設計事務所アトリエシゲが教える住まいに関する情報や裏技 屋根

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No.307「設計者プランニングの勘どころ 屋根の角度(勾配)!の巻」

今回の特集でも魅力的な空間作りをするためには、
「このポイントを押さえておけばもっと効果的になる」という、
設計者の勘どころをご紹介したいと思います。

屋根の素材についてはこれまで幾度が紹介させて
頂きましたが実は角度も重要だということを紹介
させて頂きます。

1.屋根足場
屋根を設計する際の表現方法は「寸」という単位を
用いるのが一般的です。
例えば、スタート地点から水平方向に1000ミリ、
垂直方向に400ミリに移動し、それらを結んだ角度を
「4寸勾配」というように言います。
屋根を造るには職人さんが斜めの場所で工事するのですが、
余りに勾配がキツイと滑り落ちてしまう危険があります。
なので7寸勾配(約35度)からは屋根に足場を掛けて
安定させて作業に取り掛かるのです。
当然、屋根足場のコストが増額になります。
35坪総二階の家で7~10万円の増額とのことです。

2.高度斜線制限
都市計画法により用途地域が決められております。
「第一種住居専用区域」といったような呼び方をしてますが
より良い住環境を作るために行政の権限で更に高度地域の指定を
決めることが出来ます。
敷地の北側に斜線制限を設けて裏のお宅にもっと日が差し込む
ようにとの配慮です。
厳しい制限では、一定の高さ(5m、7m)から内側に6寸勾配(約31度)
に切り込んだ角度の内側で家の設計をすることが決められるので
建物を無駄なく設計するには屋根の角度をその制限に合わせて
6寸勾配(約31度)にするなどの工夫をするのです。

3.雨漏りにならない限界角度
雨は高いところから低いところに流れるものですが
暴風雨ともなると風に煽られて下から上へ流れることも
しばしばあります。
屋根材によってはその逆流に弱いものもありますので角度の
制限があります。

逆流が苦手な瓦は4寸(約22度)
コロニアル葺きなどのスレート板は3.5寸(約19度)
ガルバリウム鋼板などの金属屋根は1.5寸(約9度)
といった具合です。

4.太陽光発電
太陽光発電パネルは太陽に垂直に当たる時が最大出力となります。
日本の場合はその角度は30度と言われているので
屋根勾配は6寸勾配(約31度)が理想的でしょう。

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