設計事務所アトリエシゲが教える住まいに関する情報や裏技 2001年12月
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設計事務所アトリエシゲが教える住まいに関する情報や裏技

「家は叶う 建つべし! 建つべし!」個性派住宅を数多く手がけた建築家が楽しいすまい奪取への情報や裏技をわかりやすくときにはおもしろおかしく提供いたします。

No.053「ホームエレベーター」

木造3階建てが流行りだした頃、ホームエレベーターの売り込みも
結構ありました。
エレベーターはイニシャルコストもさることながら
法律で義務づけられた定期点検などのランニングコストがかなりかかります。
とても個人住宅ではもてないものでした。
この点を簡素化したのがホームエレベーターです。
マンション、店舗などの不特定多数が利用しない、
家族単位の利用の形態が取れているのが基本となります。
ですので必ず、玄関を通り、ホームエレベーターに乗る計画でないと
いけないのです。(外部から直接ホームエレベーターに乗ることが出来ません)
また、店舗併用住宅の場合は店舗部分には扉は開きません。
こういった限定があるもののイニシャルコストは150~200万円くらいからで
格段にリーズナブルです。
電気代は月750円位です。
定期点検も極端に少なくて
年間保守料金
42,000円~58.000円/年
(年1回の法定点検を含む)
昇降続度はちょっと遅いですが
安全を考えればしょうがないのでしょうか。
重量物なので取り付け位置も検討が必要です。
その辺もご考慮ください。
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No.052「ホームセキュリティ」

最近はすっかり物騒になりました。
真剣に家を守ることも設計に盛り込まなければなりません。
「ホームセキュリティー」と聞くとなんだか仰々しいとおもいますが
結構、安価なものも出ています。安くなるほど
自己責任のウエイトが大きくなっている様子です。
一般的な大手のセコムの料金形態です。(標準的な2階建て住宅)
機器はレンタル
警備料金\11000/月
取り付け工事費\80000
保証金\20000
20年利用すると274万円かかります。
泥棒さんに274万円を取られますか?
セコムに274万円取られますか?
侵入者をキャッチすると警備会社から警備員が派遣されます。
到着するまでおよそ15~20分
泥棒さんは10分で仕事完了。
泥棒さんセーフ。
一方、この警備会社の警備員が派遣されない自己責任タイプの
セキュリティーシステムとは
(セキュリティの会社「メックジャパン」の場合)
留守中、侵入者を窓センサー+赤外線センサーなどで
感知すると本体が自ら電話をかけて携帯に連絡をします。
携帯のボタン操作で1建物内部の音を聞く、2建物侵入者に
呼びかける、3警報音を鳴らす、4相互通話をする。が
出来ます。
就寝中は人感センサーはOFFになり窓センサーのみを
働かせて侵入者を感知します。
電話は今までの電話回線をそのままつかえます。
(もちろん今までの電話機器もつかえます。)
デモンストレーションしてくれましたが音も大きく
オペレーションも簡単でした。

ACアダプターで電源は電気です。
本体が12~15万円
その他各種センサーが家一軒分で大体6~16万円
取り付け工事が半日で2万円一日4万円
新築だと工事中に取り付ければ窓センサーからの配線が
天井などに隠せた状態で本体まで行きますが
既存建物はそれらの配線が見えてしまいます。
只、電池を使うことが無いので電池切れの心配がないと思います

既存建物用は無線タイプがお奨めです。
機能は上記と同じです。
センサーごとに電池が必要ですので交換が必要です。

信頼性がありそう「ナイスワン」128000円
http://www.come-on.co.jp/yk/bouhankiki/niceonessm.htm

一番安い「イーグルアイ」49800円
http://www.world-corp.co.jp/anshin/index.htm

二番目に安い
商品名:「ソニックセーフティー」75000円
http://www.okurimono.ne.jp/key/p1.shtml

ちょっと怪しい「ワイヤレスホームセキュリティー」
http://www7.xdsl.ne.jp/~kouichi/item.htm

「ASSA365」という商品です「ソニックセーフティー」
と同じ品物です。
http://www.ken-ichi.co.jp/setox/index.html

No.051「このごろ増えてきた建築家のみなさん」

久しぶりに同業のサイトを閲覧してみました。
ちょっと面白いと感じたことがありました。

最近、少しでも自分のポジションを上げようと世間では肩書きを変化させてますね。
タレントが一回でもドラマに出れば「女優」
弁護士の大沢なんとかさんは必ず(元検事)とテロップに入れているし
プロレスラーが「格闘家」、調理師が「料理家」、
(やっぱり元祖は「吉野家」でしょうか。)
私の業界でも随分と「建築家」が安売りされだしてきています。
本来「建築家」の定義とは
1実用性を満たすだけでなく美的感動を目標に建築を設計する人
2建築士の資格をもっている人
3自由で独立した立場で設計監理を唯一の職業としているひと
この3つが満たされて初めてライセンス・ド・アーキテクト(建築家)と
呼ぶそうです。
設計事務所は私の住む周辺だけでも200社あまりあります。
そのほとんどがハウスメーカーや不動産屋さんからの下請けで
図面を書いたり建築確認申請を出すだけの業務をやったりで
生計を立てております。
ゼネコンとも上手に付き合い、マンションや店舗のお仕事をいただいて
安定かつ高収入を得てきた設計事務所も見てきました。
皆が住宅の設計をやっているわけではなく
マンション専門の方もいれば、公共建築物、店舗、改修専門の方もいます。
マンションは規模が大きく同じ間取りなので比較的楽に高収入になるわけです。
今のが意匠設計を主体とした設計事務所です。
設計事務所はこの他にも建物の構造計算専門の構造設計や
空調や電気配線を書く専門の設備設計があります。

そこでとてもビックリしたことがありました。欠陥住宅相談サイトがあったのですが
そこで回答者として出ていた構造設計者(そこではもちろん構造家と出ていた。)
が実はかつて自分が構造設計した鉄骨造の建物の梁がたわんでしまって
訴訟問題になり、敗訴で賠償責任が発生していたのでした。

こんな様に昨日までゼネコンの下請けやっていた方や
確認申請業務だけやっていた方が
タケノコのように
今日からは「建築家」なのですぞ「おっほん!」と言い出してきているので
少々、困ってしまいます。

もっとも、この「建築家」の定義には第4番目があって
それは「自分の夢を叶える人」なのです。
建築家の夢を叶えるために自分の家が住みにくくなってはたまりませんよね。

住宅は住む人がいるのであってその人の為の家だと思うのです。
かといって言いなりに造るのではなくて
住み人の叶えたいことを上手に咀嚼してかつ、ちょっとデザインする感じ
が良いと思うのです。。

No.388「建築資材にもよく使われる鉄のよもやま話」

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「建築資材にもよく使われる鉄のよもやま話」

キャンプ場に行くと食事時によく見かけるダッチオーブン。
底の深い、フタのある肉厚のあるフライパンみたいなアレです。
鋳鉄製ダッチオーブンを購入したらまずはシーズニング(慣らし)が必要です。
シーズニングとは、新品を下ろすときに行う作業で、
油を鉄になじませることで、焦げ付きや錆を抑えたり、
鉄くささを無くすことができます。
この作業をしっかりやればやるほど後のメンテナンスも楽になります。

作業自体はオリーブオイルなどの無塩油をキッチンペーパーか布で
外側と内側に薄くまんべんなく塗り、
火にかけたり、ねぎやしょうがなどの香味野菜を炒め、
鉄くささを取るなどの処理をする程度なのでそんなに難しいことではありません。

このように世の中に広く出回る鉄、どの鉄も同じように思えますが、
実は性能差があります。
18-8ステンレスやプラチナのように成分配合を数字で表していると判り易いのですが、
鉄の表記にはどこにも成分表記が書かれていません。

鉄の硬さを表す「軟鉄」「鋼鉄」ぐらいの区別でしょうか。
私は以前、中国から輸入した自転車やバイクを購入したら1年もしないうちに錆びが
大発生した経験があったので気に留めるようになりました。

建築資材にも鉄が使われている場所が多くあります。基礎と土台固定するアンカーボルト
基礎と柱を固定するホールダウン金物、筋交いと柱を固定する筋交い金物など。
鉄金物にお世話にならないと成立しないようになりました。

財団法人 日本住宅木材技術センターの認証部に問い合わせてみたところ、
この金物(Zマーク金物)の鉄には細かい規定があり、
亜鉛鉄板を例にとると、「JIS G3302(溶融亜鉛メッキ鋼板及び鋼帯)に適合するものとする。
ただし、火打ち金物の製造に用いる板は、構造用 SGH400又はSGC400に適合するものとし、
その他の金物に用いる板は、一般用SGHC又はSGCCに適合するものとする。」と明記してあります。

安心して何十年も住めますね。

前述のシーズニングの話ですが、鉄というものは10年間寝かせると狂いが生じるそうです。
日本の技術をもってしても狂いが発生するそうですがドイツの技術は狂わないとのこと。
その分、価格も高いそうです。住宅の金物に使ったら、、、、メルセデス何台分?

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No.374 家づくりプチ失敗談「居室編その2」

家づくりプチ失敗談「居室編その2」

ネット上には家づくりが終わって実際に住んでいる人から
「大部分は満足なのだがあと少しだけこうすればよかった」
という声があちこちで載せられています。
そんな家造りの先輩からのメッセージの一例を紹介させて頂きます。
身を持って体験した心の声をあなたのすまい造りに生かしてください。



■Eさんの嘆き
家具のレイアウトまで細かく考えていなかったので、
せっかく付けたコンセントが家具に隠れてしまったり、
必要な位置になかったりする。
また、子供が大きくなりエレクトーンを購入したが、
置くスペースがなく、結局リビングに置くことに。リビングが狭く感じる。

□そんなEさんが次に建てるときには、、
家を建てる計画の前に使う家具と寸法を書いたメモを必ず造りましょう。
間取り図が出来た段階で同じ大きさの縮尺で家具を紙に書いて切り取り、
間取り図の上に置くのです。家具には順番に番号を書いておけば置き忘れもありません。
ピアノの置場は永遠のテーマです。

それと忘れがちなのがマッサージチェア置場です。
最近のものはシングルベット並みにスペースを取る場合もあるので、
今は無くても将来を見越したスペースを確保しておきましょう。


■Fさんの嘆き
本棚を南向きの日当たりのよいところにしてしまったばっかりに、
翌年には全部日焼けして古本になってしまった。

□そんなFさんが次に建てるときには、、
本の読み終わったページから引き裂いてゴミ箱に捨てましょう。
そうすれば本箱は必要ありません。
と、いうのは冗談です。

大概の廊下は北側とか日の当たらない場所が多いなので、
廊下の壁を少し広くしてそこに本棚を置いたり、
小屋裏収納に仕舞ったりしましょう。
「直ぐに読みたいから居間に置きたいのだ」という方には
南側の本棚になっても陽が入らないように扉をつけましょう。
扉の内側にはアルミを貼ると紫外線を反射してくれるので、
更なる効果が期待できそうです。


■Gさんの嘆き
椅子に座る生活か、地べたに座る生活かはっきりさせなかったため、
家族の目線の位置が違いすぎて困っている。

□そんな爺さんが次に建てるときには、、
確かに友人の家のダイニングキッチンにはコタツが置いてあり、
コタツの直ぐ横にシステムキッチンが並んでいます。
コタツに座った目線の先には調理している後姿の脚しか見えないので
脚だけみて見て会話をしていました。

解決策としては、、、
ふくらはぎ付近にマジックで顔を書いて腹話術をしましょう。
と、いうのは冗談で、目線の高さを揃えることが良いコミュニュケーションを図る第一歩です。
キッチンの床を下げるか食堂はテーブルにするか明確にすることが肝要です。


■Hさんの嘆き
天井のクルクル回る奴がうっとうしい。

□そんなHさんが次に建てるときには、、
恐らくシーリングファンのことだと思います。
一般の天井では羽先が目線より少し高いだけでとても邪魔かも知れません。
天井の一部を堀上げて少なくても羽先が天井ラインと同じ位置に来るようにすれば
スッキリとすることでしょう。

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