設計事務所アトリエシゲが教える住まいに関する情報や裏技 家具

設計事務所アトリエシゲが教える住まいに関する情報や裏技

「家は叶う 建つべし! 建つべし!」個性派住宅を数多く手がけた建築家が楽しいすまい奪取への情報や裏技をわかりやすくときにはおもしろおかしく提供いたします。

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No.273「ソファーをみておもふ」

ソファーがリビングに置かれ出したのはいつ頃からでしょうか?
応接間があった昭和30年代はソファーという呼ばれ方ではなく
応接セットがありました。
一人掛けの椅子が2脚
三人掛けの椅子が1脚
そしてテーブル。
テーブルの上にはガラスや石製のライターと灰皿とレースのカバー。
そうそう、椅子にもレースが掛かっていたような気がします。

応接間が消えて、ついでに応接セットも消えましたが
応接セットの代わりに腰掛けられる何かを日本人は模索していのでしょうか?
それとも家具屋さんが腕を持て余していたのでしょうか。
それはソファーという形でリビングに復活して来ました。

大手家具屋さんに行けば1脚で売るよりもセット売りのが儲かるのでしょう。
やはり往年の応接セットよろしくソファーセットと言う形で
一人掛けの椅子が2脚
三人掛けの椅子が1脚
そしてテーブルが用意されています。
テーブルの上にはガラスや石製のライターと灰皿とレースのカバーはありませんでしたが。

家の新築と共に家族で訪れてこのソファーセットを購入します。
晴れてリビングにソファーセットが置かれるわけですが
ティータイムやおやつを食べるときはそのゴージャスソファーには腰掛けずに
床の上に座ってテーブルをちゃぶ台のように使って食します。

トレンディードラマでもよくこのようなシーンを見かけるので恐らく日本中、
このスタイルなのでしょう。

昼食も夕食もこのパターンで取るようになると次第にソファーの存在が
うっとうしく思えてきます。
最初にリビングから消滅して行くのが一人掛けのソファーです。
やがてもう一脚も旅立ちを向かえて残るのが3人掛けソファー。
こちらは残ります。
お父さんが寝るために残すのです。

日本人がソファーを選ぶときの注意点、それは肘掛です。
肘掛が枕代わりになるように適度な高さと柔らかさをチェックすると
いつまでもリビングで仲良く一緒に居れることでしょう。

因みに実家にはついにソファーが来ることはありませんでしたが。
(何故なら全室和室だからです。)
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テーマ:実用・役に立つ話 - ジャンル:趣味・実用

「ダイニングテーブル」

テーブルの高さは65~76cmまでといろいろあります。使う方の身長や好みにもよりますが、
作業性を重視するなら高め、ゆったりとくつろぎたいのであれば低めがいいでしょう。
また座面とテーブル面の間隔は、25~30cmが一般的です。
家具屋さんで実際に試すときには靴を脱いでみてください。

ダイニングテーブルの簡単なサイズの選び方です。
両手をテーブルの上にそっと置いてみる
そのときの両手の巾が大体600mm
同様にもうひとりの人に座ってもらい
同じく隣に両手をテーブルにそっと置いてもらう。
自分の小指と相手の小指の間が200mmとれると
ゆったりと食事が出来るサイズ
100mmなら普通に食事が楽しめるサイズです。
双方の反対の小指とテーブルの端までの距離も
同じだけ空けるのが要です。
テーブル巾が1500ミリなら(100+600+100+600+100)となり
普段使いのテーブル巾です。

ダイニングテーブルというと食事をするだけということになってしまいますが
家具の中でも平面的に一番大きいスペースを占有しているので
これを有効利用しない手はありません。
家族4人であれば先の文のようにテーブル長さは1500mmもあれば十分です。
これをダイニングテーブルの滞留時間を延ばすために1800~2000mmぐらいまで
伸ばしてみましょう。
6人掛けの大きさになりますがノートパソコンが置けるようになります。
お母さんの網掛けの裁縫道具が置けます。
ボクの宿題が置けてお兄ちゃんが知らずのうちに良きアドバイザーに変身しています。
おとうさんはお茶を飲みながら気にせず新聞を広げられます。

テーブルに長居できるためには座面を低くすると楽になります。
650~700mmの間がお奨めです。

長さが長くなった分、奥行きを詰めてバランスをとっても有効です。
700mmぐらいでも大丈夫です。

どうぞお試しあれ。


No.212「椅子」

座の生活が長かった日本の生活の中に椅子が入り込んで来たのは比較的新しいのは
皆さんご存知のことと思います。
織田信長が椅子に座っていたのが私が眼にした最初かもしれません。

椅子の歴史は紀元前4000年頃の古代エジプトまでさかのぼるといいます。
既に折りたたみ椅子、肘掛け椅子と現在と遜色ないバリエーションがあったというので
驚きです。

現在は人の手による素朴な作品性の強いものからエルゴノミクスといった
人間工学に基きつくられる工業製品化したものが主流といったところでしょうか。
その人間工学に基づいて体に合った椅子の高さも計算で求めることが出来ます。

千葉工業大学 大内一雄教授 指導
「あなたに合った椅子の高さを知っていますか?」HP
http://www.isuhouse.com/isuerabi.html

数字で快適性を追いかけるのも良いですがもっとわかりやすい表現をすると、、、

作業性を重視するなら高め、ゆったりとくつろぎたいのであれば低めがよいとおもいます。
ソファでは座ったときひざが上がらないものが理想的とされています。
部屋を広く見せるためにひざが上がってしまうような低いソファーを良く見かけますが
とても疲れやすい上、少々行儀が悪く見えてしまうのでお勧めではありません。
(実は10年前まで使っていました。。)

快適とされているのはソファに深く腰掛けて、足をそろえてみて、足が90度になるのがよいそうです。
外国製のものは奥行きが深いものが多いので背もたれとの間にクッションを置いたり、
足置きを使って調整するのもよいでしょう。

肘置きの高さも重要です。
低いものは寝転がったときに枕代わりになるし、足も伸ばせますから、寝転がるのにいいでしょう。
現在使用中のソファーは実際に寝転んでから購入しました。
(お行儀悪いですね。)

肘置きの高いタイプは寄りかかって体重をかけられるので、
長時間座ってビデオ鑑賞や読書を楽しむのにいいでしょう。
足を伸ばしたいのなら、オットマンを組み合わせるのもよいでしょう

仕事柄、事務用椅子にも目がゆきます。

肩こり解消したい方には背もたれがなく、斜めになった座面と膝で座
るような形をしたノルウェー製の「バランスチェア」が良いかも知れません。

http://www.scandex.co.jp/stokke/index.html

四本足のキャスターだと倒れやすいなど安全性に疑問が残ります。
足先のキャスターも2輪つづのものですと柔らかい床などに優しいです。

こうして考えると椅子ひとつでも感心することが多いですね。

No.156「家具のお手入れ」

家具のお手入れをする前に家具塗装はどのように行なわれているかを
知る必要があります。

最初は下地処理・素地調整
表面の毛羽立ちにペーパーをかけたり、欠陥を補修したり、塗装の下準備を
します。
次に素地着色です。木材は導管がありその中にしみこむとそこだけ濃くなるので
目止め材をしみこませて塗ります。
やっと下塗りです。シーラーを塗り、塗膜層をつくります。
仕上前の中塗りは表面をさらに平坦にするために、サンディングシーラーを
塗り研磨します。
サンディングシーラーを厚塗りして削ると表面はつるつるな鏡面仕上げ、
薄く塗ると木目を生かした仕上げになります。
最後の上塗りです。仕上げとして丈夫な上塗り塗装をします。
外観や保護性能がこの上塗りで決定されます。

で、塗装家具のお手入れです。
家具は、直射日光の当らないところ、また冷暖房器のそばなど温度差の激しい
ところ、湿気の多いところには設置しないほうがよさそうです。
色があせたり、塗装面がはがれたり割れたりしてしまう原因になります。
テーブルの天板には熱いままのナベやヤカンを直接置くとそこだけ焼けたり
変色したりしてしまいます。

普段のお手入れはマメに乾拭きをして、なにかこぼしたり汚してしまったら
すぐふき取るよう心がけてください。
どうしても取れない汚れは、ぬるま湯でうすめた中性洗剤に柔らかい布を浸し、
固く絞ってふき取った後、ぬるま湯に浸した布で洗剤をふき取り、乾拭きします。
つや消し塗装の家具に家具用ワックスを使うと、色むらになってしまう場合が
あるので気をつけてください。
目安として、ラッカーは40~50度くらい(お茶程度)、UV塗装は200~300度
の熱に耐えられるそうです。
ウレタン・ポリエステル樹脂は熱湯を落としても大丈夫。

マジックなどの汚れは中性洗剤でくりかえしふき取ります。
シンナーなどは使用しないでください。
特にラッカー塗料は色落ちしてしまうので注意してください。

傷は市販のクレヨンタイプの補修材などで目立たないようにできます。
深くえぐれてしまったような傷は、
家具用パテで埋めて着色することも出来ます。仕上がりは素人なりですが。。。

民芸調家具などの仕上によく使われるオイルフィニッシュのお手入れは
木の表面に塗膜がなく、他の塗装とはお手入れ方法が異なります。

艶を永く保つために、1~2年に一度オイルをすり込みます。
オイルはご家庭のサラダオイルでもかまわないようです。
柔らかい布にオイルを少量染み込ませてよくすり込んだ後に別の布で乾拭きし
てください。
マジックなどの汚れや傷は目のこまかいサンドペーパーで木目に沿って丁寧に
削り、オイルをすり込みます。周囲との色むらに気をつけながら、
うすく伸ばしてください。


No.155「家具の塗装」

新しい家を持つと同時に家具も新調したいものです。
長く味わいたいとの思いで高価な無垢の家具を使っている方も多いと
思われますがお手入れも必要となります。
そのひとつに塗装です。
ある程度知識がないとせっかくの家具が台無しになりかねません。
塗装の知識を紹介いたします。

塗装の目的は大きくふたつあります。
表面に塗装膜をつくり家具を保護することと色彩や光沢で家具を装飾すること
です。

日本では、家具の塗装の主流はウレタン塗装です。
丈夫で高品質で高級。

そのほかにはラッカーがあります。
合成樹脂塗料の中で最も古くから使われているもので、輸入家具に多く使われ
ています。塗膜は薄く、表面がなめらかで柔らかい光沢があります。
熱・水・薬品に弱いので熱い器やぬれたコップなどを直接置くことはさけ
ましょう。テーブルクロスやランチョンマット、コースターを使い、
手入れをしながら大切に使えば深みを帯び、味わいのある家具になります。
こまかい傷は研磨修理が出来、塗り直しも容易です。

ポリエステル樹脂は厚塗りできるのが特徴で、硬く艶のある仕上がりになります。
摩擦に強く、耐薬品・耐水・耐湯性などに優れていますが、
反面柔軟性に欠け、衝撃に弱く傷がつきやすい塗装でもあります。
傷がつくと修理が困難なのも難点です。

ウレタン樹脂は現在最もポピュラーな塗装です。
つやありからつや消しまで対応でき、高級家具にも使われます。
ポリエステル樹脂より強く、耐久性・耐湯性・耐薬品性などすべてに優れてい
ますが、傷がつくと修理が困難です。

UV塗装はUV塗料に人工紫外線を照射することで硬化する特殊な塗装です。
非常に硬い仕上げになります。耐磨耗性、耐薬品性に優れ傷がつきにくい反面、修理は困難です。水ぶきできお手入れは簡単。食器棚の扉やテーブルの天板によく使われます。

オイルステインは木目の美しさや質感を生かした油性の着色剤です。
木部に浸透し透明感のある仕上がりとなります。
通常はニスやラッカーを塗って仕上げます。
水や汚れに弱くシミになりやすいので注意が必要ですが、補修や塗り直しは
容易です。

オイルフィニッシュは植物油を主成分とした塗料を木に浸透させながら磨く塗装
方法で、無垢材でつくられた高級家具の仕上げなどに使われます。
他の塗装と違い表面に塗膜を作らないので、木の呼吸を妨げず、木目の美しさや
しっとりした質感を損ないません。
保護膜としての塗装膜が無いので傷や汚れがつきやすく、
狂いが生じやすいという欠点があります。傷や汚れの補修はしやすく、
また塗装面の割れ、はがれ、めくれなどの心配はありません。
表面に顔料をのせるオイルステインと比べると、より木目を生かす仕上げと
言えます。

日本でウレタン樹脂塗装が主流なのは、丈夫でかつ高級感があり、
家具塗装に求められる性能をほぼ満たしているからだそうです。

欧米の一部では重ね塗りや補修が容易なラッカー塗装が主流です。
これは、家具に対する考え方が違うからで、家具を代々受け継ぐものと考える
欧米人は、耐久性は少々劣っても手入れや修理をして永く使える家具を好む
そうです。
対して日本人は家具を一代限りのものと考えるので、多少木の風合いは損なわ
れても丈夫で毎日のお手入れがしやすいものが好まれるのです。

舶来品の家具を新調の際は以上の点を鑑みた上でショップの人ともよく相談
されたほうが宜しいかもしれません。


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