設計事務所アトリエシゲが教える住まいに関する情報や裏技 2001年10月
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設計事務所アトリエシゲが教える住まいに関する情報や裏技

「家は叶う 建つべし! 建つべし!」個性派住宅を数多く手がけた建築家が楽しいすまい奪取への情報や裏技をわかりやすくときにはおもしろおかしく提供いたします。

No.046 火事

地震、雷ときたら火事ですね。
木造住宅でも全焼することもあまり見かけずに
建物本体の形はのこり、窓周りが焼ける程度になってます。
これは建物の不燃化が進んでいる証拠なのです。

2,30年前は屋根はカヤ葺きなどの草類、壁は木の羽目板と簡単に燃えてしまいました。
関東大震災の二次火災の元凶です。
と、いうことでそれらが強化されました。
土地が大きくて隣地と家が離れている場合などは「大目にみてもいいかな」と規制が緩いのですが商店街や密集した住宅街などは火が燃え広がらないように
防火地域や準防火地域と定めて
その範囲の建物は屋根は燃えにくい不燃材に外壁は防火構造の壁に、窓も網入りガラスにと隣が燃えてもこちらは燃えにくい構造になりました。
家の内部も火を使う台所の壁や天井を燃えにくいものを使うようにと法律で定められております。
ですので基本的にはレンジ周りの壁、天井には木などの燃える材料は使うことが出来ません。
密集した住宅街でログハウスやウッディな作りの家を持ちたいと希望されることがありますが
先の防火地域や準防火地域内でかつ隣地境界線から1階で3m
2階で5m以上外壁が離れていないと難しそうです。
只、行政によっては壁の下地を防火構造にしてその上に木を貼り付ける程度なら
良い場合もあるのでご相談を・・・・
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No.045 雷

最近は雷が落ちた家をあまり見かけませんが
やはりビリビリは怖いものです。
アンテナを立てるときは電気設備業者は必ず銅棒を地中に埋めたアースを
取り付けます。
何もビリビリ来るのは雷だけではなく
水もすごいです。
洗濯機や冷蔵庫のコンセントにはアースをぜひ取り付けてください。
冷蔵庫のコンセントは冷蔵庫背後の埃だまりになってしまうので
冷蔵庫の高さよりも高いところにつけましょう。
洗濯機も同様ですね。
最近はパソコンの普及でたこあし配線がすごいことになってます。
プリンタ、スキャナ、モニタ、スピーカー、などです。
外来物の周辺機器のプラグはアース付になっていてアース棒が邪魔で
日本のテーブルタップに差し込めずに切断することもしばしばあります。
外国では恐らくパソコンにもアースをつけているのでしょう。
日本人もみならってアースつきのコンセントをぜひつけるようにして
ビリビリから守ろうではありませんか?

No.044 地震

家の地震対策は昔に比べて建築基準法の整備とともに格段に進歩しております。
よく阪神大震災時に倒壊した殆どは在来木造だ。と
プレハブメーカーが宣伝してましたが
今は全然違います。
家は壁を使って地震と、風圧に耐えます。
ですから壁を多く取るように設計しなければなりません。
その壁も筋交いと呼ばれるバッテンの棒で支える場合もあれば
壁全体を合板で釘打ちする方法もあります。
施工基準に乗っ取って取り付けます。
昔はその筋交いも合板も打っていませんでした。
おまけに屋根には重い瓦が乗っています。
阪神大震災時は神社仏閣がぺしゃんこになってしまったのが一例です。
壁の量は法律による計算式で決めます。
当事務所では計算で出た値の2倍くらいはいつも設計しておりました。

只、壁をたくさんつくってもバランスよく配置しないと弱いところに重みが集中してしまうことから、去年からそれらを取り入れた計算式が新たに加わり更に安全性が高まったのです。

とにもかくにも法律で10年間は施工会社のほうで瑕疵担保保証をしなければならないので施工会社も保証会社に加盟して万が一に備えるので
その保証会社の現場チェックが必然的に入るので安心です。
現場の最中は都合3回位来ますよ。
当然、設計者も毎回、目を光らせていますし・・・

木造3階建てともなると本格的な構造計算という
鉄筋コンクリート造のマンション並みの計算が要求されるので
計算書もちょっとした本の厚みになります。
厚みが安全性の証とはいいませんが・・

No.043 最近きつい

ここの所建物の見積りをチェックしているのですが
前ほど建築費が下がりにくいのに
苦労しております。
昔は建築費が坪50~55万からあればなんとか
「おっ、設計事務所が入ってやってるな」
と思わせるような個性あふれる住宅が出来ていたのですが
最近は住宅に耐久性や資産価値やメンテナンスフリーやバリアフリー
、高断熱性、100年住宅など全てを求めるクライアントが増えてきているために
建物個々におけるパーツがそれらに対応する為に何割かアップしてきております。
例えばアルミサッシュ。
一枚ガラスが二枚ガラスになり、更に高い紫外線を通しにくいLo_eガラスへと
変化してます。ガラスが結露しにくいのは基本で枠自体も結露させたくないとの要望もあると通常の2~3割アップになります。
玄関ドアも断熱タイプになります。
サッシュだけではそこだけ性能がアップしてしまいます。
次に断熱材です。
外断熱工法は同時に気密性も取れます。
気密性が高いので機械換気システムを必然的に取り入れます。
台所の換気扇も熱交換タイプになります。
気密性が取れれば部屋も暖気を外に逃がしません。
なので一酸化炭素を吐き出す石油ファンヒーターは使えません。
中毒になるからです。
ですのでクリーンな暖房が必要です。
床暖房システムが効果的なのでこれまた取り入れます。
外断熱+二重ガラスにするだけで今のところ坪7万位アップになります。
(本当に概算ですが・・・・)
内装もエコロジー、自然志向、本物志向などで
ムクのパイン材などのドアやムクのフローリングが人気です。
それぞれ割高なので先の外断熱と併用すると結果はおわかりだとおもいます。
私がいつも使っているテクニックはみんなが集うスペースは比較的本物を使い
寝室や個室は既製品を使ってコストバランスをとってます。
そうでもしないとコストが下がらないからです。
値段の割りに素敵な住宅になるので
費用対効果も抜群です。
ご参考までに

No.042「いつもご愛読ありがとうございます。」

いつも稚拙な文章にお付き合いくださいまして有難うございます。
住宅設計の傍ら空いた時間を見計らって搾り出すようにして書かせて頂いてます。
書く内容は私自身が疑問を感じたことや
これは皆さんにお知らせしたいと思ったことなのですが
時々、脱線したりとおもしろおかしくさせていただいております。
どうかお許しください。

この辺で設計者の一日はどのようなものかをちょっと書かせていただきます。
いろいろなタイプの方が居られますのでどうぞ参考程度に・・・・

朝方設計者Y氏の場合・・・・・
朝6時~7時の間に目覚める。
目覚めたと同時に腹筋数回。
すかさず着替えランニング7km(内歩き3km)適当に腕立て
歩いているときに一日の仕事の組み立てをします。
(腹筋ランニングは季節、モチベーション、体調、ストレス、などによりかなりムラがあり)
(殆どやらない年もあります。)

8時ごろから仕事開始。
設計者は家にこもって地球が爆発するまで図面を描いているイメージがありますが
お客様打ち合わせも現場打ち合わせも負けずに多いので
実際は全仕事時間の3~4割程度だと思います。
朝方人間Y氏は午前中勝負なので朝からCAD全開です。
早いときは4時頃から早朝CAD
お昼ジャストまでにある程度かきあげて午後の目途をつけます。

役所に建築確認申請を出すのも仕事ですのでこれがある場合は朝8時30分には
役所カウンターに立って担当者に声をかけております。
役所の建築確認申請を審査する職員は午前中事務作業、
午後は現場まわりと全国共通です。
ですので、土、日が休庁になりおまけに午前中だけなので打ち合わせのチャンスが
とても少ないのです。月曜日に代休をとる職員さんも多いのでまいります。
そんなことで平日の10時にはもう並んで待っている光景も多々見られるので早く行くのです。

現場が進んでいる場合は大工さんをはじめ各職人さんと現場監督さんと
現場打ち合わせを行います。
家はたくさんの職人さんの手によって建てられます。
場合によってはその人達の思いも込められております。
職人さんが気持ちよく働いてくれるのはいい家つくりに欠かせないものと考えます。
そんなこともあり、打合せ時間は職人さんの士気が途切れない
朝一番、10時休み、午後一番、などを狙って懸案事項を一気にかたずけます。
適度な緊張感と冗談を交えながらの打合せは意思伝達のコミュニュケーションの場に
最高です。

お客様にイメージをお伝えするのには模型はもってこいのツールです。
ある程度プランが固まった時点で簡単な模型を見ていただいており
イメージの再確認をさせていただいてます。
最近は模型やさんに作って頂いているのですが
腕の良い模型屋さんなのでこちらのスケジュールに合わせていただくのがいつも大変
です。先日も他の製作と重なって朝一番に納品にこられました。
しかし、いつも良い仕事です。

最近はお客様が土、日がお休みの方が多い為にお客様との打ち合わせはそれらの日になります。
スケッチやイラスト、イメージフォト、模型、などを使って立体的な御説明をさせていただいております。
それらを元にして平面計画や照明計画を進めていくわけです。
またお客様のパーソナリティーをうかがっておくのも設計を進めるうえでの重要な
ファクターなので世間話、流行、噂話、ファッション、おすすめスポット、四方山話などをしながらリサーチをさせていただいてます。
こんなことをしながら大体2時間前後です。
それ以上ですと集中力がお互いに無くなってしまうためです。
もちろん小さなお子様(0歳~年長さん)も一緒に頑張って聞いてくれていることもありますので・・・・

Y氏自身の休みは平日ふらっと時間の空いたときに映画を観るのが
最近の過ごし方です。
仕事が一段落したら長めの旅行をもくろんでもいるみたいです。