設計事務所アトリエシゲが教える住まいに関する情報や裏技 採光、通風

設計事務所アトリエシゲが教える住まいに関する情報や裏技

「家は叶う 建つべし! 建つべし!」個性派住宅を数多く手がけた建築家が楽しいすまい奪取への情報や裏技をわかりやすくときにはおもしろおかしく提供いたします。

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No.306「設計者プランニングの勘どころ 地窓、欄間窓!の巻」

今回の特集でも魅力的な空間作りをするためには、
「このポイントを押さえておけばもっと効果的になる」という、
設計者の勘どころをご紹介したいと思います。

部屋の窓を開けたらお隣さんと
「コンニチハ!」
なんてことありませんか。
窓の位置が一緒になっている場所が、、

これから家を建てるのでしたら既に建っているお隣さんの窓の
位置を知った上で計画できるので目線を避けることが出来ます。

ただ計画上、どうしてもお隣さんの窓と一緒にならざる終えないときは
窓の高さを変えてみるのもポイントです。
筆者の場合、実際に建築がはじまって窓が取り付いた段階で
お隣さんの窓を避けて取り付けたにも関わらず、斜めあたりから
視線を感じてしまうときには、大工さんに懇願して窓を上にずらして
もらいます。
部屋の中からの施錠は多少、面倒かもしれませんがその分、空に近づくので
気持ちの良い窓にもなります。

別の観点から窓を考えます。
一般的な窓の高さは部屋の床から2m位を窓の上端としてそこから
下を窓にします。
人間の目線が大体1.5mなので外がみ易くなるわけです。
和室は畳が敷いてあるので座の生活となります。
そうすると先の1.5mではちょっと高い位置に窓があるので
少々、圧迫感があるかも知れません。
この場合はセオリーを崩して床を窓下と考えて窓を下げてしまうのです。
本来、腰窓だった窓を床まで下げてしまうイメージです。
こうすることで座ったときに庭先を眺めることが出来て、
夏の直射日光で畳が焼けてしまうのも予防できることが出来ます。
こういった窓を地窓とも呼びます。

昔の民家に多いのですが掃き出し窓の上に更に小さな窓を付けている
お宅があります。
欄間窓というのですが、
外出中や就寝中、掃き出し窓を施錠し、欄間窓を開けておくことで
換気が出来るのです。
泥棒さんも直ぐには入ることは出来ないでしょう。
これはお勧めです。

地窓と欄間窓を一緒につけると換気が良くなります。
ご存知のように冷気は下から、暖気は上から抜けて行きます。
泥棒さんが入れない程度の高さの地窓と欄間窓を併用することで
留守中や就寝中の換気が出来るので便利です。
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テーマ:実用・役に立つ話 - ジャンル:趣味・実用

No.304「設計者プランニングの勘どころ アルミブラインド!の巻」

今回の特集でも魅力的な空間作りをするためには、
「このポイントを押さえておけばもっと効果的になる」という、
設計者の勘どころをご紹介したいと思います。

アーバンデザインの住宅は直線的でボクシィーなスタイルです。
内装もシンプルにするために窓の遮光はアルミブラインド
を用いられる場合があります。
住宅では左右にスラットが並ぶ横型が一般的。
公共建築物やオフィスなどでは上下にスラットが並ぶ
縦型ブラインドが用いられます。

アメリカ映画のオフィスシーン。
ワンフロアのオフィスの横にボスの小部屋があって
普段はガラス張りで会議や相談することがあると
ブラインドで目隠しをしているのが見受けられます。
スラットの角度調節もワンタッチなので太陽高度に応じて細かい調節が
出来る優れもの。

その一方でデメリットもいくつかあります。
冬の暖房効果もカーテンに比べて寒くなりがちだったり、
天気の良い日は窓を開放したままブラインドを下げておくと、
午後になり、風が強くなったとたん。バッタンバッタンとブラインドが
音をたてて揺れます。
かなりの音になるのでレースのカーテンのそよぐ音とは程遠い、騒音と
なるのです。

縦長のアルミブラインドとなると
スラット調整が下に行くほど甘くなり、完全な遮光にはならないことが
あります。

大型のアルミブラインドは自重があるので頻繁に引き上げるとロープが
早く切れてしまいます。

寿命は10年といったところでしょうか。
空調が主体の空間で窓をあまり開けないところで夜は使用しないような
オフィスや公共建築物に良く使われるのも納得します。

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No.206「まど、間戸、窓」

寒くなると隙間風が体にこたえるが
夏は開放的なほうのが涼しい。
日本の家は夏を旨としていた。

日本の家は材木を組み立てて造っていた。
石の基礎の上に土台をおき、土台の上に柱をたてて、柱の頭に梁を
乗せる。この上に屋根を葺いて出来上がる。
柱と柱の間は開いたままなので寒くてしょうがないから塞ぐ。
方法は竹編んで両側から土を塗り重ねた。
土壁だ。
出入りしたい柱と柱の間には上下に鴨居、敷居をつけて戸をつけた。
外敵から身を守る鎧の役目をしたヨーロッパの窓とは明らかに違う。
こちらは雨露、寒さを凌ぐ為柱と柱の間にはめ込んだ「戸」なので
「間戸」まどである。
なるべく自然に逆らわず身を委ねた優しい造りである。実に控えめ、日本人の美学と
いったところであろう。

私の祖父は建具屋。
たまに遊びに行くといつも寡黙に仕事をしていた。
幼い頃なので建具屋というのも良くわからず、職業さえも知ろうとしなかった。
私には職業「おじいちゃん」であった。
どこの家でも一所だと思うが家長はおじいちゃんだが遊びに行くときの呼称は
「おだわらのおばあちゃん家」
仕事場には木片が沢山あったり、のこぎりやミノが光っていた。
面白そうな部屋としか記憶していなかった。
晩年、おばあちゃん家に行くと
ミニチュアの木製小田原城が置いてあった。
ものすごく精密に出来ており、なんでそこにあったのかはずっと後になって知った。

そんな建具屋さん達が造った建具が柱と柱の間に納まる。
震災と戦災の教訓から昭和25年に生まれた建築基準法により
不燃化が促進されて柱は壁の中に隠れるようになってしまったが
日本には心の通った物語めいた時間がゆっくりと流れていたように思えた。

No.204「上手いぞ営業マン」

テレビでお買い得物件の番組を観る機会が年に何度かあります。
優秀な営業マンはマンションの北側の部屋でもその卓越した話術で
たちどころに売り切ってしまうと聞きました。
賢い読者の皆さんはよく分析しているかと思いますが
(テレビに向かって喧々諤々ツッコミを入れている??)
言葉の裏側について紹介してみたいと思います。

例えば「この部屋は天窓が付いており、大変おしゃれです」という話。

住まい手のことを考えて憧れの天窓をつけて付加価値がついた空間に
したと言っておりますが、建売住宅の場合は敷地一杯に建築するので
建築基準法の採光条件を満たすことが出来ない部屋が出来ることが
多々あります。寝室などの個室のように長時間継続して居る部屋には
一定量の陽の光をいれて健康的に生活出来るように計算値で満たさなければ
なりません。
天窓の付いている部屋には天窓とは別に壁に普通の窓が付いていると思います。
「その窓を計算値にカウントすれば良いのでは?」と思いますが
窓を開けても直ぐに隣家の外壁であれば暗いように、窓を大きくすれば
良いわけではなく、敷地境界線から窓までの距離がある程度無ければ有効な窓
とみなしてくれないのです。
この窓が有効でない場合の逃げ道として天窓が有効になってくるのです。
天窓は遮るものがないので普通の窓の3倍陽の光が入ると仮定されて
1ヶ所天窓があればその部屋の基準を満たしてしまう効果があります。
おしゃれでつけた訳ではなく、基準を満たす為、苦肉の策でつけた場合のが
多いのが本当だと思います。



No.185「心地よい光を呼び寄せるコツ 3 」

同じ面積なら横長の窓に比べて縦長の窓の方が
光を長い間取り込んでいるというデータがあります。

西陽が暑く感じられる時がある為、窓は大きくしない方が
良いようです。
只、そこからの景色が格別であれば別です。
心地よい時間を過ごす為の重要な要素なので
日除けルーバーなどを付けて対処しましょう。

これまでは建物に対する窓の取り付け方を書きましたが
肝心なのは建物周囲の環境です。
遮蔽物が何も無いというのは現実的ではないでしょう。

隣地が密集している場合は建物と建物の間を狙って差し込んでくる
光を捉えましょう。
設計段階で現場に立って、設計者と相談すれば効果的な光がふんだんに
降り注ぐこと間違いありません。

水廻りは優先順位からどうしても北側になってしまって
光を期待出来ず、諦めてしまうこともあります。
工場の屋根を思い浮かべてください。
あののこぎり型のギザギザ屋根はどんなに北側でもまんべんに
光が届くように工夫された素晴らしい屋根です。
住宅にも取り込むとたとえ北側に台所があっても快適な朝を迎えること
が出来ることでしょう。

Mr.ROBOT(手前味噌ですみません)
http://homepage3.nifty.com/at-shige/index2.html

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