設計事務所アトリエシゲが教える住まいに関する情報や裏技 2002年05月
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設計事務所アトリエシゲが教える住まいに関する情報や裏技

「家は叶う 建つべし! 建つべし!」個性派住宅を数多く手がけた建築家が楽しいすまい奪取への情報や裏技をわかりやすくときにはおもしろおかしく提供いたします。

No.074「あかりについて2」

照明はあかるければ良いと思いがちですが、部屋の使い方、リビングや子供部屋
といったそれぞれの空間に適した明るさがあります。
視力を守り、快適な住空間を造るには器具の種類だけでなく、生活に必要な照明の
量を知ることも大事です。そうすることでさらにワンランク上の照明計画を行うことが
可能になります。

人間の視力は年齢を経ることによって低下していきます。
20歳を過ぎると目の老化が始まり、物を正確に見るためには、40歳代では20歳の
2倍(ショック!)60歳代では3倍以上の明るさが必要になります。
こうした視力の老化に伴い、照明計画も変えてゆく必要があります。
また、明暗の認識も低下する為、高齢者には明るくソフトな照明を選びましょう。

近視率は年々高くなり、最近の高校生ではほぼ2人に1人が近視です。
勉強や読書を集中して行なう子供部屋や書斎では、ちらつきの少ないインバータ
器具を使用します。
経済的でしかも「ジー」という不快音もありません。プランニングの際にはインテリアの
配置を考慮して、明るく、影が出来にくくなるように配灯しましょう。

住空間の照明の明るさは、器具の種類やランプ、部屋の内装等によってことなって
きますが、器具を選ぶ目安としてはワット数を基準に考えることが一般的です。

天井付けライト(シーリングライト)の場合に必要な目安となるワット数。

白熱灯(電球タイプ)
2畳に100Wが目安です。
6畳 200W~300W
8畳 300W~400W
10畳360W~480W

蛍光灯(直管タイプ)
6畳 20W×3~20W×5
    40W×2
8畳 20W×3~20W×6
10畳20W×4~20W×8

蛍光灯(丸型タイプ)
6畳 30W×2
    48W+28W
8畳 48W+28W
    48W+38W
10畳48W+38W
    48W+38W+28W


オーデリック社
あかり選びのアドバイス
http://www.odelic.co.jp/advice/index.htm

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No.073「あかりについて1」

夜、停電になると明かりのありがたさがよくわかります。
あかりについて何回かにわけてお話させていただきます。

まずは器具の種類です。

シャンデリア
吊り下げ型と天井へ直接付けるタイプがあります。
装飾性が高く、華やかなシャンデリアは、リビングや応接間などのメインの
照明として空間を彩リ、楽しませてくれるアイテム。エレガントなものから
モダンなものまでバラエティー豊かなデザインが魅力です。

天井直付型照明(シーリングライト)
天井に直接とりつけ、メイン照明として部屋全体を明るく均一に照らします。
照明としてはもっとも一般的で、空間を広々と感じさせてくれるあかりです。
リビングや寝室、玄関などによく使われる照明器具です。

天井から吊り下げる照明(ペンダント)
ダイニングルームやキッチンの食卓の演出に適した、吊り下げ型の照明です。
手動で高さを調節できるものもあれば、掃除や電球の付け替えをいったメンテナンス
も簡単にできます。

スタンド
部屋のコーナーやテーブルサイド、ベットサイドにはスタンドを置いてあかりを演出します。
背の低いものから高いものまで各種あり、用途によって選びましょう。
移動が簡単なので位置を変えて雰囲気を変える楽しみもあります。

フットライト
廊下や階段の足元を照らす明かりです。寝室の常夜灯としても活躍します。
壁面埋め込み型とコンセント差込型があります。

天井扇(シーリングファン)
ファンをまわすことによって部屋全体の温度を一定に保ち、冷暖房効果を
ップします。さらには、エアコンでは得られない爽やかな風を感じることが出来ます。
欧米では一般的で輸入住宅や洋風の部屋によくマッチするインテリア性と機能性
の両方を兼ね備えた照明です。

壁付け照明(ブラケット)
壁面や柱に取り付ける補助照明ですが、アクセント的な使い方で雰囲気のある光の効果を生み出します。
メイン照明とあわせてコーディネートすることにより、インテリアの統一感が生まれます。
器具により、様々な配光を楽しむことが出来ます。

ダウンライト、スポットライト
天井と一体化した配置で部屋全体の明るさを確保します。
配置によってインテリアやコーナーを浮かび上がらせる、補助照明の役割も持ってます。
スポットライトは直接光を当て、部屋の一部やインテリアを照らし出すあかりです。
光が強いので直接目に入らないように取り付け位置やレイアウトを工夫しましょう。
(オーデリック社あかりの基礎講座より抜粋)

No.072「欠陥住宅番組の間違い探し」

先週は怒りに任せて書いてしまいましたが今回は公平な目線で見た場合
どちらともいえない欠陥ポイントがあったのでそれをお話させていただきます。

番組内で「柱に使う材木が細く、少なかった為に家が全体的に傾き、内壁にヒビが
入ってしまった。」とありました。
現在では材料単価は昔に比べてとても割安です。職人さん達は高齢となり、今では
職人さんの手間のががかかります。なので柱を極端に減らしたところで全体のコストは
劇的には落ちないのです。
(当所ではその点を逆手にとって柱を太く、本数を細かく入れます)
柱の太さも105ミリ角が標準でその上が120ミリです。柱にも規格サイズがあります。
90ミリもありますが市場では量が少ないので割高です。
そこまでして細い柱を使うとは思いません。
私は原因は地盤にあると思いました。
以前は建築基準法で地盤調査は対象ではなかったので
施工業者の判断で一般的な基礎でした。
時代背景やコストダウンもはかられていなかったので当時はそれでよかったのです。
(当時は別に欠陥と言う意識はなかったのです)
布基礎と言う、土台回る下だけにコンクリートが打たれる方法ですと
地盤が緩いと所々で沈む可能性があるのです。

次に材木でした。
番組では「本物の桧」と「集成材の表面に桧の単板」を張ったものが比較されて
業者は「集成材の表面に桧の単板」を張った偽の桧を使ってぼろ儲けしていると
言い切ってました。
果たしてそうなのでしょうか?
桧も「国産の桧」リーズナブルな「台湾の桧」とあり、
一本の木からとるので「芯のある桧」「芯のない桧」と分かれています。
「芯のある桧」は比較的圧縮強度があるので土台に使われますが
柱に使うと割れが多く発生するので背割れをいれます。
背割れを入れるとそこから木が開いて場所によっては壁が膨れてきてしまいます。

一方、「集成材の表面に桧の単板」は均一な材料なので産地や伐採場所によって
品質が変わりません。
歩留まりが良いので地球環境にも優しいのです。
繊維方向を対角に張り合わせてあるので木の特徴である反り、ねじれが少ないのです。
それに実は本物の桧の強度が1.5倍なのです。
これでもいけないのでしょうか?
誤解を招くので職人さん、施工会社もその辺はきちんと説明しないと思いますが。

台所に入って給気口が無いことが指摘させていました。
確かに給気口らしきものが見当たらないので施工ミスだと思います。
給気口は建物完成間際につけるので見落としがちなのは否めません。
しかし、カメラに映った台所には勝手口ドアがあり、そのドアは通風用の上下にスライド
する仕様になってました。そこを開けば換気に足りる十分な空気が入ってきます。
行政によってはそれで許可される場合があります。
微妙なところをチェックマンの白髪の老人ついてきますね。
そろそろ新ネタもなくなってきたのかな?

台所など火を使うところの壁や天井は燃えないもので作りなさいといった法律が
あってそれを満たさなければなりません。
その範囲は下がり壁で仕切らなければなりません。
白髪の老人はこの下がり壁が無いことを指摘していました。
でも隣接の部屋もこの不燃処理がしてあれば別に構わないのです。
画像で観たところ大丈夫そうでしたが。。。
どんどんエスカレートして行く欠陥住宅特集
日本は平和すぎるからいけないのでしょうか。

欠陥住宅に出てくるチェックマンの白髪の老人が建てる家を
私がチェックしたいです。

No.071「欠陥住宅番組は欠陥番組だ」

GW前に何気なくTVを観ていたら
テレビ朝日で8時から「欠陥住宅特集」を1時間に渡り放映されていました。
その番組内容は全ての住宅が欠陥だと一般の視聴者の恐怖心をいたずらにあおる内容でした。
私も欠陥住宅は大反対なので事務所開設当所から現場はきっちり監理してきました。
住宅のチェックは基礎工事、躯体工事、電気工事、設備工事など数多い職種、
職人が入りますので細かい知識が要求されます。
基本的には現場で養われる知識なのである程度現場での経験は必要だと思います。
要はそのチェックを正しくされていないのが原因です。

当所にお力を貸して頂いている数々の職人さん、現場監督、施工会社は誇りを持って
毎日汗をかかれています。
一蓮托生に「職人、施工会社はダーティーだ」とされては気の毒です。

車もパソコンも日進月歩で進歩しています。
住宅も今の建築基準法を十分満たしながら限りある建築費を精一杯の技術力で
バランスよく建てることがベストであり設計者の義務だと考えます。
旅客機が墜落したら死亡率が高いですが、かといって全員パラシュートや脱出カプセル
を用意したら運賃が何億になってしまうのと同じです。

小田原は地震が多い為、お客様はまず「地震に対する配慮」をしてほしいと
依頼されます。
その上で本来、アトリエ系設計事務所の持ち味であるデザインを加えて行くのです。
このメールマガジンでも何度か登場していると思いますが
私の事務所に限らず最近は

地面は地盤調査が入り地盤の固さに応じて適正な基礎形状を決定します。
現場施工中は住宅性能保証登録機構などの第三者機関が2度以上
(多い現場など4度入ります)
検査が通らなければやり直しになり次の工程には進めません。
この検査員は各行政出身の元建築主事の軍団(天下り?)で厳しいと評判です。
更に住宅金融公庫を使えば行政の建築指導課の職員が2度以上検査に入ります。
検査が通らなければやり直しになり次の工程には進めません。
もちろん設計事務所が現場のチェックを定期的にします。

「すまいと」さんに至っては検査が更に細かくなり検査が通らなければ
施工会社にお金すら支払われません。
http://www.sumaito.com/myvoice/index.html

これでも欠陥住宅ですか?

かといって施工が完璧な家はゼロだと思います。
釘が1本曲がっていただけで大将の首を取ったように
「欠陥だ、欠陥だ!」と騒ぐいつもの白髪の老人は
私の中では建築に群がる愉快なおじさん達と一緒です。
白髪の老人、お腹が風船のように膨れていましたが
ご自身は欠陥ではないのですか?

No.070「建築家」


建築家に仕事を依頼するとどうなるのだろう?
建築家の好き勝手にデザインされてしまうのか?
予算もオーバーしてしまうのか?
工期も守ってもらえないのか?
偉そうなのか?
と山のような不安があると思います。

それでもハウスメーカーにはない「隣の芝が青く見えない」家がどうしても欲しい
かただけがこの冒険にチャレンジしているのが実情です。
実はもっと簡単でお手軽で楽しいしお金も安かったりします。

当所の場合は電話やメールでまず来所の日時を相談します。
たいがいはご家族で賑やかにやってこられます。
小さなお子様は自分に興味がありそうな玩具?を見つけて目を爛々とさせながら
何処かに消え去ってしまったり、テーブルの下で静かに用意されてきたお菓子を
ほうばっています。
その間をぬって設計事務所の仕事の流れを特製リーフレット?(ただのコピー)で
説明させていただきます。
その間にオムツを交換されたりしてますが。。。。

設計事務所の仕事の流れは
基本設計、実施設計、現場監理の3工程があります。
各々どのような仕事をするのか、日数はどの位かかるのかをお見せしたり
お話したりさせて頂きます。

オムツ交換会が終了したあと楽しい作品上映会です。
上映会ではエピソードや苦労話などを折りまぜて
吉本興業に負けず劣らず爆笑の渦に誘います。
こんな感じで2時間程度が過ぎて行きます。

お見合いなのでこんなところから建築家を判断されても
良いかもしれません。
1年以上のお付逢いになるのですから。。。。

論より証拠でお気軽に遊びにこられてはいかがでしょうか?