設計事務所アトリエシゲが教える住まいに関する情報や裏技 2001年09月
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設計事務所アトリエシゲが教える住まいに関する情報や裏技

「家は叶う 建つべし! 建つべし!」個性派住宅を数多く手がけた建築家が楽しいすまい奪取への情報や裏技をわかりやすくときにはおもしろおかしく提供いたします。

No.041 設備配管

インターネットの普及で家も電脳住宅と変わりつつあります。
この変化の過渡期でお客様も家の中の配線をどのように考えるかが
悩みの種になっているようです。

有線というと昔は電話配線だけだったのですが
今は電話の他に
ADSL
CATV
CS
BS
TVインターフォン
AVの5.1chシステム
と軽くこのくらいあります。
電気図面も様変わりしてこれらの配線で真っ黒くなってきました。
「ADSLも良いけど光ファイバーがまだ来ていないし
CATVでCS、BS全部を賄いきれないし、
サーバーを置いて映画や音楽を居間の5.1chシステムで鳴らしたいし、」
とこのような感じになります。
具体的な解決案はありませんが
この辺は設計者とよく時間を重ねて検討されると合理的な配管案が出来るとおもいます。
現に電気工事屋さんなどと膝を交えると個人レベルの話よりグッと整理されました。
ネットワークもワイヤレス化するかも知れないので
電話配管に使うCD管程度の配管(電話端子のような仕上げ)してどんな線でも
引き込めるようにフレキシブルな納まりにしておくほうが良いと感じます。
ただし、光ファイバーは曲率に制限があるそうなので要注意です。

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No.040 ローンと住宅取得控除

知り合いの不動産屋さんと雑談をしていたときに聞いてみました。
「家を建てるのに金利の低い今はローンを借り易いのだけれど
金利の分を住宅取得控除でどのくらい相殺できるのですか?」と

お客様の中には家を建てるのにお金を工面して現金でと
お考えの方がおります。
でも手持ちにちょっと残しておかないと不安なので
銀行からちょっと借りようと思ったときに
上記の疑問が沸いてこられます。

不動産屋さんK氏によりますと
例えば1000万だけを銀行から借りたときの
金利と取得控除の相殺額の目安は
金利2%として年20万円です。
取得控除はローン額1000万円に対して10万位が控除になるそうです。
差し引き年10万円の支出になります。
ただし税金納付額が10万円以上で無いと10万円満額控除にはなりませんが。。。

しかし
手持ちの現金1000万円を出してしまうと今度は固定資産税控除が受けられなくなり
ローンを利用して固定資産税の控除を受けたときのそれと比べて
およそ10万円の差が出てしまうのいうのです。

つまり10万円を銀行にお支払いするか
お役所にお支払いするかの違いだけだということです。

No.039「保険」

建築中に災害にあったら誰が責任をとってくれるのでしょうか?
建築中の火事は建築業者で火災保険に入っている場合が多いので
業者で保証してくれます。
ただ、天災についてはまちまちなので契約の段階でよく交渉されたほうが
よろしいかとおもいます。


去年より建築業者には法律で10年間の瑕疵担保責任が義務づけられました。
ですからその間の瑕疵(家が傾いたとか、雨漏れしたとか)の保証を業者は
しなければなりません。
では、その業者が潰れてしまったらどうでしょうか?
答えは「泣き寝入り」です。
住宅性能登録機構のような団体に加入している建築業者であれば
万が一業者が潰れてもそこで同様の保証をしてくれます。
契約書に押印の前にはご確認ください。

住みはじめてから万が一家が火事になったときはローンだけが残ってしまいます。
火災保険にだけはぜひ入りましょう。
住宅金融公庫や銀行融資の場合ですと強制的に入らされるので
安心です。

それでは地震、火山の噴火なの災害にあったときはどうでしょうか?
私の知る限りでは地震保険だけです。
掛け金は少し高めです。
建物の価値によって掛け金が決まります。
年々建物の価値が下がるので掛け金も下がりますが
それに伴って保険金も下がります。
しかも全壊にあっても建築費の50%しか出ません。
この辺は様子を見ながら検討するのがよいとおもいます。

No.038「建物代金」

よくメールで
「土地購入代にかなりお金をかけてしまったので
建物は極力安く建てたいのです。
総額1500くらいで何とかならないか」といった
御質問をいただきます。

ローコストは得意中の得意ですが
土地購入代金や建築資金のほかに経費が結構かかることを
ご存知ですか?
 
土地は消費税がかかりませんが仲介手数料や不動産取得税が
 
建築は建築資金のほかに消費税5%、設計料10%、登記費用、カーテン、
照明器具、給排水工事引き込みなどです。
例えば35坪の建物を55万円/坪で建る場合の建物建築費が1925万円。
消費税が96万円
設計料が192万円
構造計算料が30万円(3階建ての場合)
地盤が緩ければ地盤改良費100万円
登記費用、カーテン、照明、給排水引き込み、銀行保険で150万~
と建築関係だけで2493万円です。

一般に建築費といわれるのは建物本体工事の金額なので
その他に経費がかかります。
1925万円の本体工事が最終的には2493万円必要になります。
 
土地にお金をかけすぎて建築費がなくなる場合が多々見受けられますので
資金の再チェックをされるとよろしいかとおもいます。