設計事務所アトリエシゲが教える住まいに関する情報や裏技 WORKS

設計事務所アトリエシゲが教える住まいに関する情報や裏技

「家は叶う 建つべし! 建つべし!」個性派住宅を数多く手がけた建築家が楽しいすまい奪取への情報や裏技をわかりやすくときにはおもしろおかしく提供いたします。

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No.123「プランニングが契約後になってしまう理由です」

契約前イメージ出来るようなものを提案してもらえるのかと質問を
受けることがあります。

私共も本来であれば契約前にスケッチやプランを出すのも
サービスかと思うのですが
プランに数々の楽しいしかけや工夫を表現するのには
それ相応の情報を大量にかつ確実に掴まなければなりません。
具体的に申し上げますと
斜線制限、採光距離、など建築基準法をはじめとする諸官庁調査をしてから
実際に現場に立って太陽の位置、近隣の窓の位置、かぜの強さがどの方向が
強いか、付近の音はどうかなどを確認します。
(隣接するお宅のお風呂場の位置などは夜になると掛け湯などの音が
大きくなるので結構重要になります)

そしてお客さまの要望も家族全員の意見を細かくうかがって
優先順位、ご家族のバランスを判断した上で、コストパフォーマンスの高い、
無駄の無いプランにしてゆきます。

ハウスメーカーであれば無難でクレームの無い計画がもっとうですので
すぐに「エイヤー」と営業マンがプランをつくってきて出来てしまうのですが。。。。

こんなふうに中途半端なプランをお見せしてしまうのは私共の本意ではありま
せん。
また仕事のスタンスがお客さまの利益を最大限に考えているので限界設計の
部分が多くなります。
道路からは道路斜線が発生するのでご家族の要望を取り入れるとはみ出してし
まいそうになるところをギリギリの範囲までひろげるとか
より天井高を確保するのに構造体を移動するとか
ゴミ置場の位置やキッチンのカウンターの高さや朝起きて歯を磨くまでにかかる歩幅など(少々、細かすぎましたが。。)を加味したりします。
もちろん、構造体は限界にはしませんが(笑)

このようなことでどうしても物理的な作業量、作業時間が多々発生してしまうためにどのお客様にもお願いの上、契約後と言うことでご理解いただいております。
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No.122「はじめまして湯山重行設計工房です」

今更ながら「はじめまして」というのもおかしいのですが
事務所での打合わせ風景をすこしお話したいとおもいます。

お客さまと私との出会いは
お客様が雑誌やホームページなどに目を通して何社か絞り込んだ末に
意を決してメールやお電話を頂くことからはじまります。

メールなどで時間を決めてからご家族で来所していただきます。
どの方も私に気を使われてか(笑)最初は少し緊張気味に来られるようです。
(お客さまの後日談によると)
ご主人のお仕事柄か土日が多いですね。

本来であればハウスメーカーの営業さんのように
伺ってお聞きするのが良いのでしょうが
仕事に対する取り組み方や雰囲気を味わっていただくためには
事務所に来ていただくのが一番と考えるからです。

事務所といっても、自宅の一部を使っているだけなので
とても狭いのですが。。

来所される方は丁度お子様が生まれる前で奥様のおなかの大きい状態や
すでに小さなお子様がいる状態、生まれたばかりの赤ちゃんなどで
打ち合わせは常に賑やかです。
打ち合わせに来られるたび、オムツの交換が発生する○○ちゃんなど
もいらっしゃいます。きっと、気が緩むのでしょう?
もちろん私は淀みない打合わせ力と平静を装い続けられる強い精神力を
持ち合わせているので極めて大丈夫です。(笑)

このようなこともあり、毎回の打ち合わせはお子様が飽き出す2時間程度
でしております。

2世帯住宅ともなると若夫婦とそのお子様と親夫婦となるのでかなり賑やかで
外から眺めるとまるで「サザエさん」のエンディングで出る家の様ですが。

No.022 「住まい方に個性が出てきました2」

クライアントはいつも裸だ。
なぜなら低血圧だからだ。
上で90くらいだ。
だから打合せは午後になる。
朝からハイテンションな私にはちょっとつらい。
なので暑いのが大好きなのである。
と、いうか暑くないとダメみたいである。
ハニーさんも(パートナーをこう呼んでいる。)夏の猛暑の時、
現場で「気持ちいい~」
と心から叫んでいた。

シンプルかつ合理的な家がお好みだ。
「倉庫」のような家にして欲しいがクライアントの口癖である。
錆びて朽ち果てて行く感じが欲しいともいう。
親を説得するために致し方なく個室を設けた。
基本的にワンルームである。
感覚をとても大事にするクライアントである。
外と中のつながり、自然とのつながりを大切にしたいので二階のデッキと二階フロアーはフラットにして大きな開口部で開放性を強調した。
天窓は透明ガラスにして雨のしずくを楽しむようにした。
窓を開けっ放しにしても雨が入ってこないように大きなひさしを出している。
雨のときも雨を楽しみたいからだという。

タバコが無二の友人だ。
二階の居間の床に直接置いたPCにうつ伏せになってディスプレーを眺めて
夜な夜なネットサーフィンを楽しむ。
左手にタバコを持って、
もちろん裸で…

でも煙は流しておきたいという。
そのための空気の流れを作った。
サーキュレーターも取り付けた。
大きな開口部をつけたのはいいが南側隣地の林から大量のモスキートの襲来に
逢うことを知った。

網戸で鉄壁の構えだ。

一階にはビリヤード台を置くことが決まっている。
ビールの自販機も置くそうだ。
あやしい秘密クラブの誕生か?
デッキには巨大プールかジャグジーを置くという。
そこが抜けないか一同心配している。

現場に新車のバイクでやってきた。
免許取立てなので
ヨロヨロしながらかえって行くクライアントの後姿に
大工さんと
「夢をいつまでも追い求めてますねぇ~」
とうなずきあってしまった。

私はそんな人の家が造りたいだけなのである。

建築家の日常でした。

No.002 「ダイハードハウスって何?」  

去年、建築したお宅は「ダイハードハウス」といいます。
ご夫婦と子供2人の4人家族です。ご主人は今をときめくシステムエンジニア夜は猛烈に遅い帰宅になります。奥様は専業主婦。当時の趣味はガーデニングでした。
元気なボクとおねえちゃんは打合せのたびに私にぴったり。
そんな家族の家は開放的で独立性が高い家になりました。

∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞土間空間∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞

玄関で井戸端会議や趣味のための作業が出来るようにと
土間のような大きな空間になってます。間口が1間(1820ミリ)
奥行きがなんと3間あります。横にはなが~い座れる下駄箱がおいてあり、子供達が土いじりして帰ってもすぐ洗えるように土間から直接洗面所に行けるようになってます。
見上げれば吹き抜けになっていて真ん中に螺旋階段が置いてあります。
1階はほとんどワンルームになっていてクローズドキッチンは奥様がPIAの書き物などで神経を集中させたいときやくつろぐための喫煙タイムを家族に邪魔されないように内側から鍵がかかるようになっています。

∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞独立部屋∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞

2階は家族4人おのおのの4部屋が確保されていてプライバシーを保ちつつ、真ん中の吹き抜けを介して窓から覗けるように工夫されています。
南側の2部屋は子供達に提供されていてロフトもそれぞれ3帖確保されています。ロフトには大きな窓がついておりそこからは屋上に出ることが出来ます。外部からは覗くことの出来ない秘密の屋上です。
奥様の部屋は6帖に大きめのウォークインクローゼットが付いていて収納力がアップされています。

∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞ダイハード∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞

そこで本題です。
実は最後のご主人は自分がゆっくりと家族に邪魔をされない部屋を希望しておりました。特に「子供に邪魔をされない、子供が入ってこれない部屋」をということで入口の無い部屋が出来上がりました。
設計者としては当然、今後の家庭環境の変化を考えると入口が無いことはデメリットでしかないのでその辺は何度も意思の確認をさせていただきました。入口が無い部屋=ドアの無い部屋となったわけですが子供にとって入口が無いように思わせればよかったわけである方法をとることによってその部屋に唯一侵入できる方法をご主人と一緒にあみ出しました。
階段を上がり2階にたどり着くと洗面化粧台のスペースが見えてきます。
そこに立てば上部からのハイサイドライトからの光が注ぎ気持ちよく洗面が行えます。同時にハイサイドライトまではしごが掛かり屋上のメンテナンスが行えるようになってます。
メンテの為にはしごを上ってゆくと横になにやら換気のためのガラリが
見えてきます。そのガラリが唯一、ご主人部屋に侵入できる進入路になっていたわけです。ガラリを開くと大人が這って歩けるトンネルスペースがあり、そこを過ぎるとめでたく到着となるわけでした。
あたかも映画「ダイハード」でブルースが通気口を辿っていくあのかんじです。
いかがですか?こんな家。





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