できるものが便利です。
物は次第にふえていくので、収納部には余裕を持たせ、お子さんが自分で整理しや
すいようにしておくことも大切です。

1人分6畳が理想的な広さ?
広さは6畳くらいが好ましいとされています。
複数の子供がいる場合は、幼いうちは1室を共有させてもよいでしょう。
寝起きをともにすることから、互いに協調性を持つようになるなど、
精神的なメリットもあります。
ただし、後にコーナーを設けたり、完全に2部屋にする予定ならば
1人分6畳程度確保しておいたほうがよいとされています。
ドアや窓、収納部も各部屋に用意できるようにあらかじめ計画しておきましょう。

安全快適で夢のある空間を
幼児期の子供に対してはのびのびと遊べるように安全な空間にしておくことが
大切です。床にはクッション性のあるもの、壁は汚れに強いものが好ましいでしょう。
2階の場合は窓は高めにして外部に手摺を設けるなど、落下防止対策が
必要です。
快適な空間にする為には採光、通風条件のよい位置が望まれますが、照明も重要です。
全体照明と机、ベットサイドなどに出来ればほしいものです。
生活環境は人格形成にも影響しますから、色づかいは気をつけたいものです。

とはいいますが我々の子供の頃は空き地や山などで陽がくれてまで基地を作って
遊んだものでした。
私はそのときの実体験によって創造性が育まれたかもしれないと感じます。
本当に危険でない程度の遊び心を持てるような空間づくりをするのも
楽しいものです。
ブランコや秘密の部屋や滑り台、登り棒、なんていかがですか?

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No.082「プライベート空間の主寝室、子供室」について

集いの場においては家族全員が主役ですが、個室はそこで生活をする人を
主体に計画することが大切です。
個室での行為は、就寝だけでなく、さまざまな用途に使われるようになりましたから、
一人一人が心からくつろげ、使いやすい空間になるように、多方面から検討して
ください。

主寝室は、完成度の高い空間に
プライバシーが守れることが大前提となります。
その点、ドアで遮断される洋室は有利ですが、和室も前室をつくればかなり独立性が
高まります。
安眠の為には、外からの視線や音、振動に配慮が必要で、開口部や外壁、ドアなどは
遮音性の高いものに。隣室との間には収納部をつくるなど内部のつくりにも配慮すると
よいでしょう。
夫婦2人だけのひとときを、ゆっくりと過ごしたいという場合はリラックスできる椅子と
テーブル、テレビやオーディオの装備、小型冷蔵庫やホームバーセットなど、いろいろ
な要素を加えたものです。
また、ミニシンクと洗面台を用意しておくと便利です。出来れば専用のサニタリーか
シャワールームがあると理想的です。
(なかなかそこまではムズカシイですが。。)

ゆとりの広さとくつろぎの演出を
広さは、最低限で考えるなら洋室も和室も6畳で済みますが、洋室でベットを置くと
なるとベットと壁の間を人が横歩きで通るといったことになるために少々狭い感じ
がします。家具を置くことなどを考えると出来れば8畳以上は欲しいところです。

収納の為のウォークインクローゼットや納戸を併設すればゆとりが生まれます。
収納はこれらの部分を主体にして整理ダンスなどの置き家具は、装飾効果のポイント
になるようなものを置けばくつろぎの雰囲気も高まるでしょう。

最近は、夫婦の寝室を分けることもあります。
生活時間がずれるような場合は、別々に個室を設けるのも合理的かもしれません。

インテリアは安らぎがポイント
個人的な領域ですから、インテリアは個性的に演出してもよいでしょう。
しかし、基本的に寝室に求められるのは安らぎですから、あまり強い刺激を感じる
ような色は避けるのが原則です。
材質を含めてソフトで暖かみのあるものを基調とするとよいでしょう。
インテリアの焦点になるのは家族で、とくにベットは配置換えすることは殆ど無いので
レイアウトには注意が必要です。
ヘットボード側に窓を採るときには、カーテンが頭にかかったり、冬に冷気を感じない
ように、窓は高めに配置するか出窓にするなど細かな点にも気を配ってください。
照明は、ベットサイドと全体照明が必要になります。
天井に目を向けることが多いので眩しくないように全体照明は見上げたとき光源が
直接目に入るような器具を避け、ベッドのヘッドボードから離れた位置に取り付けて
ください。また、スイッチは、部屋の出入り口とベット近くの2ヶ所で操作できるように
しておくと便利です。
(次回に続く)

No.081「リフレッシュ空間の浴室、洗面室、トイレ」について2

狭いからこそ広がりを演出
いずれも他に比べて狭い空間ですから、閉鎖感や圧迫感を和らげる演出が
必要です。
例えば、出窓を設けると奥行感がでます。
浴室と脱衣室の間を透明なガラスで仕切ると視覚的につながりが生まれ、
実際以上の広がりを感じます。
壁の上部にあかり採りの欄間やスリットを作るだけでも連続感がでて、
これらを開閉できるようにしておけば通風にも役立ちます。
坪庭やバスコートを設けて、大きな開口部をつくって外に向けての広がりを
持たせるのもよいでしょう。この場合、外部からの視線を塀や植栽で
上手く遮らないとプライバシーが保てません。
採光を保ちながら視線を遮るには、ガラスブロックや竹垣などがよいでしょう。
また、バスコートは1階だけでなく、2.3階のバルコニーの一部などを活用して
造ることもできます。

快適性を高める工夫も大切
清潔感が望まれるリフレッシュ空間には、爽やかな光が欠かせません。
トップライトやハイサイドライト、出窓の側面にガラス面をつくるなど、
視線を遮りながら光を得る工夫をしてください。
照明も出来るだけ明るく。洗面や化粧コーナーでは顔に影が出来ないような位置
に器具を取り付けてください。器具はインテリア性と安全性から、壁面や天井にきっちり
取り付けられる防水型が望まれます。
洗面室では、鏡やキャビネットに組み込むのも良いでしょう。

内装の仕上げにも暖かみある素材を使いたいものです。
タイルは清潔にしやすい反面、肌触りが好ましくありません。
これを解消するには、床暖房の導入が考えられます。
暖房効果だけでなく浴室の乾燥にも役立つことから浴室や洗面室に
取り込まれるケースが増えています。
ユニットバスですと手入れに関してとても考えられています。
床はFRP(ガラス繊維入り強化プラスチック)でヒンヤリ感やタイルの目地のような
汚れはありません。
TOTOあたりでは「ハイドロテクト」という技術を使って水そのものを弾いてしまうようにも
なっています。
リーズナブルなグレードでも浴室乾燥機が標準で含まれているものも多く
非常に快適です。

No.080「リフレッシュ空間の浴室、洗面室、トイレ」について

浴室、洗面室、トイレなどの衛生空間は、住まいの快適性を表すシンボルと
いわれるほど重要視されています。そして、健康志向の高まりとともに、
新しいあり方が求められ、明るく、開放的になってきています。
給排水などの設備がともなうところですがら、事前に検討して、快適なリフレッシュ
空間にしたいものです。

位置は暮らしに合わせて分散、集中
給排水の配管の合理化もあって、これらの空間は1ヶ所にまとめられることが
多かったのですが、最近は多様化、分散化が進んでいます。
2階建てなら各階に洗面室とトイレがあると便利ですし、浴室も本来は個室の
近くにあるほうが都合が良いわけで、暮らしやすさを重視するなら当然のことと
いえるでしょう。以前は火や水を使い換気を良くしなければならないという点
から、配置に制約もありましたが設備の高度化によってかなり自由になったので
暮らしにあわせて、適宣、分散、集中させるとよいでしょう。
ただし、給排水の設備が不可欠ですから、早い時期に位置を決めること。
特に寝室内に洗面化粧台を置くときなどは忘れがちなので注意してください。
また、配管の効率や給排水音のことを考えるなら、できるだけ上下階で位置を
揃えるなど工夫も必要です。

多機能化した機器を上手に導入
設備も高機能化してきました。とくに給湯設備は、自動温度調節はもちろんのこと
タイマー給湯や温泉のように湯を替えずにすむシステムなどさまざまな機能が開発
され、24時間風呂、ジェットバスなども普及してきました。
シャワーも多機能化し、シャワー水栓のついた洗髪洗面化粧台も揃っています。
便器もTOTOの「ウォシュレット」に代表される多機能便座により、快適になりました。

安全対策を最優先
最優先させたいのは、安全対策です。
浴室の床は滑りにくいように表面を加工したものを使いましょう。
お年寄りのいるご家庭や将来の高齢化に備えるならば、浴室のほかトイレにも
手摺が必要です。
壁の角などを滑らかにする、廊下側の床との段差を無くすといった細かい工夫も
望まれます。
ユニットバスの大半が今はバリアフリー対応になっており、脱衣室との段差が
殆ど無くなっております。

昔のトイレの床は水などで流して洗ったりしたのでドアが廊下側だと
水がドアに付着したりするので必ずトイレ側に開くようにしてありました。
今はご存知のようにトイレ内も清潔なので水で流さなくても雑巾などで
簡単に手入れが出来ます。
万が一内部で事故が起きた場合、内側開きだと人間が障害になり
助けることが出来にくくなります。
このような理由から扉の開閉は臨機応変に対応します。
(次回につづく)

No.079間取りの考え方4

前回の続き
「食べる空間」キッチンダイニング2です。

インテリアは爽やかに
内装については、上部に部屋がある場合は壁と天井に耐火性のある素材を使うように
法律で定められています。
その為、一般には壁はタイルかステンレス、最近では不燃性のキッチンパネルで
天井下地材にはセッコウボードが主流です。
床は耐水性の高い塩化ビニール系のクッションフロアが一般的でしたが
インテリア性などを考慮して、ダイニングと同様にフローリングにしたり
コルクを使うケースもあります。

作業の場とはいえ、機能一本槍では楽しく行うことは出来ませんから、
収納部の扉やタイルの扱いなどに工夫して、明るく楽しいイメージにしたいもの
です。
なお、形も大きさもさまざまなものが必要な空間ですから、収納部を充実させることも
大切です。
オープンなキッチンでは、見苦しいものは隠し、見えるところはすっきりさせるのが原則
です。
また、ダイニングやリビングルームとのインテリア的なつながりも重要ですから、
各部の仕上げの色や素材をそろえるなど、工夫してください。そして、光をたっぷり
とりいれて、爽やかな空間をつくりましょう。

ダイニングは食卓の演出がポイント
ダイニングでは、食卓廻りの演出が課題です。
食事を引き立たせる為には、全体の色はBGMのようにおだやかで、爽やかなものが
向きます。
そして、全体の照明はやや暗めにして、食卓の上だけを明るく照らすように計画すると
食材が一層引き立ちます。
朝日を浴びての爽やかな朝食も気持ちのよいものですから、採光にも工夫を。
ダイニングテーブルは欠かせませんが、スペースが許すのならば大きめのテーブル
をおすすめします。
気分的にゆったりしますし、人数が増えたときにも対応しやすく、食事以外のことにも
活用できるからです。
また、食事を楽しむという点からいえば、ダイニング以外にもちょっとした食事の場を
考えてもよいでしょう。朝食はキッチンの中のモーニングヌックやカウンターですま
せたり、ときには和室で和食を、休日にはテラスでブランチをと、TPOによって使い分け
れば、楽しさも増すのではないでしょうか。

ユーティリティーはキッチンと一体に
作業効率を考えるのならキッチンの隣や中にユーティリティー(洗濯機置き場など)
を組み込む形がよいとされます。
またサニタリー(浴室、洗面所)とキッチンを結ぶ線上に勝手口を含めて計画するのも
よいでしょう。
最近は女性も社会進出などでミセスルームといった書き物や読書などが出来る
テーブルや収納を設けたコーナーもこの一角に確保したりしています。